アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

JAR OF FLIES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。なぜなら、彼らは小さな嘘は自分でもつくが、大きな嘘は怖くてつけないからだ」

By アドルフ・ヒトラー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 今日は珍しくネタに富んでいるので、忘れてしまわないうちに書いちゃうとしよう(笑)先日の話の続き、及び連休中の試乗ネタの総括である。昨日はS−AWCTC−SSTの事ばかり書いていて、肝心の他の部分が全然書けていなかった点が反省ポイントなのである(-_-;)まぁ、余計な前置きをダラダラ書かなければもっと書けたはずなのだが、ソレは愛嬌って事で(爆)でも、何らかんら言ってCZ4Aの試乗は面白かったのである。クルマそのものが面白かったのもそうであるが、何より担当さんがクルマに詳しい人だったので余計に話が弾むのである。先日「GR6\(^o^)/オワタ」とワタクシに言わせしめるぐらいのTC−SSTの変速レスポンスの速さであるが、担当さんに聞いたらこーゆー事だったのである:

R35に搭載するGR6型DCTであるが、実はアレ700馬力超にまで耐えられるように出来ている

が、その分個々の部品を頑丈に作らなきゃならなくなるため、結果部品が大きく重くなる

当然、変速スピードもレスポンスも落ちる

( ゚Д゚)マズー

TC−SSTの耐久性は、その半分の350馬力程度しかない

が、その反面GR6よりも部品が軽くて小さくなる

当然、変速スピードとレスポンスが上がる

(゚д゚)ウマー

という事である。またS−AWCについても面白い話が聞けたりする。CZ4Aに限らず歴代ランエボが異様なぐらい曲がる秘密は言うまでも無く電子制御の賜物だが、実はアレ「バランスが崩れた挙動を立て直す」だけじゃなくて「バランスを崩して挙動を作る」事によって曲がってるのである。コーナリングを色々試している時に担当さんが教えてくれた話である。曰く「コーナリングの安定度ならR35>CZ4Aだけど、コーナリングスピードはCZ4A>R35ですよ」だそうである。図に表すと:

R35の場合はこんな感じである。フロントミッドシップトランスアクスルレイアウトによって重心が後ろにある分、挙動が崩れにくい&崩れてもヘンテコな乱れ方をしないのが最大の長所である。ニュルアタックの映像なんかでR35が高速コーナーを安定して曲がれるのはこのためである。が、元々重量級(1.75トン)な上に重量物が二つに分かれているから、小さいコーナーじゃソレが仇になって曲がりにくいのである。んで、コレがCZ4Aのレイアウトである:

この様にCZ4A(及び歴代ランエボ)は重量物の殆どがアタマに詰まっていて、しかもソレが前輪軸より前にあるというバランスの悪い構造をしているのである。しかも直4エンジンだから重心も高い。そのネガを抑えるためにランエボの各種電子制御があるのであるが、不安定な状況を自在に制御できれば、むしろ安定した状態よりも更に速く曲がることが出来るっちゅー考え方も出来るワケであり、実際ランエボはソレをやっていたりする。ジムカーナやミニサーキットなんかでランエボが信じられない体勢から安定して曲がっているのはそーゆー事なのである。因みにGRB(及び歴代インプ)も同様の方法で、DCCDVDCを用いて挙動をコントロールしてクルマを曲げているのである。


 が、不満が無いワケではない。まずはエンジンであるが、何ちゅーか爽快感に欠けるのである(-_-;)同じ2リッター直4だったら、パワーは劣っていてもロードスターの【LF−VEエンジン】の方が回していて断然楽しいちゅーのがワタクシの感想である。パワーに対する耐久性を上げたからなんだろうが、何ちゅーか4B11は「重いモンが懸命に回ってます」的な印象がするのである(^_^;)コレ体験したあとだと、如何にGRBスペックCのEJ20が良く出来ているのかを痛感するのである。まぁ、エンジンの単価が違う(4B11もEJ20も約90諭吉)といえばソコまでだが、ワタクシは今でもVR38DETT(約350諭吉)マンセーである(笑)


 あと内装であるが、あのカエルの頭のようなメーターフードとダサさ全開のステアリングホイールは何とかしてほしかったモンである(-_-;)正直な話、アレのオーナーになったとして、毎回クルマ乗るたびにソレを目にするのは萎える(笑)あとコレはワタクシの体格ゆえだと思うのであるが、ドラポジがビシッて決まらないのもちょっと(^_^;)あとしつこいようであるが「後部座席と後部ドア( ゚△゚)イラネ」である。担当さんが冗談交じりに「後部座席ならCZ4Aの圧勝です(キリッ)」と言っていたが、喜んで不戦敗を受け入れよう(爆)やっぱ何ちゅーか、ワタクシは未だにガキの頃の憧れである2ドアクーペの亡霊に未だ囚われているのである。ソレが2台分の値段がしようとも、である。


 でもやっぱり、日本の国土には何らかんら言って300±20馬力のスポーツカーが一番シックリ来るっていうのが、ワタクシがGRBCZ4Aに乗った感想である。日本で一番多い1000m級のサーキットでも十分踏めて、且つスポーツカーとして使用頻度の高い高速道路やワインディングロードでも、その気になれば存分に踏んでゆける最大のパワーが320馬力だというのがワタクシの見立てである。正直な話、R35は何処に持っていっても確実に持て余すのである(^_^;)FSW本コースのホームストレートでガツンと踏んで、時速250km/hを過ぎた辺りから加速が鈍くなる。R35でパワー不足を感じる瞬間があるとしたら、恐らくコレしかない→つまり、ソレ以外のシチュエーションじゃ確実に踏めないことによる要求不満が溜まるのであるが・・・

         そだ   |-''ヽー---、 ヾヾヾ
         れが   |{{{ }}}))))ヽ、}|| l||i
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・・・のだからしゃーない(笑)何ちゅーか昨日も言ったように「クルマは萌えてナンボ」であり「"萌え"の前後に理由など要らない」のである(爆)クルマっちゅーシロモノは「走れるから好きになる」のではなく「好きだから走らせたくなる」モンなのである。だからワタクシはクルマやメーカーに対する個人的な好き嫌いは述べても、そのクルマやメーカーに対する他人の"萌え"を否定したりはしない。その否定論が正しいか否かではなく、ソレはクルマ好きとして余りにも無粋だからである。というワケで、今後も我が愛車との悪戦苦闘は続くであろうが、萌えがあれば何とかなると思っている今日この頃であった。