アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

NO MONEY, NO ENGLISH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「悲観的な人は、風向きが変わると不平を言う。楽観的な人は、そのうち変わるだろうと期待をする。現実的な人は、帆の向きをちゃんと風に合わせる」

By ウィリアム・アーサー・ウォード


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*14年モデル走行インプレ

 我が家に14年モデルの代車がやってきて、ソコから250kmばっかし走ってきた感想である。まず走り出して分かるのが、変速のスムーズさである。ワタクシの前のも09年モデル相当にミッションをバージョンアップさせていたが、ソレよりも滑らかで且つ速いという事である。マニュアルモード+Rモードで変速させても、ビックリするぐらいスムーズ且つ速いのである。エンジンも480馬力+α→550馬力にパワーアップした上に、13年モデルから施された中間トルクの嵩上げの効果もあって、加速フィーリングも中々のモンである。残念なのはココがニッポンであり、ニッポンの高速道路には速度制限があるという事である。多分アウトバーンでなければ、この加速を存分に味わえない、そのぐらい速いのである。



 話題になってたステアリングの軽さであるが、13年以前とティアナの中間ぐらいである(笑&実話)ただティアナとは違ってロードインフォメーションも十分伝わってくるので、さほど悪い印象はワタクシは抱かなかった次第である。あとフィーリングが変わったもう一つがブレーキペダルである。最初は緩くて奥に行けば行くほど重くなる13年以前とは違い、14年は手前から最奥まで同じ重さなのである。コレについては色々意見はあるが、ワタクシは14年以降のブレーキタッチのが好きである。ちゅーのも、この方がワタクシ的にはブレーキコントロールし易いからである。あと足回りについては、高速道路とワインディングには最適だけど、多分(てゆーか、実際に走った人の話だと、マジでそうらしいのだが^_^;)サーキット走行には不足するであろう。


*20周年ワールドエンジン

 まぁ14年モデルの素は水野和敏氏が目指していた「911ターボキラー」から「バカっ速いフーガ」に方向転換したのだから、予想通りっちゃ予想通りの走りである。ただ前にも言ったように「R35欲しいけど、サーキット走る気ナッシング」って人には、コレが丁度良いとワタクシも思うのである。何故ならR35を早い内に手放す人の理由に「公道じゃ持て余す」ってのが実に多く、そーゆー人はR35売って【レクサスRC-F】みたいなより公道向けのモデルに乗り換えちゃうのである。伊達と酔狂で「街乗りにゃハードなクルマでも買っちゃう俺(キリッ)」ってヤツは結構いるけど、そういうのって長続きしない場合が殆どだからである。さて話は変わって、と:

GT-R Magazine (ジーティーアールマガジン) 2015年 01月号

GT-R Magazine (ジーティーアールマガジン) 2015年 01月号

何時の間にかこの雑誌も20周年を迎えていたのである。が、相変わらずR35ネタは無いんでパス(笑)前にも言ったと思うけど、BNR32の所有は地雷原を全速力で駆け抜けるようなモンである。よっぽどの極上車でもない限り、手に入れたらほぼ間違いなくレストア地獄にハマるハメになる。もしなんかの間違いでワタクシがBNR32を手に入れたならば、ワタクシは間違いなく全国の古本屋を巡ってこの雑誌のバックナンバーを掻き集めるであろう(爆)


World Engin Databook 2014-2015 (Motor Fan illustreted特別編集)

World Engin Databook 2014-2015 (Motor Fan illustreted特別編集)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2014/11/29
  • メディア: ムック

毎年買ってるワタクシもアレだけど、コレは流石にフツーのクルマ好きには厳しい内容だと思うのである(^_^;)楽しめるような要素は一切無く、最初から最後まで只管世界各メーカーの主要エンジンの図と説明が並んでるだけ。ワタクシの様に「このV8エンジンのバンク間に配置されたツインターボユニットの、効率を最大限追求したムダの無いレイアウトが堪んねぇ(*´Д`)ハァハァ」という変態でなければ、多分買うだけカネのムダである(笑)


*街中のモータースポーツ体験

 さて、話を元に戻すとしよう。ワタクシが14年モデルに乗って一番感じた事。ソレは「街乗りでモータースポーツ的な走りを楽しめる」って事である。他愛のない高速ジャンクションとか、あるいはワインディングロードとかのカーブでも、モータースポーツのあのコーナリングが味わえるのである。低速からブレーキがコントロールでき、荷重移動が低速からも感じられて、低回転からトルクがあるから加速も申し分ない。柔らかめの足も、重くなったブレーキペダルも、軽くなったステアリングも、全てはコレに最適化してチューンされたのだと思うのである。でもってコレを味わうために、全力で踏んでクルマを限界まで持ってく必要も無い。全て法定速度内で体感できるのである。


 逆に言えば、13年以前がサーキット走行に偏り過ぎてたんじゃないかと思うのである。13年モデルはワタクシも乗った事あるのであるが、今思うとアレはサーキット行かない限り存分に楽しめない作りだったのである。無論、14年モデルが完成されてるとは言い難いし、13年モデル以前の方向性を否定してるワケでもない。ワタクシは単に「こういう方法論もアリ」って思ってるだけなのである。伊達と酔狂で911GT3みたいなサーキット以外じゃ厳しいモデルを買うのもアリだし、サーキット走らないから14年モデルやRC-Fを買って現実路線を歩むのもアリだとワタクシは考えているのである。大事なのはクルマそのものじゃなくて、ソレを所有してるドライバー。改めてそう思う今日この頃であった。