アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ENJOY!

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「外国人の旅行者にとっては古いものだけが新しいのであって、それだけがその人の心を惹き付けるのである」

By 小泉八雲


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*コンセンサスこそ全て?

 どうやら他の欧米諸国もそうしてるように【ニッポンも移民を受け入れる事を本気で考えはじめた】ようである。コレに対するワタクシの意見は「ただ単に何も考えず受け入れるのは反対」である。何故かといえば、ニッポンは移民に向いていないからである。例えばコレが昔から多民族多文化な国だったら、移民が来たって柔軟に対応できるであろう。が、ニッポンってのは実質単一民族国家である。数百人〜数千人程度のごく少数のコミュニティなら兎も角、コレが毎年20万人来て数十万〜数百万単位のコミュニティになったら、確実に色々と問題が起こる。何故なら実質単一民族国家においては法律よりもコンセンサスのが重視されがちであり、このコンセンサスってのが厄介だからである。


 例えばニッポンじゃ印鑑が誰でも手に取れるようなトコに置いてあるし、人気のないトコに自販機がフツーに置いてあるし、約束事も口約束でおkだったりする。外国じゃセキュリティー上考えられない事ばかりであるが、ニッポンじゃ「ニッポン人ならそんな事しない」って法律には書かれない強制力が強く働いている。コレがコンセンサスである。ニッポン人のロンマニアの方ならご存知のように、ニッポンじゃ「法的には何の問題も無いから良いんじゃね?」という事柄でも「法的に問題無くても、ソレじゃ皆が納得できない」ってなるのである。でもってニッポンは実質単一民族→「皆=ニッポン国民ほぼ全員」ってなるから、法律よりも説得力が大きいのである。


 コレが実質単一民族だったら「コンセンサス>法」でも何とかなるが、多民族ならどうなるかって話である。民族其々に異なったコンセンサスがあり、何処の民族も「オラがコンセンサスがナンバーワン!」ってなるワケである。昔っから多民族多文化だった国はその手の問題に慣れてるから、徹底的な法治を進めたり、各民族がある程度妥協する事に慣れていたり、あるいはキッパリと住み分けしちゃったりしてるワケだが、長年実質単一民族やってたニッポンにゃその準備が全く以って無いのである。だから何も考えずに移民をドカッと受け入れちゃうと、ソコんトコの適応について行けなくて、これまでにないぐらい強い”反動”が起こる。ワタクシはソレを懸念してるから、無配慮な移民受け入れには反対なのである。


*電気系統オーバードライブ!

 勘違いされないように念のため言っておくが、ワタクシは決して移民反対ではないという事である。ワタクシは「何も考えずドカドカ受け入れるのは反対」って言ってるだけであり、移民政策そのものには賛成なのである。実質単一民族の欠点はズバリ「全員が同じ方向を向いてしまう」事であり、ソレだと新しいアイディアが出ないばかりか、停滞や腐敗の原因となる。だから外から新しい刺激を入れるって事は重要なのである。さて堅い話はウケが悪いので(笑)ちょっと話題を変えるとしよう:

Motor Fan Illustrated, Vol.90 (モーターファン別冊)

Motor Fan Illustrated, Vol.90 (モーターファン別冊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2014/03/15
  • メディア: ムック

以前R's Meetingでボンネット開けたハコスカGT-R見た時、そのスッキリしたエンジンルームに感銘したのを思い出す。あの頃のクルマはまだまだアナログで、電気系統はオルタネータ―とディストリビューターとランプ類ぐらいであり、コードの少なさがスッキリ感を出しているのである。ソレに比べ、我が愛車のエンジンルームのゴチャゴチャ感の凄い事(笑)シンプル極まりない初代とは違い、現行は電子制御されてない部品は皆無といっていいぐらい→あっちこっちから生えている無数のコードがゴチャゴチャ感を演出してるのである。今号の特集は、その電気系統についての薀蓄である。


ハレルヤオーバードライブ! (11) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

ハレルヤオーバードライブ! (11) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

無論、先程のクルマの電気系統とは関係ないし。移民云々の話とも関係無い事だけは言っておくとしよう(笑)アニメ化されたら観てみたいけど、でも「皆を虜にする天使のような歌声」っていうシロモノは、アニメじゃ再現できないんだろうなと思うのである(^_^;)


*モニターの向こうの移民

 経済産業のお偉方とは関係ない、所謂フツーの人達の間でも、移民に賛成する人は少なくないと聞いたのである。こう言っちゃアレであるが、そういう人達って「移民=テレビで良く見る外人タレントみたいな人たち」って認識なんじゃないかなと思うのである。つまり「ゾマホン・ルフィンボビー・オロゴンみたいのが沢山来るんだったら楽しいんじゃね(^▽^)」って考えである(笑)もしそうだとしたら、その認識は甘いとしか言い様が無いのである。カネを安全を手に入れるためならば、祖国を捨てる事も法律を破る事も厭わないし、自分(と家族)さえ良ければ他はどうでも良い。豊かで恵まれたニッポンで生まれ育つと、こういう考え方で他国へ渡るヤツがごまんといる事、想像し難いのではないであろうか。


 外国へ移住する人間ってのは、大きく二通りあるのである。優秀過ぎて上へ飛び出てしまった人と、母国でやっていけなくて下へ零れたヤツである。因みにゾマホンやボビーは典型的な前者であり、そして移民って呼ばれる人の多くが後者なのである。そう、ワタクシは前者を受け入れる事については大賛成であるが、後者を無差別に受け入れる事は反対なのである:


なぜこのような問題が起こるかって、こういう事やる連中の目的が”カネと安全”しかないからである。ソレだけが目的なら苦労して移住先の国の文化に合わせる必要も無いし、寧ろ逆に同志で固まった方が力を持ちやすいし、対立が深まれば深まるほど団結も強まるときたモンである┐('〜`;)┌人類皆兄弟って考え方は今の人類にゃまだ早過ぎる。そう思う今日この頃であった。