アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GUILTY AS CHARGED

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「詩は学問でもなく技芸でもない。詩は時々燃焼していく生命の記録、主観の思いあまった”訴え”に他ならない」

By 萩原朔太郎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*二通りの判断

 物事の判断には2つの方法があるとワタクシは考えている。1つは「客観的な判断」であり、コレはルールやレギュレーションや倫理やマナーに則った行為か、あるいは価値があるか否かで決めるモンであり、内外全ての人間で共有できるモンである。もう一つは「主観的な判断」であり、コレは内外どころか各々の個人で持つモンであり、共有も強要もほぼ不可能なモンである。例えば機械式腕時計である。すんごい数のブランドが世界中にあって、モノによっては何百種吉、何千諭吉で取引されるコレが、客観的に見て価値を持つ事は疑い様が無いのである。が、ソレでも「時計は正確で壊れない事こそジャスティス」なワタクシにとって、主観的に全く価値が無いのである(笑)が、客観的価値がある限り、ワタクシは興味無くても敬意は示すのである。


 でもって、先日のこの【大相撲春場所14日目に白鵬がバッシングを受けてる取り組み】についてはどうかって話である。ワタクシ本来は相撲属性など全く無いのであるが、大したネタも他に無い&今回は面白そうなので取り上げた次第である(笑)

先ず客観的に見ると、白鵬の勝利には何ら問題も無いワケである。別に相撲のルールに反してるワケでもないし、行司が勝利を宣告して物言いがつかないのであれば、そりゃ勝利以外の何でもないのである。で、続いてワタクシの主観であるが、ワタクシの意見は「流石横綱」である。


 アイルトン・セナがそうだったけど、どんな時でも全力を尽くして戦うのが戦士としての流儀であり、且つ相手に対する敬意だからである。だからワタクシからしてみれば、ぶつからずに変化する事が勝つための最高の手段なのだとしたら、ソレを選択する事は当たり前の行為であり、且つ対戦相手に「俺はお前相手に全身全霊だ」っていう意思表示なのである。ぶつからず避ける事は相撲らしくない?だったらルールに「避けちゃダメ」って明記しとけって話である。相撲は格闘技じゃなくて宗教行事?宗教行事ならばギャラは受け取らず、神社や教会同様に入場料取らず全部お布施でやってねって話である。こんな風に色んなモンを曖昧にしてきたから、こうやって色々揉めるのである。特に最近は国際化が著しいんだから尚更である


*主観の曖昧さ

 この様に上記取り組みを巡る是非は主観的なモンでしか無く、ソレならば各々が異なった意見を持ってるべきであり、ソレに干渉する事はNGな筈である。が、何故だか知らんが、マスコミや相撲属性のある人は一様に「横綱けしからん」で主観が一致してる(あるいは一致させようとしてる)のであり、ソコにワタクシは疑問を感じているのである。前にも言った事があるが、ワタクシは主観による価値観ってのを全く信用していない。何故なら同じ事柄について意見が一致するなんて事は無く、ソレが性別や国籍や民族が異なるのなら尚更だからである。先進国(特にアメリカ)が揃いも揃って法治国家で契約社会なのも、主観の統一なんてありえないからである。


 例えば「ビル・ゲイツが100諭吉を寄付した」ってニュースがあるとする。このニュース一つとっても主観的には「流石ゲイツ、100諭吉とは太っ腹だねぇ( ̄∇ ̄)」とも「彼の総資産から考えれば100諭吉なんて小銭なのに、ゲイツはケチだ(`ε´)」とも「富を独占するカネの亡者みたいな男が見返り無しに100諭吉だなんて、何か良からぬ事を企んでるに違いない(¬_¬)」ともとれるワケである(笑)だから主観的価値を持つのは良いが、ソレは共有できるモンでもするモンでもないし、ましてや強要するモンでもないのである。でも上記の相撲のソレは、一様に「横綱相撲かくあるべし」って主観を共有しようとしている。ソコにワタクシは疑問を感じたのである。


 じゃあ何故主観を統一しようとするのか?コレは別に相撲に限った話でなく、やきうとかJ-POPとかも似たような感じであるが、ワタクシが思うに「実質ニッポン国内限定であり、ニッポンは実質単一民族で、単一民族ならば価値観の統一がし易くて、価値観は統一した方が色々と楽だから」である。ニッポン国内でセキュリティーが甘々なトコが少なくないのは、何ちゅーか「ニッポン人ならばこんな事はしない」って安心感があって、ソレを大部分の人間で共有できてるからなのである。もしもニッポンが多民族文化だったら、まず間違いなくセキュリティー関係はもっと厳しくなってた筈である。あと何ちゅーか「客観と主観を共有できる人達の中にいる」ってのは、この上ない安心感を与えてくれるモンである。


*慣らし終了

 ココ最近クルマの話をしてないが、やる事はやってるので御安心あれ(笑)本日、漸く走行距離2000kmを突破し、無事慣らし走行を終了させたのであるv(o ̄∇ ̄o)1000kmまでは3500rpm&ミッションはオートモード&足回りはコンフォートモード縛りで耐えてきて、1000km突破してからは徐々に回転数を釣り上げる&ミッションもマニュアルモードで手動的に変速させて当たりをつけさせたり&足は引き続きコンフォートモードで動かし続けて慣らしを付けて、ようやく2000kmで慣らしも無事終了である(≧∀≦)やっぱ慣らしをシッカリつけたせいかエンジンも上まで気持ち良く回るし、足もミッションも想定してた通りキビキビ動く次第である。


 あとはサーキットとかで全開走行実験をすれば、目出度く全て完了である。そのための【4点ベルト】や【センターキャップ】の準備も抜かりなく済ませており、あと細かいの1〜2点加えれば、残りはサーキット行くだけである。でもって前からワタクシが言ってたように、このクルマのチューニングはコレで終了である。元々エンジンや駆動系やエアロには何ら不満は無かったので、ホントに必要な小物系だけ揃えればソレで十分だったのである。正確に言うとノルドのデフとかノルドのローターとかもあるが、ソレはホントにずっと後の話である。さて、この話してるとウキウキし過ぎて夜眠れなくなるんで(笑)さっさとお暇する今日この頃であった。