アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TRANSNATIONAL SPEEDWAY LEAGUE: ANTHEMS, ANECDOTES AND UNDENIABLE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「神に欠けているものは罪の自覚さ、キャラクターの統一性だ。プロテスタントカトリックといった何かにならんといかんだろう。全部はダメだ」

By マーク・トウェイン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ニッポン人のためだけのニッポン?

 ニッポンに住んでて思う事は、ニッポンにおけるシステムやサービスの中には、ニッポン人のみorニッポン国内限定のみを想定されてるモンが未だに少なくないのである。つい最近起こった【クォーターの高校生に対する髪の黒染め強要事件】が正にソレである。何故こんな事が起きるかって、高校側は「この学校にはニッポン人の学生しか来ない→ニッポン人は黒髪」って前提で校則を作ったからなのである。ソコから「ニッポン人は真っ直ぐな黒髪なんだから、ソレ以外は染めたり弄ったりしてる」って簡単に見分けられるからである。そう、ワタクシはこの事件には差別云々じゃなく、合理性にあるんじゃないかと思うのである。でもって人権云々を無視してこの件を最も簡単に解決する方法が、その生徒に黒染めを強要するor退学してもらう事だったからである。



 じゃあ何故高校側が全ての人種に配慮できるようにしないかって、した事が無いからである。教師の殆どが実質単一民族&単一文化のニッポンで生まれ育って、周囲にニッポン人しか居ない環境でニッポン語だけを使って今まで生きてきたから、ソレ以外の文化や人種と交わった経験が非常に乏しいのである。だから「配慮しろ」と言われても何処まで配慮したらいいのか分からないから、結論として「平均的なニッポン人と同じになるか、配慮してくれるトコへ行ってくれ」になっちゃうのである。ワタクシが今まで経験した限りだと、ニッポンに人種差別は余り無いのである。何故かと言えば、抑々ニッポン人は他文化や他人種を殆ど意識してないからである。最近は意識する人も増えてきたけど、でもやっぱ未だ多数は実質単一民族&単一文化の中に生きているのである。


*アサシン50選

 なぜ未だに単一民族&単一文化なヤツが多いかって、その方が楽だからである。タブー云々を気にしなくてもいいし、互いを分かり合うのも簡単だし、言動の予測も簡単である。だからこのニッポン人オンリーな校則ってのは、管理者側からしてみたら実に都合が良いのである。もしも多文化多民族を前提にしたら、校則や気をつけねばならない事が激増して、管理も大変になるからである。まぁこの件に関しては相手側の言い分も聞いてみないとまだ何とも言えないので、言及するのは今はコレぐらいにしておくとして、話題を変えようジャマイカ

レブスピード 2017年12月号 No.324

レブスピード 2017年12月号 No.324

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2017/10/26
  • メディア: 雑誌

まぁ走りのシーズンが始まったからだろうけど、ドラテク関連の記事が増えてきたのである。特集ではショップのチューナー達によるドラテク指南があるのであるが、正直ワタクシはあんまアテにしてなかったりするのである。ちゅーのもチューナーはクルマを弄るプロではあるけど、クルマに乗る方のプロではないからである。実績のあるプロドライバーがオーナーやってるトコなら兎も角、そうでないのなら話半分で良いとワタクシは思うのである。あと予想通り【新型スイスポ】は好評なようで、ワタクシの知る限りでもジムカーナやってる人達が挙って新型に乗り換えたとの事である。


今やってるゲームがまだ半分も終わってないのに、既に次のコレが来て困ってるのである(笑)このシリーズは1作目からリアルタイムでやり続けてて、2年ぶりに新作であるコレも待ち焦がれていたタイトルでもあるのである。システムがリニューアルされて少しばかり不安だったのであるが、ネットの評判を見る限りだと良くできているみたいなのである。できるだけ早い内にコレやっとかないと、その後にまた積む事になるんで、実に厄介である(爆)


*非ダイバーシティの利便性

 上記では実質単一民族&単一文化のニッポン人オンリーが悪いことだらけのように読めてしまうのであるが、でも裏を返せば「ニッポンのシステムやサービスの世界でもトップクラスの使い勝手の良さは、このニッポン人オンリーだからこそ生まれてきた」とも言えるのである。その一番分り易い例が、出前と自販機と無人販売所である。コレは「ニッポン人ならば”見てないから”と言ってモノやカネをパクるような事はしない」って前提があるからこそ成り立ってるシステムである。セキュリティーや万が一を考える必要が少ないから思い切った合理化も可能だし、その分をより良いサービスに回せる事だってできる。だからこのシステムにしがみつく人が未だ少なくないんじゃないかと思うのである。


 が、残念な事に今はもう古き良き紹巴ではなく平成であり、その平成も間もなく終わろうとしてる現代である。海外からヒトやモノがドンドン入るようになったせいもあり、今じゃ同じニッポン人の間でも主義主張の違いが出るようになってしまってるのである。好む好まないに限らず、ダイバーシティを受け入れなければいけなくなったのであり、経済や政治と同様に、教育ももう昔には戻れないのである。ワタクシが思うに、今のニッポンは色んな面で過渡期に差し掛かっているのである。リスクや困難を伴う事を覚悟の上で新しい時代へと踏み入れるか、或いは緩やかに衰退して貧しくなるのを承知の上で現状維持に腐心するのか、そのどちらかである。まぁでも他人の事をとやかく言ってるだけの余裕はワタクシに無いので(笑)もうお暇しようと思う今日この頃であった。