アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FROM SACRIFICE TO SURVIVAL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「魅力的に愚痴を言うには、天才でなければならない」

By フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*男ならば誰しもが持ってるモン

 ランボルギーニ(以後ランボ)の魅力は何か。ワタクシの答えは「男の隠れた願望を見事なまでに表現してる事」である。女性のロンマニアの方にはピンと来ないかも知れないが、男って人種は誰もが多かれ少なかれ厨二病の要素を持っていたり、DQN的な生き方に憧れてるのである。もしも女性ロンマニアの貴方の周囲の男性にそういう要素が見当たらないとしたら、ソレは上手く隠しているかor未だ目覚めてないかである(笑)ランボってクルマは、その男の願望をデザインで、マシンのパフォーマンスで、そして荒々しい走りで体現してるのである。つい最近発表されたばかりの【ランボの新型アヴェンタドール】を見て、ワタクシはソレを再確認した次第である:



 やっぱこういうのを見ると、ワタクシの中に眠る厨二病DQN願望が鎌首を擡げてくるのである(笑)厨二病DQNイズムなんてフツーに表現したら醜くて滑稽なモンになるだけだけど、ランボってメーカーはソレを極限まで昇華させて、芸術とも言える領域まで厨二とDQNを高めているのである(爆)テメェが胸の内に抱えた欲望や願望を隠す事無く最大限美しく表現できて、且つ皆(特に異性)からチヤホヤされ羨望の眼差しに囲まれる。だから男はスーパーカーに魅かれるのだとワタクシは思うのである(核爆)やっぱワタクシも何だかんだ言って、一度はこの手のスーパーカーを実際に所有してみたいって願望はあるのである。何故ならワタクシも厨二病DQNだからである(原爆)


役員報酬のあるべき姿

 もう毎年の事なので今更驚きはしないが【日産役員の合計報酬が146000諭吉で、ゴーンの分が99500諭吉】なんだそうである。コレは前々から言ってる事であるが、ワタクシのコレに関する感想は「妥当な価格」ってトコである。何故かと言えば、コレも前々から言ってた事であるが「カルロス・ゴーンが居なかったら日産終わってたから」である。こう言うと「ゴーンがやった事はムダな部分をコストカットしただけなのに」って反論されるだろうけど、そのコストカットこそが業績なのである。コレをニッポン人の経営者がやろうとしたら、まず間違いなく既得権益やら何やらに反対されて、何時の間にか仲間に足を引っ張られてお終い。ゴーンが外人で、ルノーのバックにフランス政府があったからこそできた事なのである。


 ソレでもゴーンが嫌いという方は「もしも日産がルノーの子会社にならなかった場合」を想像して欲しいのである。変化を極端に恐れる事なかれ主義&基本内向的で不利な状況になると益々内向的になるニッポン人の事である。きっとロクな事にならないとワタクシは考えるのである:

ニッポン国内だけ&ニッポン人で日産を再建しようとする

社長は変わっても院政を引くだけ&その他役人連中も基本的に責任を取らない

ムダな金食い虫施設が多くても、ソコの従業員やら関係する役員やらの反対で出来ない

有能な人間が日産から離れてゆき、開発レベルが落ちる

その皺寄せがクルマのラインナップにも及ぶ

ミニバンやコンパクトカーやハイブリッドカーに少なくなった開発費が集中する

スポ車や高級車や趣味性の高いクルマはラインナップから消える

メーカーのブランド力は下がり、客のレベルも下がる

\(^o^)/

・・・といった感じになるんじゃないかなとワタクシは推測してるのである。現に水野和敏氏も「ゴーンが来る前の日産は酷いモンで、上の人間は”トヨタの後追いをして確実に売れるクルマを作れ”って言ってきてて、自分も辞めようかと思ってた」と著書で言ってたから、多分ゴーンが来なかったらそうなっていたであろう。過去の栄光をネタにして、ソレに肖った(スポーツ的とは言ってない)コンパクトやらミニバンやらを作りまくる。よーするに、今のホンダを更に酷くしたメーカーになるんじゃないかと思うのである(笑)


 でもってワタクシはR35オーナーなんで、ソレだけでGT-R復活を約束した&開発責任者に水野和敏氏を指名したゴーンを支持する理由になるのである(笑)もしコレがニッポン人社長だったら、そういう考えがまず出てこないからである。今に至るまでGT-Rがラインナップから消えてるか、あるいは4WDのスカイラインにチューニングを加えたショボいソレに「スカイラインGT-R」って名付けて、従来のファンからブーイングを喰らう&新しい客も確保できないままだった可能性が高いからである。もしゴーンが居なくてR35が登場しなかったら、ワタクシはCZ4AランエボX)オーナーになっていて、ひょっとしたら今頃「乗り継ぐクルマが国産じゃ他に無い(´・ω・`)」って理由でVAB乗ってたかも知れないのである(爆)


*天才を育てよう

 確かに他メーカーのニッポン人シャッチョに比べりゃ高いかも知れないが、ワタクシはコレが当然だと思ってるのである。ワタクシに言わせれば、他メーカーのニッポン人シャッチョの報酬の方が低すぎるのである。優秀な人間、立派な業績を上げた人間に対しては、最高の報酬を以って称えるべきなのである。やきうじゃ図抜けたスーパースターが50000諭吉貰う&ソレ以上をMLB行って稼いでるんだから、会社のシャッチョ、特に立派な業績上げてるんだったら破格で当然なのである。だからワタクシは「ニッポン復活のキモは、ニッポン社会の成長に貢献するエリートや天才に対し、報酬をガッツリ与える事である」と明言する次第である(笑)


 実に簡単な話である。古今東西イノベーションとか世紀の大発明とかやらは、エリートや天才が生み出してきたモンだからである。その新しい発見が新しい市場を生み出し、ソコに新しい雇用が生まれるのである。ワタクシが言った天才優遇は決して非天才の冷遇ではなく、寧ろ逆に非天才の為のソレなのである。でもって今のニッポンの教育ってのは、一人の天才を育てない代わりに、所謂「凡才+α」を沢山作ろうってソレなのである。でもイワシが10000匹集まってもクジラになれないのと同様に、新しいモンを何も生み出せない凡才+αが大勢いたトコで、新しい発見も新しい市場も生まれやしないのである。生まれないどころか、寧ろ他国の天才にとられる事だってあるのである。


 でもソレが、ニッポンという社会じゃ非常に難しい事は、ワタクシだって百も承知である(^_^;)ニッポンって国は「和」で動いてて、この「和」があるからこそ人間関係がスムーズになって、更には協調性や公共性も生まれやすいから、争いやイザコザが最小限で済む住みやすい社会になるのである。ソコに「天才を優遇すべし」って思想が根付いて、才能ある人とそうでないヤツの格差が猛烈に広まったら、ソコから”嫉妬”が生まれるからである。そして嫉妬が社会に根付いたら、この「和」システムは崩壊するからである。だからニッポン人は天才やエリートを優遇する事を好まない&天才やエリートに対し自制を促すのだと思うのである。さて退屈な話はコレぐらいにしといて(笑)さっさと締めるに限る今日この頃であった。