ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「この世には不思議な力がたくさん潜んでいて、我々の知力が冴えるのを辛抱強く待っている」
By イーデン・フィルポッツ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*クラウンの魅力
自分のステータスを誇示するために高級車が欲しい。でもクルマの事はサッパリ分からないし、ドライビングに興味も無いからドラテクなんて知らないし、壊れ易いのは面倒くさいからイヤだし、買い易くて扱い易くて便利な事に越したことはないし、燃費が良い方が良いし、どうせなら今流行のハイブリッドなんかも欲しいかも。ワタクシ的な見解としては「トヨタ・クラウンの何が良いんだ?あんなダメクルマ、カネ貰っても所有したくねぇ('A`)クラウンなんぞ乗るぐらいなら、3シリーズかCクラスかA4のが遥かにマシ」なのだが(笑)ようやくその答えが分かったのである。そう、上記の考え方するニッポンのユーザーにとっては、クラウンって最良の選択肢なのである。
クルマが好きでない人の最大の特徴は何か。その答えは「車体価格には目を瞑れても、その他の出費に耐えられない」である。車体そのものは自己顕示欲もあるから、寧ろクルマに詳しくないヤツほど高いグレードをポンと買っちゃうモンである。でもガソリン代やメンテ代や車検代や修理費云々っていう自己顕示と直結しない出費に対しては、クルマ好きでない人には耐え難いモンなのである。巷で良く聞かれる「外車は壊れ易くて云々、諸費用が高くて云々」ってのは、クルマ好きじゃないからこそ言うセリフなのである。天下のトヨタディーラーで気軽に買えて、高級車としての分かり易い知名度があって、使い易く壊れ難くてメンテも安くて、燃費も良くニッポンの道路に良く合っていて、ガサツに乗っても大丈夫。そう考えると、やっぱクラウンは名車なのである(笑)
*ミュージシャンとシャブ
ただ最近はトヨタの上位互換としてレクサスが出てきた&ニッポン国内における知名度も上がっていってるんで、今後そう言った「クルマは好きじゃないけど高級車欲しい」系の顧客はクラウンからレクサスに移るんじゃないかなと思うのである。で、話は変わって、某人気デュオの片割れが【シャブやってタイーホされた】んだそうである。J-POPに疎いワタクシですら代表曲を幾つか知ってるんだから、そりゃニッポン人の大半は超驚いた事であろう:
- えっ、あの人が覚せい剤?!昔大好きだっただけに信じられない( ̄◇ ̄;) → フツーの人
- ウソですよね(T_T)悪い冗談はやめてくださいよォォォォォ。・゚・(ノД`)・゚・。 → ファン
- ミュージシャンがシャブやってたぐらいで何を大騒ぎしてんの?ぶっちゃけ中国とベトナムやばくね(´〜`) → ロンマニア(笑)
・・・とまぁ、こんな感じであろう。ワタクシは洋楽派で、長年メタルとパンクに毒されてるんで、話聞いた時も「あぁ、バレちゃったのね(´-`)」ぐらいにしか思ってなかったりする(笑)無論、ワタクシも医師の端くれなので、シャブが良いだなんてミジンコたりとも思っちゃいないので、ソコんトコは誤解無いよう願いたい次第である。以前、ミュージシャンとシャブについての関係は「酒じゃ弱過ぎて酔えないからシャブやってる」って話を聞いた事あったんだが、実はその話にはまだ続きがあったりするのである:
_ _ ,.r' ´  ̄ `` 、 . ,.r' ´ ``ヽ: ヽ / >'´ ``ヽ. ヽ 確かに、堅実逃避目的で酒やシャブやる奴も少なくないわ / / />―――――- 、.、 ヽ でも、シャブをやる理由はそれだけじゃないの . ,′ / /´ _ -―――- 、jr 、 ヽ l ,.' ムイ ムィ´ ヽ ヾヘ} ', 酒はね、非生産的なの l ,.ィォ l´:| ! ヽ ヾ〉. ! 酔っぱらっても意識が無くなるだけで l く,イ升 l ハ、 l`ヽ },ィ ト、 l 何も創造できない l / ,イ !: Tヽl.、 ヽ | ヽ、 ィ´ヽ、!.、〉 l ll / ム、Y!. ト、! ``弋ト、 イ汝}f`!ムト、 ! でもね、シャブは違うわ l! く,.イ ,r.、.}i l くr'fc=.、 ー-='.l ハ l アッパー系とダウナー系を使い分ければ l!」|ゝ、込 l! | 戈::ンj l,イムjト、! 脳が一気に活性化するの ∠_ `ヽムへ、j ト、_ `,./l. l ,': } /´ `ヽヽ:ヽ ヽ、! ハl´ ヽ. ,. '´/ !|/イ ノ そうすればシラフじゃ浮かばなかったような ./ ヽ! ',:{ '、 ト、 t_」_ /,イ ノ / ,′ メロディや歌詞が急に閃くようになるの ′ { }:l ヽ | ``ヽ_,.イ/`ケ∨./ ヽ l. ヾヽヽ /ヽ !_____」 ハハ イ ∨ しかもキマってる間は、眠らなくても活動できる . \l ヽ::、 }/ ヽヘ、___ ヽ /. ト、l! l だからシャブに手を出しちゃうのよ 、 `、 ヽ/ }r- 、__ヾ/ / /. / / l .ヽ ヽ / / ∨ / ,.イ}/ ! ____ / \ 成程、良く分かったお / ─ ─\ ワタクシも昔、治療でリタリン飲んでた事あるから、何となく分かるお / (●) (●) \ | (__人__) | 脳ミソにかかった濃霧が一気に消し飛んで、強烈な晴天が差すような / ∩ノ ⊃ / あの異様な爽快感と高揚感 ( \ / _ノ | | .\ “ /__| | ソレよりも遥かに強烈なヤツが来るんだったら、成程納得だお \ /___ / 〆 /!-‐l:::l :::::/!::::::l:::::::::::::::::::::',:::: ! :::::l::',:::::l ヽ、__/:', ト、// |-‐::!::| :::::! l :::::|'i::::::::::::::::::::i:::::l゙i:::::il::i:::: ! ,>',:::: | /´:::ゝ、i〉 :::::!:it::、_i i::::::i \::::::::::::::!:_;|-!‐!l::!:::: !イiヽヽ: | 無論、アタシはシャブを肯定するつもりなんざ i .::/ //∧ :::| ! \ !`ヾ、:ヽ. \::::/i|ム‐|、i:/!:: | ! ', ヽヽ! これっぽっちも無いわ | / !/ i::::〉:::ト:! ,ィ≠ミ:ヽ` 丶 ' ゞ;ィ=≠ミゝ|::: l,.| i::::i | i i、_」i |:/∧:::゙i`代〃 ::ハ fヾ〃:ノ/ !::: !^l |::::ソ! でもメンバー本人が直々に言ってるけど | ::i `'\! | i´t、゙i. ゝ- ' , ゞ-‐' ' |:::ム./'"::::::| | ビートルズの楽曲の大半って l ::| ::::::::ii、!ヽ `ヾ_ゝ 、__,..__, /::/´::::l:::::: :! | シャブでハイになった状態で書かれたもの !:::i :::::::::i:ヾ. ` `‐ 、_ /!:/:::::::::i::::: / | それだけは事実よ ! :|i :::::::ヾ ゝ  ̄ ヽ .イ:::/:/::::::::::/::: /:: l | :i l ::::::::::ヽ \. `i _, < .|`メ/::::::::/::::::/}: / 後にも先にも、ただそれだけの話 ヽ.! ヽ :::::_;; ゝ;:〉=-. ,_._ / メ i:::::::/‐-、/ レ rヽr‐t´ ./:::::::::::....` ‐、/_ __,,} ヽ:/  ̄!`i‐、_ / ヽ y´ ̄ ̄`"‐-、 "ヾ:::::..〉 ` ´ | ` .| } | `ヽ / Y 弋‐--y'_,,-‐‐- ,,_| / / i 、 \ ! / ` } -‐‐‐--==l / / / ` ‐ \
・・・という事である。繰り返し言うが、だからと言ってワタクシにシャブを肯定するつもりなんざミジンコたりとも無い。ただ、創造に人生を賭けているミュージシャンという生業の人にとって、シャブがどういう役割を担ってたのかを書きたかっただけである。あの手この手で創造に命懸けてるミュージシャンを、何の創造もせず楽器も弾けない微温湯で生きてるファンが「つまらない、退屈だ」と好き勝手叩きまくる。そんな矛盾に一石を投じたかったワケである。
*嫉妬はダメよ
こう言うとリアルのワタクシを知ってるロンマニアの方は驚くかも知れないが、ワタクシ実はスポーツマンなのである(笑)大坊時代はボートやってたし、今もモータースポーツを嗜んでいる。ソコから生まれた感情は「自分より実力のある人間を気軽に叩いてはいけない」って事である。よくプロスポーツ中継なんかを観ながら「ひっこめヘタクソヽ(`Д´)ノ」とヤジを飛ばすヤツ居るが、テメェにヤジ飛ばす資格があるのかって話である。コレは坂東英二のエピソードであるが、コレを思い出したのである:
作家の小中陽太郎さんが、テレビ局の控室でタレントの板東英二さんとプロ野球の中継を見ていた時のことだ。バントを失敗した選手を小中さんが、「下手くそ、プロだろ」となじると、板東さんはかばった。「それはちがう、下手じゃない」
「いいですか、プロ野球の選手といえば、小学生で天才といわれ、中学に入ってリトル・リーグ、高校で甲子園、そこで優勝して、二軍に入り、きびしい練習でやっとレギュラーになった。それで失敗した。何故(なぜ)かわかりますか?」
下手だからと、小中さんが繰り返すと、板東さんは切り返した。「ちがいます、相手も天才だからです」。この答えには、うならされた と小中さんは書いている。
という訳である。え?「そんな事言ったらヤジ飛ばせないし批判も出来ないじゃないか」だって?する必要が何処にあるんだって話である。嫉妬やストレスを選手にぶつけたって、選手は兎も角、言った側には何の利益も無いからである。気分は一時的にスッキリするが、ソレだけである。得られるモンは何もないし、故に成長もしない。
だったら余計なヤジや批判を飛ばす事を考えず、素直にプロスポーツ選手やプロミュージシャンの技術や精神を眺めて楽しむに限るのである。どんなに世間からヘタだと言われるヤツだって、少なくともアマであるテメェよっかは技術も身体能力もセンスも上だし、何よりもハードな世界で必死に生きているのである。ワタクシはそういう人達を尊敬して学ぼうとはすれど、批判したり粗探そうだなんて考えた事は無いのである。たとえ雑誌やネットで”遅い遅い”って言われるレーシングドライバーであろうとも、間違いなくワタクシよりも速くて上手いんだから、そりゃ当然である。そうやってファンも真摯にミュージシャンを尊敬すれば、シャブをやってまでもムリしなくなるんじゃないかなと思う今日この頃であった。