アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

BLACK GIVES WAY TO BLUE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「金持ちになりたくてバンドやりたいなら辞めろよ。金持ちになりたいなら、別のやり方が沢山あるでしょ。ロックンロールはね、簡単に金持ちにはしてくれないよ」

By 甲本ヒロト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 もう何ちゅーか「工工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」としか言い様の無いニュースが飛び込んできたのである。ワタクシが以前から全裸正座でワクテカしながら待っていた(笑)3月25日発売予定の「グランツーリスモ5」であるが、この度なんと【公式HPで正式に延期が発表された】っちゅー話である。まぁ、コレばっかりはしゃーないので風邪を引く前に早いトコ服を着て、引き続き「グランツーリスモ4」でもやりながら待つとしよう(爆)何ちゅーか、こーゆー状況に置かれると、つくづく消費する側のオタクって損だなぁと思ってしまうのである。無論、ワタクシには提供する側のオタクになれるほどの創造力なんぞ1ミクロンたりとも持っていない(核爆)


 そうそう、つい最近の話であるが、とあるロンマニアの方にこう尋ねられたのである、「ブログを見る限り、ロンさんの心の中には未だに六連星が輝いているのではないでしょうか?」と。その問いに対する答えは殆どのロンマニアの方は既に御存知かと思うが「イエス!」である。何らかんら言ってスバルはワタクシのカーライフの出発点であり、クルマの楽しさを学んだ教師でもある。どんなに遠く離れても人の心が常に故郷を向いているのと全く一緒である。だからこそ、ワタクシはスバルに対しては遠慮なく物申す事にしているのである。裸の王様に対して「貴方は裸です」って言ってあげる事がモノホンの愛国心だというのがワタクシの意見であるが、ワタクシはソレを忠実に行ってるだけの話である(笑)


 何ちゅーか、ワタクシはスバルというメーカーは気に入って入るのであるが、スバルを自分のアイデンティティーとは考えていないのである。スバヲタ連中が今の迷走しているスバルに対して何も言わないのは、スバルが自分のアイデンティティーだからである。ワタクシに言わせれば、連中は自分を「筋金入りのスバリスト」と呼ぶ事によって自己顕示欲を満たしているだけである。スバルというブランドが無くなったら、自分もスバリストでなくなる。だから連中はスバルに対して何も言わない。連中が愛しているのはスバル車ではなく、スバル車に陶酔する自分自身なのである。ワタクシがしたいのはクルマ話であり、お互いのボンネットを開き合っての自分自慢なんぞ真っ平御免だっちゅー事である。


 無論、ブログでは散々コケにしながらも(笑)ワタクシはスバルの実力は認めている。多分、日本の自動車メーカーの中で最も高いコストパフォーマンスの高いクルマを作っているのがスバルだと思っているぐらいである。正直な話、300諭吉のスバル車って他社の500諭吉のクルマと同じぐらいの走りをするのであるが、ソコまでなのである。ソレ以上のクルマに乗りたかったら、残念ながらスバルから離れるしか方法が無い。ワタクシがスバルを離れR35を選んだ理由が正にコレである。ワタクシがスバル車を愛する理由が他ならぬ"走り"であり、残念ながらスバルにはR35の走りに並ぶクルマは存在せず、且つワタクシには(ギリギリであったが/爆)R35の購入能力があった。ワタクシはスバヲタではないから、敢えてGRBを選ぶ積極的な理由が存在しないのである。


 そう、ワタクシだけでなく多くのクルマ好きがスバル車に求めるのは"走り"である。走らないスバル車なんぞ飛べないブタと同じである(笑)ココで「スバルは小さなメーカーだから」とか「スバルにはカネがない」という言い訳は聞きたくない。ポルシェもベンツも最初はカネがない小さなメーカーだったのであるが、唯一無二の走りを長年に渡って提供し続ける事で今の地位とブランドを築いたのは周知の通りである。そして、ソレこそがスバルが本来歩むべき道だとワタクシは思っている。スバルが今以上のクルマを作るための唯一の方法は「ブランドを築き上げる事」である。ブランドがクルマを作る&売るのにどれだけ影響力があるかは、この大不況の最中にもインプやランエボが売られ続けていることからも容易に分かるであろう。


 が、今のスバルは築き上げてる最中のブランドを捨て去ってまでも生き残りにかけようとしている。ンでもって、ワタクシはスバルの株主でもなければ、スバヲタ連中みたいにスバルに自己アイデンティティーを投影していない→つまり、走りを忘れたスバルには何の未練もないっちゅー話である。スバルが500諭吉で1000諭吉相当のクルマの走りを、700諭吉で2000諭吉相当のクルマの走りを提供できるのであれば、ワタクシはスバルに戻っても構わないと思っている。が、今まで通り300諭吉で500諭吉相当のクルマの走りしか提供できないのであれば、上記に示したように積極的にスバル車を選ぶ理由がないのである。で、ワタクシはスバルが好きで、スバルにはそーゆークルマを作るブランドになりうるだけのポテンシャルがあると知っているからこそ、新型レガシィをボロクソこき下ろすワケである(笑)


 スバルは優れたメーカーではあるが、決して最高のメーカーではない。ワタクシは欲張りだから、常に前進したいのである。そしてワタクシが前進した先には、残念ながら前方視野にスバル車は入っていない。つまりはそーゆー事である。将来のワタクシが未だにスポーツカーばかり乗っているか、落ち着いてセダンに乗っているか、あるいはオフロード趣味に目覚めてSUV乗ってるかは定かではないが(笑)ソレでもワタクシの視野にはインプレッサレガシィフォレスターも無い。ワタクシはスバル車好きではあるが、ソレ以前にクルマ好きだからである。スバルに今以上のクルマを望むのもそうであるが、ソレ以上に今のワタクシが後退しない事の方が遥かに大事な事のように感じてしまう今日この頃であった。