アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

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 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「幸福よ、人々はお前を盲目と呼び、飽く事無く苦情を言い続けるだろう。だが最後にはこう問い返してやるがいい。そちらこそ本当に物を見ることができるのかと」

By クリスティアン・フリードリヒ・ヘッベル


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*クレーマー虎の巻

 サービス業という仕事に就いてると、否が応にもクレーマーと呼ばれる人種と応対しなきゃならなくなるのである( ̄〜 ̄)一応ワタクシの生業もサービス業見たいなモンだから、当然この手の人種とハチ合う事もあるのである(^_^;)無論、正しい意味でのクレームは真摯に受け止める必要がある事は言うまでも無いが、稀に悪意に基づいたクレームもあるのである。でもって、ワタクシ流の悪意クレーム対処術は以下の通りである:

  1. 誠意を以って接する。少しでも態度に問題があるとソコを徹底的に付け込まれる&言い訳が難しくなるので、ムチャクチャ言われても腹を立てて言葉を荒げてはいけない
  2. ムチャな要求は絶対に飲まない。面倒くさいからって例外的に処置しちゃうとソレが前例となってしまい、以後同じ方法で「前はおkだったじゃないか!」って付け込まれるから
  3. 凛として対応する。どんなにムチャクチャ言って脅してきても平然と対応し「そんな事してもムダだ」って事を相手に示す
  4. 万が一に備え記録を残しておく。この手の輩は平気でウソをついたりするので、形として残せれば身を守れる

とまぁ、こんな感じである。はい?( ・ω・)事が終わった後、ソイツが周りに言いふらしまくったらどうするんだって?ワタクシの経験上、ソコんトコはほぼ無問題である。大概こういうヤツってのは周りにも素性が割れているか、同じ穴のムジナしか友人知人がいない。だからある事無い事言いふらされても、風評被害は殆ど無いのである。


 じゃあもしも、職場や上司が謝罪するよう命じてきたらどうするかって?もしそういう事があったら、そんな職場はとっとと辞めちまうが吉である。というのも「そういう下衆なヤツに媚を売る職場=その程度の人間相手に商売してるブランド力皆無のレベルの低い職場」だからである。そんな職場、早かれ遅かれダメになる事必至だからである。だからワタクシは、クレーマーに屈しまくるメーカーの商品やサービスは基本買わない事にしているのである。国産大衆車だとか地上波テレビなんかが良い例であるが、クレームを受けない事ばかり考えて、結果毒にも薬にもならない超退屈なソレしかラインナップになくなってしまうのである。


*思い出のロボットアニメ

 話は変わって、ワタクシはアニメを殆ど観ないが、アニソンだけは結構よく聴いていたりする。言い換えるなら”アニソン”ってジャンルの音楽が好きなのである。何ちゅーかロックと一緒で、アニソンは「自由に演ってる」って雰囲気があって、ワタクシはその自由な雰囲気が好きなのである。ただ何ちゅーか、今時のアニソンは「良いな」って思う曲は結構あっても、ガツンと心に響くモンが殆ど無い希ガスのである(^_^;)まぁワタクシもいい年こいたオッサンなんだから当然っちゃ当然であるが(笑)やっぱワタクシがガキの頃聴いてたアニソンのがガッツリと心に残ってるのである:



無論今時の曲も良いと思うのだが、やっぱカラオケとかで全身全霊こめて歌いたくなるのは、この時代のアニソンなのである。何も知らなかったガキの頃の記憶だからバイアスかかって美化されてるのは承知の上だけど、やっぱこの頃のアニソンのが歌い手も楽曲も上だと感じてしまうのである(^_^;)ソレが何時の間にかアニメというコンテンツが有名になって、ドラマ同様にタイアップって概念が生まれてきて、ソレに合わせて「その作品に最も合った曲と歌手」じゃなくて「話題性のある歌手に曲を作品にあてがう」って変わっていって、そこからアニソンがガッツリ心に残らなくなった、そんな希ガスのである(´・ω・`)


*クレームvsブランド

 話は元に戻って「何故今時のニッポンはココまでクレームに弱くなってしまったのか」って疑問の答えが分かってきた希ガスのである。ソレは「ニッポンのコンテンツにブランド力が無いから」である。例えばベンツやフェラーリに対しアホなクレーム入れるヤツが居るだろうか?多分少数ながら要るんだろうけど、居たとしても「お前さんみたいなアホに売るクルマはねぇ( ̄へ ̄)お前さんが居なくなっても、バックオーダーは山ほど抱えてるんだからな( ̄ー ̄)」でお終い。そもそもアホ向けに作られた商品じゃないんだから、アホがいくら騒いだって痛くも痒くもない。コレがブランドの力だとワタクシは思うのである。そういうトコの商品は、ほぼ確実に妥協ナシだから面白いのである。


 そう、ブランド力が無いと、こういうアホ相手にしても売り上げを出さなきゃならなくなるのである。でもって残念な事に、ニッポンの企業は「アホ相手にカネを巻き上げる美味さ」を知ってしまったのである。ソシャゲー然り、握手券云々然り、バラエティー番組然り、パチンコ然り。アホは煽てるとカネをガンガン使ってくれるから、ある意味優良顧客だと言っても差し支えないのである:

アホに媚びたサービスを展開する

アホが集まってくる

マトモな顧客が去っていく

アホが占める割合が更に増えるから、益々アホ向けになっていく

以後繰り返し

( ゚Д゚)マズー

ってな感じに、一度アホに妥協すると、悪循環にガッツリ入っていくモンなのである。でも残念な事に、今のニッポンは他の先進国同様、貧富がクッキリ分かれる格差社会に移行しつつあるのである。世知辛いと言っちゃソレまでだけど、でもこの流れは止められそうにない今日この頃であった。