ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「人生の三大不良債権は、専業主婦と子供とマイホーム」
By 森永卓郎
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*不良の不良による不良のためのクルマ
商売やってたりサービス業に従事してるロンマニアの方も少なからず居ると思うし、ワタクシの生業も似たようなモンである。さて、そんな貴方がたは、DQNやマイルドヤンキーとかを顧客にしたいと思うであろうか?ワタクシの答えは「ノー」である。そういう顧客を大勢抱えるとトラブルが起こり易いのもそうだけど、ソレより何より「ブランド価値が落ちる」ってのがデカいのである。そりゃ「DQN御用達」「マイルドヤンキー御用達」なんてレッテルを貼られたら、真っ当な顧客がソレを欲しいと思うであろうか?当然ノーである。無論、客としてきた場合はサービス業の常として拒絶せず全力でサービスするが、メインターゲットにする事は決して無いってのがワタクシのスタンスである。
が、この広い世の中においては、敢えてそういう客をターゲットにする世界的大企業があったりするのである(^_^;)この度トヨタが【新型アルファード】&【新型ヴェルファイア】出してきた時は「いくら商売だとはいえ、ソコまでやるかフツー( ̄Д ̄;)」って唸ってしまったモンである。先代も相当アレなデザインだったが、今回のは更に磨きをかけてきたからである:
何ちゅーか、もう如何にもDQNやマイルドヤンキーとかが、体液を全身の穴から激しく噴射させて喜びそうなデザインである(笑)ソレに加え【このやる気満々のカスタマイズその1】【その2】まで用意してあるんだから、トヨタが大マジでこの層の客を狙いに行ってる事が良く分かるってモンである。
*休刊スーパーバトル
何ちゅーか、トヨタの商魂には改めて脱帽である(^_^;)ソコまでしてでもトップシェアの座を守りたいのかっちゅーか、ソコまでやるからトップシェアの座についたんだっちゅーか、まぁ何れにせよワタクシはミニバンに興味を持つ事は無いだろうし、ましてや買うなんてのは以ての外なんで、話を変えようジャマイカ(笑)
筑波2000のスーパーバトル特集は毎年見てるのだが、回数を重ねる度に「あぁ、4WD最速の時代はホントに完全終了したんだな」って実感させられるのである( ̄〜 ̄)あと新車が86/BRZとVABしかないってトコが、昔を知ってるワタクシとしては寂しい限りである。あと他の記事でワタクシ的に気になるのが、この【R35サイズのADVAN A08B】である。何せ純正はバカ高いんで、コレが使えるのならば考えんでもないのである。
AUTOCAR JAPAN 2015年 03 月号 [雑誌]
- 発売日: 2015/01/26
- メディア: 雑誌
長年愛読してきたコレであるが、実は今号を以って紙書籍版は休刊になってしまうのである。ニッポンの雑誌にはないイギリス人ならではの評論が面白かっただけに残念(´・ω・`)・・・と言いたいトコであるが、今後は【公式HPに移行する】ので、ソコんトコは殆ど問題無いのである。この前も【Option2誌が休刊した】&ニッポンにおける電子書籍の普及が然程じゃない事を考えると、やっぱニッポンの出版は大変なのであろう(´ヘ`;)
*ブランド分けの意義
上記の新型アルファード&ヴェルファイア見ると、何故トヨタがレクサス作ったかが分かった希ガスのである。ソレはズバリ「ブランドを気にする顧客を切り離すため」である。高級車を買うような顧客ってのは、ブランド価値を思った以上に気にするモンなのである。フェラーリが2000諭吉以下のクルマを決して作らんのも、ロールスロイスやブガッティが身元調査をパスした顧客にしかクルマ売らんのも、つまりそういう事である。そういう顧客からすれば「DQNやマイルドヤンキー御用達ブランドと同じ」ってのは、すんごく受け入れ難いモンだと思われるのである。ワタクシだって「ロンさんのクルマって、オタクが痛車のベース車両に良く使ってるアレですよね」なんて言われたら、0.0001秒で中古屋へ向かうであろう(笑)
そういうブランド価値を気にする顧客をレクサスの方に引っ張ってけば、DQNやマイルドヤンキーをトヨタで相手する分には問題無いのである。だって言っちゃ悪いが、トヨタ車を買う人の大多数が、トヨタのブランド価値を気にしてるとは思えんからである。トヨタ車を選ぶ顧客が一番重要視してるのは「安くて使い勝手が良くて壊れないクルマ」であり、ソレ以上でもソレ以下でも無いからである。以前ワタクシが発売されて間もない86試乗しに行った時も、トヨタディーラーの人から「R35のオーナーさんがウチに来るとは予想外だった」って言われた事がその証左である(笑&実話)だからインフィニティやアキュラがニッポン展開するのも時間の問題であり、R36GT-Rはインフィニティブランドで売られる。そう予言する今日この頃であった。