アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ZEN ARCADE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「自分にとってオタクの部分を、ビジネスや職業から切り離しちゃいけないと思うんです。こだわりが半端だから、ビジネスにならないんです」

By 古舘伊知郎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ニュル北の壁

 勿論リアルでドイツのニュルブルグリンクなんか行けるワケないから(笑)言うまでもなく「グランツーリスモ5(以後GT5)」の中での話である。発売から既に4ヶ月も経っているのであるが、未だに飽きずにプレイし続けているワタクシが居るのである。根暗と言われればソコまでだが、オンラインでワイワイガヤガヤと皆で楽しくレースをするよりも、一人でコツコツとフリー走行でタイムを縮めるのが好きなのである。何せワタクシがクルマの運転始めたのが30歳&モータースポーツ始めたのが32歳→運転暦もクルマ暦も絶対的に浅いから、バーチャルとは言えど色んな車種に対する経験は貴重なのである。ホントはリアルでクルマを乗り回すのが一番なのであるが、そんなコネもカネも無いのは周知の通りである(爆)


 GT5収録コースの中でワタクシが一番好きなコースを挙げろと言われたら、ワタクシは即座に「ニュルブルグリンク北コース(以後ニュル北)」と答える。R35乗りにとっての聖地であるのもそうであるが、走っていて飽きないのである。低&中&高速コーナー、ヒルクライムダウンヒル、スムーズ&バンピーな路面。公道で考えうるありとあらゆる全ての要素が1周20.8km&73のコーナーに詰まってるのである。そんなニュル北を様々な車種で攻めるのが今のワタクシのマイブームなのであるが、やっぱメインは我が愛車であるR35によるタイムアタック、打倒Sオーナーである(笑)・・・・のだが、未だに7分45秒を切れないまんまである(^_^;)一方、Sオーナーの方はといえば:

バーチャルよりも路面状態の悪いリアルのニュル北で、ワタクシよりも遥かに良いタイムを叩き出していたりするのである( ̄ロ ̄;)リアルで接してきてSオーナーのドラテクと博識さを知っている&バーチャルとはいえR35でニュル北を走ってて、且つリアルR35をサーキットで振り回しているワタクシとしては、このニュル北アタックのマシンコントロールが如何にシャレになっていないかが良く分かるのである(^_^;)何ちゅーか、武道で言うトコの「守」からは当分抜けられそうにないのである。


エヴァまどマギとFT-86

 話は変わって、どーやら【トヨタFT86は予定通りなら今年末に出るのは確定っぽい】ようである。勿論ワタクシとしても興味はある。素性が良さげな基本構造。2リッター&NA&FRというシンプルだけど鉄板なレイアウト。ソレに250諭吉という価格設定。ドラテク習得目的に筑波1000やジムカーナをメインにしたセカンドカーとしては理想的ではある。因みに動画はコレ:

賛否両論あると思うが、ワタクシは「FT-86は売れる」と予想している。1つ、コンセプトである「2L&NA&FRの安価なクルマ」ってシロモノが世界的に見ても希少だという事。2つ、白物家電的クルマの旗本的存在とも言えるあのトヨタが満を持して大々的にアピールするぐらいであるから、損得勘定もマーケティングも既に練りに練られているだろう事が予想されるからである。


 ワタクシもこのFT-86が売れて、ソレをキッカケに80年代後半〜90年代前半のようなクルマ人気が盛り上がることを切に願う一人である。ただし「リア充にも売れていれば」の話である。一般社会に広く受けられた「新世紀エヴァンゲリオン」や「美少女戦士セーラームーン」と、盛り上がってるにも関わらずアングラなままの「けいおん!」や「魔法少女まどか☆マギカ」の違いは何処にあるのか?答えは「オタクでない人にも支持されていたか否か」である。フツーの職場でフツーの立場に就いていて、社内外でもフツーの交友関係を築いていて、趣味や嗜好も極めてフツー。そういう人達にFT-86が支えられてこそ安定したクルマ人気が再度もたらされるとワタクシは思うのである。


*オタク趣味の限界

 オタクだけに支えられる趣味や商品の何が問題なのか。問題は趣味や商品にあるのではなく、ソコに集うオタクに問題があるのである。一昔前にゲームで「バイオハザード」シリーズと「メタルギアソリッド」シリーズが登場し、そのリアルな銃器の再現に魅せられて、ソレをキッカケにちょっとしたサバゲーブームが巻き起こったことがあり、かく言うワタクシもその一人である。が、ブームはあっという間に収束し、ブームをキッカケに集まった人は去っていき、従来通りの少数のオタクだけが集うマイナー趣味に逆戻り。どーゆー事かと言うと・・・・

ブームが起きて、従来オタクしか居なかった世界に新参者が入ってくる

趣味は一人だけじゃ楽しめないから、否が応にも周囲の人(この場合オタクが多数派)とやる事になる

ところがオタクって人種はコミュ力が低く、排他的で知識的に傲慢なヤツが少なくない

数は力なのであるから「オタク>フツーの人」の状況じゃオタクのルールがモノを言う

コミュ力がフツーの新参者は当然オタク連中と相容れられず、自然とその趣味を去っていく

残るのは従来のオタク連中か、同じ気質を持つ新参者だけ

コミュ力の低い連中は仲間意識も薄いから、簡単に仲違いしたり分裂したりする

内部でやってるヤツのモチベーションが上がらないから、少数でも盛り上がる事無く惰性で続くだけ

規模も小さく盛り上がらない&先細りしてくだけだから、マーケットも自ずと縮小する

( ゚Д゚)マズー

・・・つまり、こーゆー事である。サバゲーに限らず、今のチューニングカー市場もこんな感じではないであろうか。見た目からして悪くて、挨拶もマトモに出来なくて、余所者に対して冷たく、趣味内外の世界観が狭く、非常識な輩も少なからずいる。そんな連中が日常的に巣食ってるチューニングショップに自分の愛車を任せたり、クルマ話で楽しく盛り上がれるのかって話である。というワケで、ワタクシはFT-86がフツーの人に受け入れられるクルマであることを願ってるのである:

オタク以外にもにも広く受け入れられて、フツーの人が大量に参入してくる

今度はフツーの人も多いから、自ずとフツーのコミュニティーが出来上がる

フツー勢力が確立されれば、オタク勢力がのさばることはない

コミュ力や常識のある人達がシーンの中心に立てば、自ずと業界は健全化する

健全化したシーンにより敷居が低くなり、フツーの人がより参入しやすくなる

数は多くなれば参加者のモチベーションも自ずと上がるから、マーケットも大きくなる

(゚д゚)ウマー

・・・・という感じである。金属バットで人を傷つけても野球はお咎めなしなのに対して、エアガンで人を傷つけたらサバゲーは叩かれる。コレは「野球だから」とか「サバゲーだから」ではなく、中でやってる連中の問題なのである。野球やってるヤツは所謂リア充コミュ力も常識もフツーにあるとみなされてる→事件があっても人間的には無問題と捉えられるのであるが、サバゲーやってるヤツはコミュ力や常識に欠けるオタク共→人間的に問題があるから危ない道具なんぞ持たせられないって世間は考えるのである・・・・

・・・( ´д`)はい?

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      |お前が|     |お前が|     |お前が|
      | 言うな| ∧∧ . |言うな | ∧∧ .|言うな | ∧∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      〃 ̄ ̄∩ ゚Д゚)〃 ̄ ̄∩ ゚Д゚) 〃 ̄ ̄∩ ゚Д゚) < 全員一致でお前が言うな!!
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       |        ロンマニア有志内お前が言うな認定委員会          |
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・・・まぁ、経験者だからこそ分かる経験談と言うことで勘弁してもらえないであろうか(笑)みんカラやってると「スポーツカーが売れない。国が悪い、社会が悪い、マスコミが悪いヽ(`Д´)ノ」と愚痴をこぼす人が少なくないが、ワタクシとしては「まずはテメェの姿を鏡に映してみて、胸に手を当ててシッカリ考えてみろ」である。ショップやサーキットやオフ会に集う人達がモノホンのガチ紳士淑女だったら、スポーツカーは当の昔にハイソになってるはずである。そうならないって事は、つまりそういう事である。さて、再度「お前が言うな!」と言われる前に(爆)さっさと撤収するに限る今日この頃であった。