アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SMELL THE MAGIC

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「新しいものは半分の人がノーと言うし、そうでなくては新しくない」

By 川久保玲


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ゲームの定義

 ゲームとは何か?ワタクシの答えは「プレイするために主に自身の直接の能力を要する遊び」である。つまり自分自身が持つ判断力、体力、集中力、耐久力、知力、統率力といったモンを活用して目的を達するモンを、ワタクシは「ゲーム」と称するのである。だから【ポケモンGOはゲームなのか?】と問われたら、ワタクシは「ゲームである」と答える次第である。何故ならポケモンGOポケモンを集めるために足を使って探さなきゃいけないし、ソレを育てて戦わせる要素も自身の直接の能力を要するから、コレまたゲームの定義に適合するのである。だからギャルゲーやエロゲーも紙芝居だの何だの言われてるけど、選択肢を選ぶ判断力を要する時点でギリギリだがゲームなのである(笑)


 そ、コレは即ち「ガチャがモノを言うソシャゲーはゲームに非ず」という事である(笑)レアカードを得るためのカネは直接的な能力ではないし、ソレを得るための運も直接的な能力じゃないからである。だからワタクシ的な見解としては、パチンコやスロットはギリギリだけどゲームじゃないのである。でもって「ゲームじゃない」ってトコに、コレ等がウケる理由があるんじゃないかとワタクシは考えるのである。ソレは「直接的な能力が無くても勝てる」ってトコである。ソレが無くても勝てちゃうから、ソレが無いヤツ、ソレに自信が無いヤツが飛びついてくるし、ソレでしか勝てないから他の遊びに移行する可能性も低い。ホント、ダメ人間製造機な遊びである┐( -"-)┌


*Xデーがやってきた

 さて本日は、ニッポンのスポーツカー史に新たな1ページが刻み込まれた日である。そう【新型NSX】の発売日である。コレは今まで散々話題にしていたのであるが、今回発売と共に詳細が明らかになった&今日は他にネタも無いので、この話をしようジャマイカ(笑)まず最初にワタクシが気になったのは、やっぱ肯定的な記事の少なさである。9年前のR35初登場の時は「コレはヤベェ」とか「絶対乗るべし」っていう激推しの記事も多いが「乗せられてる希ガス」とか「上質さが足りない」とかいう批判記事も多く、ソレでメチャクチャ盛り上がってた記憶があるのだが、この新型NSXにはソレが無いのである。推し記事も推しが弱いし、批判記事も殆ど無い。故にワタクシは勘繰ってしまうのである( ̄〜 ̄)


 ワタクシがこのクルマに惹きつけられた一番の理由は「夢があるから」である。ワタクシは速いクルマには幾つか乗ってきたが、クルマってただ速いだけじゃやっぱダメなのである。同じホンダの現行シビックTypeRが良い例であるが、タイムをムリヤリ出すために太いタイヤを履かせパワーをトコトン上げてエアロパーツを色々付けて、その結果アンダーステアが強い&トルクステアが出まくる&見た目がゴテゴテしててカッコ悪い&普段使いや雨天時に差し支えるなど、速いけど歪なのである。人を5人乗せられて、荷物も積めて、尚且つ速い。確かに「出来るだけ多くの人に売って利益を出したい」っていう現実問題を考えると理解できんでもないのだが、ソコには夢が無いのである。



 夢とは何かって言うと、答えは「速く走るために徹底的にムダを削ったクルマ」である。重心を下げるために車高も座位置も思いっきり低くして、空力を良くするために車高を低く床をフラットにして、重心位置を最適化するためにエンジンは縦置きミッドシップにして、軽量化の為にアルミとカーボンを多用した専用シャシーを用いる等々。そういうクルマは速いだけでなく余計なムダも少ないから、歪さが殆ど無い。そういう機械としての機能美の追求こそ、ワタクシはクルマにおける夢だと思うのである。でもってワタクシが見る限り、NSXって車種は先代もそうだったけど、ピュアスポーツカーの中でも際立って純度が高い。ソコがワタクシ的にツボなのである。


*夢vs現実

 ただ現実的に見てみると「ちょっとなぁ〜(´・ω・`)」って部分が少なくないのである。R35みたくスカイラインと同じラインで作ってない&流用してるモンが殆ど無いせいか、2370諭吉という車体価格だけでなく、各種オプションももれなく高いのである(´ヘ`;)オプションのカーボンパーツを諸々付けて、その上モデューロとかのスポーツパーツも付けたら、余裕で乗り出し3000諭吉オーバーである。まぁ何ちゅーか、ホンダは元々ワタクシみたいなギリギリでスーパースポーツ乗ってるヤツはハナッから相手にしてないのであろう(笑)ソレこそフェラーリとかランボルギーニだとかを何台も所有してるような人が「面白そうだから」で買ってく事を狙ってるのであろう。


 あとワタクシがまだ見極めてるのは「実際にサーキット走ってみてどうか」である。断言しても良いが、この手のクルマは街乗りオンリーじゃ絶対に持て余すからである。ステータスとして所有して、見せびらかしてチヤホヤされてソレで満足ってのなら話は別だが、生憎ワタクシは骨の髄までクルマを味わないと気が済まない変態である(笑)つまり満足にサーキット走行ができるか否かがワタクシの評価ポイントであり、ワタクシがR35やポルシェを高く評価する理由でもあるのである。だから実際に走ってみた人の生の声だとか、或いはサーキット走行に特化したタイプRがでるか、ソコがキモなのである。さて酸っぱい葡萄の話は読んでも書いてもアレなので(爆)さっさと寝るに限る今日この頃であった。