ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「世界の冠たる商人たちは、決して"ギブ・アンド・テイク"などとは言わない。彼らのモットーは"テイク・アンド・アスク・フォーモア"である。つまり取った上で"更にもっとよこせ"というのである。これなら儲かる」
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
何ちゅーか、最近のラリーカーは見てて面白くないのである。ラリーそのものは面白いし、衛星放送でWRCドライバーのドラテクを堪能させてもらっているが、肝心のマシンが面白くないのであり、そしてワタクシはドライバーよりマシンを愛すヘンタイだっちゅー話である(笑)FFレイアウトのハッチバック。ハッチバックが悪いとは言わんが、何ちゅーかワタクシはハッチバックのラリーカーに美しさを感じないのである(^_^;)まぁ、こんな事を気にするヘンタイはワタクシぐらいなモンだといっちゃソレまでだが(爆)ワタクシの中にある「カッコ良いラリーカー」ってのは、やはり市販車状態のクルマ+αで走ってる姿がソレなのである。GT300に例えればRX−7やガヤルドやZ33はOKなのであるが、カローラやレガシィはNGといった感じである。
懐古主義といっちゃソコまでだが、古くは【ランチア・ストラトス】とか【フォードRS200】とか、比較的最近のだとGC8/GDB時代のインプとかである。この辺りがラリーカーとして出てきても市販車とのギャップがないから、ソレがラリーフィールドを駆け回る姿をすんなり受け入れられるのである。が、ハッチバックはワタクシ的にNGなのである(-_-;)例えるなら、エプロンしてサンダル履いた下町のオバちゃんが、ママチャリ乗ってサーキットを走ってるようなモンである(笑)ハッチバックって基本的に荷物と人乗せて街中走るためのクルマなんだから、ソレがラリーフィールドを走るってのは違和感を感じるのである(^_^;)
まぁ、ワタクシのヘンタイ的嗜好は99.99%のロンマニアの方にはどーでもいいので、話を続けるとしよう(笑)今日は更新が遅れてしまったのは、アマゾンから届いたブツをジックリと鑑賞して感動の余韻に浸ってしまったからである:
- 作者:大暮 維人
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: コミック
- 作者:椎名 高志
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: コミック
確かについでに買ったのは事実であるが、流石のワタクシでもコレで感動して余韻に浸るほど人間出来ちゃいない(笑)コレが件のブツである:
いやぁ、ホント久しぶりに良いドキュメンタリーを観たのである。ハードロック/ヘヴィメタル属性のあるモニター前のロンマニアの諸君、m9っ`Д´) 例えアンヴィルを知らなくても、ロック/メタル好きならコレに感動する事請け合いナシである。この作品は1978年に結成されたカナダのアンヴィルに密着取材したドキュメンタリー映画なのであるが、あらすじを説明するのは面倒くさいので動画で代用するとしよう(笑)
いまや伝説となったスーパーロック'84イン・トーキョー。日本初のHR/HM系の野外フェスティバルだという事もそうであるが、一番凄かったのは何といってもそのメンツ。何せ参加したメンバー(ホワイトスネイク、マイケル・シェンカー・グループ、スコーピオンズ、ボン・ジョヴィ、アンヴィル)が後にビッグネームになったのである・・・アンヴィルを除いて、であるが。この映画はそんなドン底の中でもひたむきに音楽をやり続けるアンヴィルの姿を写したモンなのである。
が、映像に出てくるアンヴィルのメンバーからは、そんな悲壮感が全くないのである。ツアーに出たらトラブルに巻き込まれて、プロモーション不足で折角訪れた会場には観客がまばら&プロモーターはカネを払わずばっくれる始末。当然、ツアーに出ても全くと言っていいほど儲けにならない。オマケにこの時点でアルバム契約が無い&全く得られない状況であり、レコーディングするカネすらない。フツーのミュージシャンだったらとっくにケツまくって逃げてるような状況でも、メンバー達は笑っているのである。観客が指で数えるぐらいしかいなくても全力で演奏し、ファンに対して精一杯のサービスをする。勿論、嬉々としながらである。ソレが84年以降落ち目になってから20年以上も続けていたと考えると、もうその時点で気が遠くなりそうである。
アンヴィルが売れなかった理由は簡単である。彼等が不器用だからである。自分が好きなことしかしない&出来ないし、周りに合わせて妥協する事も出来ないから、結果落ちこぼれてしまったのである。でも、アンヴィルのメンバー達は音楽を止めない。理由は簡単、彼等は自分のやってる事を心から愛しているからである。例え周りから理解されなくても、自分たちの音楽を愛し、その道を徹底して突き進む。そんな彼等だからこそ極少数だけど熱狂的に支えるファンが存在し、家族が全力で彼等を支えてくれる。上記で「何故落ちぶれてからも20年以上音楽をやり続けてきたのか」の答えがコレである。
アンヴィルは自分を愛してくれている人に報いたいがために音楽をやってるのである。アンヴィルを熱狂的に愛してくれるファンために全力で演奏して、アンヴィルを全力で支えてくれる家族に恩返しをするためにロックスターになろうとしている。でも、ファンや家族は決してアンヴィルにビッグになってくれとは言わないのである。ファンも家族もアンヴィルは音楽をやってる瞬間が一番輝いていてることを何よりも知っているから、成功しようとしまいがアンヴィルにはずっと輝いていて欲しい。カネも無ければ名声もない。でもソコには確かな「愛」があるのである。何ちゅーか、この映画のテーマが分かったときの感動を言葉で表す事は困難なので・・・・
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何時ものようにAAで(笑)何ちゅーか、カネと名声をこの上なく得ても、たった一つの"愛"が得られなくて身を滅ぼしたアーティストが如何に多いかを考えると、ある意味アンヴィルは不幸なバンドであると同時に、ヘタしたら何処のバンドよりも幸福だったとも言えるかも知れないのである。多分、アンヴィルはこの先も売れない&ロックスターにはなれないであろう。でも、例え売れなくとも、彼らは愛する人達に囲まれて音楽をやり続けることは間違いない。語りたい事はまだまだあるのであるが、今日はもう遅いのでコレぐらいにしようと思う今日この頃であった。