アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

REDEEMER OF SOULS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「昔景気の良かった者は復古を主張し、今景気の良い者は現状維持を主張し、未だ景気の良くない者は革新を主張する」

By 魯迅


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*絶頂期へ戻ろう

 今後の世の中の見方を一変させる新発見というか、今更気付いたというか、ニッポンにおけるウヨクとサヨクの特異性に気が付いたのである。ウヨクは戦前のような軍事国家を望んでいる?サヨク旧ソ連のような共産主義国家を望んでる?答えは共に「ノー」なのである。じゃあ何を目指しているのか?答えは双方とも「絶頂期(80年〜90年代)のニッポンに戻りたい」なのである。そう、ニッポンのウヨクとサヨクは一見反目してるように見えるが、実はどっちも目指すトコは同じなのである。何故かと言えば、あの時のニッポンは:

  • 資本主義と社会主義、本来ならば相容れない二つの主義が、目立った争いも無く絶妙なバランスで共存していた
  • 免許取り立ての18歳のガキがBNR32をフルローンで買えるぐらい景気に余裕があった
  • 当然失業なんてシロモノも殆ど無く、水も安全もタダ同然で、医療だって充実している
  • ニッポン以外のアジアは総じて遅れてたから、所謂”安くて高性能”をニッポン企業が独占できた
  • 世界政治云々は全部アメリカに丸投げで、ニッポンは国内の事だけ考えてればよかった

といった風に、ウヨクにとってもサヨクにとっても、あの時代はリアルエデンの園だったってワケである(笑)某外国のジャーナリストに「人類史上最も成功した社会主義国家」と言わせしめた、ある意味”完璧”な社会だったワケである。


 あの時代の何が凄かったかって、取り敢えず国に従順でさえあれば、何もかにもが保証されてたってトコである。変な選り好みさえしなければ仕事だって簡単に見つかったし、一度仕事に就けば年功序列&終身雇用で定年まで安泰だし、水も安全もインフラもバッチリだし、退屈してても娯楽は山の様にある。確かに自分から積極的に考えて動くような人にとっては退屈極まりない国だったのは間違いないが、テメェで考えない動かないヤツにとっちゃ最高の環境である。でもって、そーゆー考えない動かないヤツが今の時代で落ちぶれてしまって、でもテメェを見直す事ができなくて、結果ネトウヨとかブサヨクとかになるのである┐(´-`)┌


*とあるニンジャへの追憶

 今みたいに変なのがあっちこっちに溢れてる今を見ると、確かに昔を懐かしむ気持ちが分からんワケではない。が、もうあの時代に戻る事は不可能である。社会主義共産主義ベルリンの壁と共に崩壊したし、他のアジア諸国もニッポンに追いついてきてるし、ネット普及により国際化が一気に進んでるからである。たとえ制度を全部昔に戻したって、決して昔のニッポンには戻らないのである。ワタクシがウヨクにもサヨクにもならない理由が、正にコレである。とまぁ、難しい事考えると疲れるので(笑)ちょっと息抜きである:

やっと第二部も終了で、次号からは第三部突入である。ワタクシ的に今最高のラノベはコレなのであるが、いかんぜん灰汁が強過ぎて一般ウケせず、某劣等生や某オンラインの後塵を拝んでるのがワタクシ的には歯痒い次第である( ̄〜 ̄)が、何と【この春にはアニメ化される】らしいので、ココから怒涛の巻き返しが・・・起こるワケないよな、ウン(笑)普段アニメは観ないワタクシであるが、コレは観たいと思った次第である。


とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

電子書籍が紙書籍よりも圧倒的に便利な点の一つとして「古い作品を探す」があるのである。リアル書店だとスペースに限りがある&新しい本はドンドン入ってくるから、結果として古い本は書店のラインナップから外れるなんてのはザラである。でもって取り寄せると結構時間がかかるし、Amazon経由でも届くのに1〜2日かかる。その点、電子書籍なら欲しいと思ったその瞬間に買えて、待ち時間もデータの読み込み時間だけ。名作と名高い昔の作品であるコレを読みたくなったので、つい先程ダウンロードした次第である。


*昔は良かった?

 話を戻すとしよう。果たして昔の絶頂期ニッポンはホントに良かったのか?他のロンマニアの方々の答えは分からんが、ワタクシの答えは「ノー」である。やっぱワタクシとしても、あの時代は退屈だった思うのである。今が最高かと問われたら「ノー」であるが、ソレでも今のが昔よりも少しばかりマシだと思うのである。ちゅーのも昔は:

  • 荒波立てなければ安泰するから、皆が皆テメェの意見を言わないか、皆同じ意見しか言わない
  • だからエンタメとかスポーツとかも皆同じモンを観るから、多様性に乏しくて退屈
  • ムダな規制が色々と多く、何をやるにしても形式に異様なまでにこだわる
  • 今以上にニッポン以外の国を見てないから、モノの考え方が閉鎖的で排他的
  • 洋モノの関する情報が兎に角少なく、入手するのも一苦労

ワタクシは元々はみ出しモンなんで、どうもレールに沿った生き方は逆に面倒臭いのである(笑)だから昔と比べるとゴチャゴチャしてカオスめいてきた現在だけど、昔と比べると自由とチャンスが段違いにあり、その自由とチャンスをワタクシは高く買っているのである。今は誰も彼もが「不況ガー、仕事ガー」っていうけど、ソレは昔ながらの方法しか知らんヤツの言葉である。確かに給料は下がったかも知れないが、その代わりネット化やグローバル化でカネを稼ぐ手段は大幅に増えてるんだから、何故ソレを選ばないんだって話である。だからレールで生きてけないはみ出しモンのワタクシは、その可能性を選ぶのである・・・という事をチャンスを全く掴んでないワタクシが言っても説得力皆無なので(爆)チャンスを求め撤収するに限る今日この頃であった。