ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「元来、お金持ちは反感を買うものなのである。しかし、あの人はお金もあるけど教養もあると見られれば、その反感は薄らぐ」
By すぎやまチヒロ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*ノーモア成金
ロンマニアの皆様はカネが好きであろうか。ワタクシは大好きである(笑)てゆーか、嫌いな人なんぞ居ないのではなかろうか。居るとしたらキリスト級のリアル聖人か、頭がイカれてるか、何か良からぬ事を企んでるかであり、一番最初のだけは残念ながらワタクシ見た事も聞いた事も無い。ワタクシは金持ちが好きだし、尊敬だってしている。が、成金は大嫌いである。では、成金とはどういうヤツの事を言うのか。最近の例だと【フェラーリF40でバーベキュー行くヤツ】とかである。こう書くと「こんな事できるぐらいカネを稼いでるから凄いじゃないか、嫉妬乙」とか言われそうなんだけど、単純にカネだけ稼ぐ事が偉いとはワタクシはちっとも思ってない。ヤクザとかマフィアって【実はとんでもなく稼いでる】んだけど、尊敬できるのかって話である。
そう、カネってのはただ稼げばいいって話じゃなくて、そのカネをどうやって稼いだか&どうやって使うかが重要なのである。でもって、何をどう考えたって、F40はああいう使い方には非常に適していない。あの一連の行動から見られるのは「超貴重なF40でこんな事出来ちゃう俺って、ワイルドだろ〜( ̄ー ̄)」っていう自己顕示欲と自己承認要求だけである。エリック・クラプトンやジェイ・ケイもフェラーリコレクターとして有名だけど、彼らはこんなバカな事は決してしない。何故なら彼らは自らの本業、つまり音楽で自己顕示欲と自己承認要求を満たせてるからであり、ソレが金持ちの正しい在り方だとワタクシは思うのである。だから仕事と関係無い事でテメェをアピールするヤツの相場は決まってる。本業がアレなヤツである。
*延命物語
ソレより何より、コレはフェラーリに対する侮辱だと考えている。例えばの話、人間国宝の陶芸職人が精魂込めて作った茶碗を、ドッグフードの容器として使われたらどうよって話である。確かに法的には所有権を持ってるヤツが何をしようと自由なんだけど、ソレは陶芸家の尊厳を傷つける行為だし、ソレより何より自身の品位を大いに損なう行為なのである。尊厳や品位を持たぬなら、ソイツは人間ではないのである。ただの服を着たサルである・・・と堅い話はワタクシの好むトコではないのであるからして、話題を変えるとしよう(笑)
今の愛車を延命させる予定が無いワタクシはパスさせて貰うとしよう(笑)しかしまぁ、R35純正部品流用チューンって範囲がドンドン拡大してるんだなって感じた次第である。だからワタクシは思ったのである。今後レストアが一通り終わったら、次は近代化チューンが流行るんじゃないか、と。ガワはそのままで、中身だけ最新の技術で作られたソレに換装するってワケである。第二世代乗ってる人は今後も乗り続ける可能性大&純正部品は益々手に入らなくなるんだから、悪い考えじゃないと思うのである。
ようやくこのシリーズも最終巻。長かった話ももう終わりと考えると、何だか感慨深いモンがある・・・と思ったら、新シリーズが展開されるんだそうである(^_^;)でもココまで来ると、流石のワタクシも飽きてくるってモンである(-_-;)もし電子書籍化されるのであれば買うかも知れないけど、その可能性は低そうである。
*国産スポーツ時代の終わり
第二世代で思い出したけど、BNR32が登場した頃の国産スポーツは、そりゃ輝いてたモンである。欧州スポーツと肩を並べるどころかソレ以上に速く、しかも値段も安い。あの頃は冗談抜きで「国産スポーツカーがグローバルスタンダードになる時代(゚∀゚)クルコレ!!」ってガキ心ながらにワタクシは思ってしまったのである。初期〜中期のインプやランエボなんて、冗談抜きで当時のM3や911より速かったモンである。が、今じゃ上のクラスは言うまでも無く、下のクラスですらもう負けてるのである。少し前までは【GVBインプがニュル北で7分55秒】って事で「やっぱインプはスゲェや(^▽^)」って喜んだのだが、今じゃ【2リッターFFにすら負けてしまってる】有様である┐( ̄ヘ ̄)┌よーするに:
,, _ / ` 、 / (_ノL_) ヽ / ´・ ・` l 国産スポーツカーの時代は終わったんだ (l し l) いくら復活を望んでも、もう戻っては来ないんだ . l __ l もうあの時代は終わって、ワタクシ等も外車と向き合う時なんだ > 、 _ ィ /  ̄ ヽ / | iヽ |\| |/| | ||/\/\/\/| |
・・・というワケである(笑)まぁ完全に終わる事は無いにしろ。GT-RやNSXみたいに海外勢とガチでやりあう車種か、ロードスターやコペンみたいにニッチ性で戦っていく車種ぐらいしか生き残らず、今までの主流だった「300〜400諭吉台で300馬力前後のお手軽なスポ車」は絶滅するだろうとワタクシは睨んでるのである。
何故こうなってしまったかって考えてみたワタクシの結論であるが、やっぱ「ニッポンにクルマ文化、スポーツカー文化、モータースポーツ文化が思った以上に根付いてなかった」って事だと思うのである。かつて280馬力規制があった&今でも速度はじめ各種規制が厳しい事や、必要以上の積載能力やカタログ燃費をありがたるトコとか、レーシングドライバーが然るべき尊敬を受けてない事がその証左である。昔スポ車が流行ったのも「バブルでカネに余裕があったから」である。ホントに走るのが好きならばローン組んでも買うモンなのだが、不況になった途端に一斉に売れなくなったって事は、つまりそういう事なのである。VABも一ヶ月たって既に話題にならなくなった事を考えると、その日も近いんだなと痛感する今日この頃であった。