アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THIS PRESENT WASTELAND

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「例えどんなにつまらない映画があったとしても、批評する俺よりも映画のほうが上だ!たとえ映画がウンコでも、俺はそれをエサにしてしか生きていけないハエなんだ。批評することは簡単だけど、創ることは難しいぜ!」

By 江頭2:50 〜 自身の映画批評本出版に際して


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 もう連載が終わって随分経つが、ソレでもワタクシ的な「アイシールド21」の評価は俄然高かったりする。萌えないのが唯一にして最大のアレなのだが(笑)ソレでもココ数年読んだスポーツ系マンガの中ではダントツである。何が凄かったのかと問われたら「アメフトをネタにしていた」の一点に尽きるのである。御存知かと思われるが、アメフトというスポーツは日本じゃマイナーな上、ルールが非常に複雑で分かりにくい→マンガのネタとしてはこの上なく扱いづらい題材だからである。ソレをアメフト知らない人でも分かりやすいように描写して、ちゃんとマンガとして楽しめるように作ってある点がワタクシ最大の評価点なのである。コレ読んだ後、テレビでやってるNFLの試合が分かるようになっていたのは流石のワタクシもビックリだったのである(^_^;)


 で、あくまでワタクシが小耳に挟んだ話なので事実は何とも言えないが、聞いた話ジムカーナ人口の減少に歯止めがかからないそうである(^_^;)少子化による若者の減少、ココ最近のクルマ離れの加速、新陳代謝の不活性化(古いクルマほど軽いから有利になるため)など色々あるが、その他の原因として「起爆剤がない」って事だろうとワタクシは思うのである。今の日本サッカー界の盛り上がりの原因が「キャプテン翼」でサッカー始めた子供達が成人してサッカー選手になったからというのは有名な話であるが、その他「六三四の剣」で剣道人口が増えたり、あるいは「ヒカルの碁」で囲碁人口が増えたり、上記の「アイシールド21」でもマジでアメフト人口が増えたって話を新聞で読んだ事があるのである。


 ソコで、である。ジムカーナもマンガ化しちゃえばどうかというのがワタクシのアイディアである(笑)あの「頭文字D」の影響でAE86の中古価格が上がったのであるから、決してバカには出来ないとワタクシは思うのである。大学に合格したての仲良し4人娘が勧誘コンパで酔った勢いで自動車部に入部してしまって、そのまんまドサクサに紛れてジムカーナの大会にエントリーさせられてしまったというストーリーで、免許取得編、愛車購入編、スポーツドライビング基礎編という過程をマイペースでほのぼのとガールズトークを交えながら話が進んでいくってワケである(爆)タイトルはとりあえず「ろど☆すた」とか「らんえぼ!」とかにしといて、メディアミックスで大々的に展開すれば、クルマ人口もジムカーナ人口も増・・・クルマ人口と痛車人口は増えても、ジムカーナ人口は増えない希ガスのはワタクシだけであろうか(核爆)


 さて、よーやく余韻も冷めたことだし、約束どおりインプレの続きと移行。このゲーム、何故だか知らないが「最も感動したゲーム」ってランキングを行うと、大手メーカーの代表作に混じってトップ10にランクインすることで有名なのであり、ソレ故か某巨大掲示板じゃ良くネタになるのである。何ちゅーか、2Lの小排気量エンジンでサーキット記録の上位に食い込むインプ&ランエボとイメージがダブルのである(笑)

CLANNAD FULL VOICE

CLANNAD FULL VOICE

ホント今考えると、このゲームのイメージがインプ/ランエボと重なるのである(笑)小さなメーカーから出ている低排気量車だけど、大手メーカーも真っ青なぐらい徹底的に作り込まれているせいもあり、パワーと旋回能力は圧倒的で3L級の他車スポーツカーを余裕で食える。多分、時速200km/h以内の速度領域ならインプ&ランエボに敵うクルマなんぞ存在しないだろう。実際、2km級のサーキットやジムカーナなんかで上位に君臨するのは大概この2車種である。ソレと一緒で、恐らく"CLANNAD"に敵うギャルゲー&泣きゲーはほぼ皆無と言って良いぐらいに、このゲームの作り込みはハンパじゃないのである。


 が、欠点があるとしたら、ソレまたインプ&ランエボと一緒だったりするのである。ワタクシもサーキットでソレやったから分かるのであるが、流石のインプ&ランエボ時速200km/h超の世界になるとシャシーに不安定感が出てきたりエンジンの伸びが壁にぶつかったりするのである。同様に"CLANNAD"も「ギャルゲーや泣きゲーとしては超一級品だけど、もっと広い概念で"ゲーム"と捉えた場合はどうよ?」になってしまうのである。その世界になってしまうと、やはりアウトバーンで高速巡航することを念頭に置いた、強固なシャシーを持った3Lオーバーのハイパワー車/世界中のファンを念頭において精鋭スタッフを集められて、更に大掛かりな予算と世界的な販売網を駆使して作った大手メーカーのゲームの方が上だと思うからである。


 無論、日本みたいな狭い国で時速200km/hなんて一生に一度出すか出さないかだし、その分にはデジュール上インプ&ランエボでも十分であろう。が、デファクト上では所謂エンスージアスト達は使わないにも関わらず、ソレでもなお時速300kmオーバーのクルマに憧れる。今のワタクシにはその理由が分かる。同じ速度領域でも、ソコに到達するまでの余裕が全然違う。コレまたワタクシの経験上の話であるが、R35の時速150kmはGDBでの時速100kmよりも遥かに安定しているのである。時速200kmはもはや比べモンにすらならず、時速300kmの世界にGDBはどう逆立ちしても入れない。たとえ使う事がないとしても、コレが"懐の深さ"ってヤツの違いであり、その違いはR35か同クラスのクルマに乗った経験がなきゃ決して語れない。ソレを体験しないでこの手のスーパースポーツを語るなんて、正にすっぱい葡萄以外の何でもないっちゅー話である。


 言えば言うほどワケ分かんなくなるのでコレぐらいにしておくが、まぁそんなトコである(笑)確かに"CLANNAD"は面白かったが、テーマや世界観の深さという点では"メタルギアソリッド"シリーズの方が遥かに上だと思うのである。無論、ゲームに凝った含みを持たせないでシンプルに楽しむのであれば前者の方が上であるが、生憎ワタクシはゲーム暦が長いだけあって、ゲームに単純な感動以上のモンを求めてしまうって話である(爆)まぁ、ゲームにしろクルマにしろ"浅く広く"か"深く狭く"かは人それぞれなので、ソコんトコはロンマニアの方の各々の判断に任せるとしよう。だが、ワタクシは何時でも"深く広く"なのであるため(核爆)何時だって時間がナンボあっても足らない今日この頃であった。