アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FEEL THE BLADE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「私は意見の一致を求める政治家ではない。信念の政治家だ」
By マーガレット・サッチャー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*星間戦争と人間工学
 スターウォーズガンダムの共通点は何か?ワタクシの答えは「好きな人はトコトン好きになれるけど、そうでない人には何が良いのかがサッパリ分からない」ってトコであろうか(笑)どっちも物凄い数のグッズが売られてて、外伝の数もえらい事になってるからには、やっぱハマる人にはすんごい面白いんだと思うのであるが、生憎ワタクシはどっちも良く分からんのである(^_^;)そうそう、スターウォーズを象徴するアイテムは何かと問われたら、恐らく十中八九「ライトセイバー」って答えが返ってくるだろうけど、アレのレプリカをワタクシは手に取った感想は「すんげぇ扱い難い('A`)」ってトコである(爆)何ちゅーか、ゴテゴテし過ぎてて握り難くて構え難いのである。


ライトセーバー 戦闘シーン

 こうやってチャンバラする時にライトセイバーの柄をシッカリ構えようとすると、意味不明な突起が掌に食い込んで、痛い上に均等に力が入らないのである。ぶっちゃけた話、ホムセンで売ってる3×3角材の方がまだ握り易いと思うぐらいにである。アレは未来の科学が超進んでる世界の話なんだから、少しぐらい人間工学を考えたデザインにしても良かったと思うのである:

これが230万のライトセーバーだ!【スターウォーズ】
まぁ最初の作品(エピソード4)が登場したのが1977年で、その時代はまだ人間工学云々は民間レベルでは然程普及してなかったんじゃないかと思われる&アメリカにゃ剣術の伝統が無いから「実戦で扱い易い剣と柄の在り方は云々」って発想が乏しかったんじゃないかと思われるが、まぁワタクシは抑々スターウォーズにゃソコまで関心は無いので、コレ以上考えてもムダであろう(笑)

*コンセンサスの弊害
 ワタクシが思うに、いじめやら虐待やらの学校云々が関わってる諸問題云々が何時まで経っても改善の方向に向かない理由ってのは、何もかも学校に押し付けてしまってるからじゃないかと思うのである。ワタクシだけでなく色んな人が「いじめは窃盗や暴行事件でもあるんだから、警察か弁護士に頼めば良いじゃん」って考えるのであるが、ソレを声高々に主張すると「学校の自治ガー、公権力の教育への介入ガー」って騒ぎだすサヨク連中が居るから困ったモンである┐(´д`)┌サヨクとその”大義”については以前のブログでも述べた事があるので、今回は省略させてもらう次第である。


千葉 小4女児死亡 野田市教委 ”父からいじめ”アンケートのコピーを父親に

 そういったサヨク大義云々、サラリーマン的な教師や教育委員会云々もそうだけど、一番の問題はやっぱり「コンセンサスに対する拘り」じゃないかと思うのである。ニッポン人にとって最も美しい物事の解決法は何か?答えは「悪者が心から反省する事」である。悪者が反省して心を入れ替えて、また今まで通り皆で仲良くコミュニティーの中で一緒に過ごす事。コレがニッポン文化的に最も望ましい解決法である。次に美しいのは「普遍的正義な”お上”が正しく罰を与えて平和的にコミュニティーから追放する事」である。なぜ水戸黄門がアレだけ長い間人々から支持されたかって、その美徳が詰まっているからである。


ザ・ヒストリー・オブ 印籠 水戸黄門 印籠の秘密とは?

 そう、コンセンサスに拘って自発的に平和的に問題を解決する事を至上命題としてしまってるから、本質的な解決に繋がらないのである。この解決法の何がダメかって、加害者側にその気が全く無ければ成立しない事である。上記動画のつい最近の虐待事件が正にソレであるが、相手が喧嘩上等で好戦的なヤツならば、穏便に物事を解決しようと思ったら被害者側が妥協するしかなくなってしまうのである。確かにコンセンサスで自発的に平和的に解決できれば、誰も傷付かなくて誰も悪者にならないから、ソレに越した事は無いであろう。が、世の中には例外ってモンが必ずあるモンであり、特にココ最近のグローバル化と多様化はソレを増やしているのである。

*分裂上等
 何故ニッポンにはこういう文化が生じたかって、ニッポンが島国な上に、実質的な単一民族国家だからである。つまり文化的に根本的な部分が似通ってるから、同じ様な美徳の概念が共有できてしまうのである。でもって島国であるという事は、ソレ即ち「逃げ場が無い」という事である:

部族間で争いが起こる

大陸国ならば、影響の及ばない思いっきり遠いトコまで逃げられる

互いに文化は残るから、多様化も促進される

(゚д゚)ウマー

ところが島国だと、逃げられる範囲が限られてしまう

追い詰められたら滅ぶor同化しかない

片方の文化しか栄えないから、多様性は促進されない

( ゚Д゚)マズー

という事である。ニッポンに「話し合えば分かるッ!」って言葉があるのは、ニッポン人が実質モノカルチャーで、根本的な価値観を共有してるからこそなのである。一方海外じゃ神の前では皆平等なキリスト教に、男女がクッキリ分かれているイスラム教に、同性でも身分の違いがあるヒンズー教、何をどーやってもコンセンサスに辿り着けない連中が居るのである。なぜ諸外国じゃ民主主義や多数決があるのかって、つまりそういう事である。

 だからこうした学校の諸問題を根本的に解決したいのならば、分裂上等でやれば良いのである。幸い昔とは違って、今のニッポンは多様性も人権も発言の自由も認められているのである。気に入らないのであれば組織を抜けたって良いし、組織から追い出したって構わないのである。その代わり所属を変える事や内外から人が行き来する事に対しもっと寛容になるべきだと思うし、必要があれば争う事を厭わない覚悟も必要だと思うのである。今は自由と民主主義とマルチカルチャーの時代だから、コンセンサスはもう耐用年数を過ぎつつある。益々以ってそう思う今日この頃であった。

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