アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PETITIONING THE EMPTY SKY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「助言を求めたからといって、その人の偉大さが損なわれるわけでもなければ、無能になるわけでもない。助言を求めることは、思慮深さの証である」

By バルタザール・グラシアン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 思いっきり今更であるが、トヨタのリコール問題が凄いことになってるらしい。正直な話、ワタクシは今のトヨタには全く興味が無いから、本来ブログのネタにするまでもないどーでもいい話の一つなのであるが、ネタがないので取り上げるとしよう(笑)現在の豊田章男社長が就任した時に「今のトヨタ潜在的にヤバい」みたいな事を言っていたのであるが、今回の騒動はソレが表に出ただけだとワタクシは思っている。トヨタの無借金経営は実は「利益>長期借入金」って形のソレであり、ンでもって現段階では工場の稼働率が9割を超えて初めて利益が出る仕組みになってる。こーゆーギリギリのトコで利益出して会社を経営してるんだから、アクセルペダルみたいな大事なトコに欠陥が出たらシャレにならない事になるに決まってるのである。


 てゆーか、コストと品質という二律背反を突き詰めていったら何時かは限界が来るに決まっているのである。ワタクシが読んだ本によれば、質の悪いモンを安い値段で売るのは発展途上国、質の良いモンを安い値段で売るのがNIES(新興工業経済地域、または中進国)であり、良いモンを高い値段で売るのが先進国だという事である。で、トヨタのクルマ作りというのは正にNIES方式以外の何者でもないのである。20年前ならソレで良かったのかも知れないが、今は21世紀だっちゅー話である。国産メーカーの技術力は欧米のソレに十分追い付いてるだけじゃなく、今まで後ろにいたメーカーも21世紀の恩恵を受けて追撃を開始したからである。


 ワタクシが思うに、コレから安くて良いクルマはインドや中国や韓国といった、所謂"アジアンカー"に取って代わられるんじゃないかと思うのである。極論を分かりやすく言えば、150諭吉するカローラを5年乗るよりも、1年しか持たなくても【タタ・ナノ】を5台乗り継いだ方がコスパは上だからである。今はまだタタ・ナノの性能がアレだからアレなのであるが、技術的に追い付いたらどうなるかって話である。ワタクシは前々から主張しているのであるが、日本車は欧州のような先進国式の「高いけど良いクルマ」にシフトすべきだと思うのである。そーすれば、ワタクシも何時かは右ハンドルでメンテ性も良くて使い勝手の良い【911GT3】や【コルベットZ06】に乗れるようになるんだっちゅーワケである(笑)


 まぁソレはさて置き、今まで散々ネタにしてきてアレであるが「スポーツカーって何だろう?」というのがワタクシの数ある疑問の中の1つだったりする。てゆーのも、メーカーそれぞれで解釈が異なっているうえ、文献で調べてみても曖昧なことしか書いていないのである。ンでもって、ダメ元で某巨大掲示板覗いてみたら、予想通りとはいえ荒れていた(笑)というワケで、誰も作らないのであったらワタクシが勝手に作っちゃうとしよう(爆)

過眠症医師ロン的スポーツカーの定義:

日常的な使用域を超えた状況(時速180km以上での高速巡航、サーキット等でのスポーツ走行など)における走行を能動的に行えるようにデザイン及びチューニングされたクルマの総称

という風にワタクシは捉えている。よく「インプやランエボは4ドアだからスポーツカーじゃない云々」という議論がなされるが、走行性能から見れば答えは明確である。とはいえ拡大解釈しすぎると、今度はサスを心持ち固めて太いタイヤ履かせただけの「なんちゃってスポーツ」までも含まれてしまう。ソコで「日常的な使用域を超えた状況」って条件を付けることで、スポーツ性能を定義に含めたワケである。


 で、スポーツカーの定義で話される「スポーツカーは2ドアで云々」「軽くなけりゃスポーツカーじゃ云々」って意見も少なくはないため、更にソコから狭義のスポーツカーという意味で"ピュアスポーツカー"を定義しているのである:

過眠症医師ロン的ピュアスポーツカーの定義:

狭義の意味でのスポーツカー。スポーツカーの中でも走行性能の追求に更に特化しており、より積極的且つ快適に非日常的な領域での走行を可能としたクルマの総称。そのために以下の条件を満たしている事

  1. その車種専用のプラットフォームから作られており。エンジンや駆動系統といった主要コンポネンツも全て専用設計となっている
  2. 低車高、幅広ボディ、大型扁平タイヤ、徹底した軽量化、空力重視のスタイリング、剛性確保目的の2ドアボディーなど、走行性能を追求したデザインになっている
  3. 重量配分や重心位置が重要視されるため、人や荷物の搭載能力や快適度は基本的に低い
  4. 駆動形式はRWDか4WDで、ミッションは3ペダルMTか2ペダルMT

こーゆー風に分けることにより、上記の原理主義的な意見も取り込むワケである(笑)この二つの定義に則れば、上記の「インプやランエボは4ドアだからスポーツカーじゃない云々」に対してのワタクシの答えは「インプやランエボはスポーツカーであるが、ピュアスポーツカーではない」なのであり「ロードスターS2000はインプ&エボよりも遅いけどピュアスポーツカー」なのである。無論、どっちがいいかというのはあくまでオーナーの主観によるモンであり、ソコんトコはワタクシの関与する領域ではないので悪しからず。ただワタクシは独りモン&インドア派&凝り性なので、ピュアスポーツカーでも何ら生活に困る事はないっちゅー話である(爆)さて、ムダ話もちょっと度が過ぎたようなので、さっさと締めるに限る今日この頃であった。