アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE ADVERSARY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「求めるとは、漠然とあれが欲しいと考えることではありません。強烈に真剣に思い、その感情を持続させることなのです。そういう求め方をすれば、欲するものは必ず手に入れることができます」

By ジョセフ・マーフィー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*FFの存在意義

 何故ココ最近急に国産スポーツカーが復活してきたかって事だけど、某クルマ会社の中の人曰く「周期が来たから」なんだそうである。つい前の全盛期、つまり90年代に洗礼を受けた子供達や若者が、今丁度30代〜40代になって金銭的に余裕が出来てくるようになった→憧れだったスポーツカーを買いたがるようになるからである。巷で「今の86/BRZに乗ってるのはオッサンばかり」って言われてるのだが、そりゃAE86の洗礼を受けた少年達をターゲットにしてるんだから、自ずとオッサンばかりになるって話である。そんな最中、ホンダが誇るボーイズレーサーである【新型シビックTypeRが公開された】んだそうである:

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・・・と言うのがワタクシの素直な感想である(笑)速さだけを徹底追及したクルマを作りたいって気概は良く分かる。が、ソレを4ドアのFF車でやるというのが解せないからである。簡単な話である、速いクルマにしようと思ったら、FFである事と4ドアである事にデメリットはあれどメリットなんか皆無だからである。


 前にも言ったと思うが、FFってのは生活用クルマのための駆動方式なのである。だから今流行のホットハッチってのは「日常生活に便利で、尚且つ速い」から人気があるのであり、つまりFFで速いクルマを作るのであれば、日常性は決して捨てちゃならんのである。コレがもし【ルノー・クリオスポールV6】みたいに後部座席をオミットしてソコにエンジン積んだクルマだったら「流石ホンダ!並のメーカーに出来ない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!」なのだが(笑)宗一郎亡き今のホンダにゃそんな芸当はムリって話である('〜`;)もしコレがこのコンセプトのまま発売されるのであれば、言っちゃアレだがVABと同じ末路しか辿らないと思うのである。


*86の存在意義

 そう言えば、86/BRZも登場してから既に3年である。あの時は随分と盛り上がったモンであるが、今じゃ随分大人しくなったモンである。ワタクシ的には【86の上位モデル】と【86の下位モデル】も気になるトコであるが、ソレはまぁネタが出てからの話にしよう。さて以前から出ると噂になっていた86のメーカー製コンプリートカーであるが、ようやく【公式HPでお目見えになった】ようである:

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                          ハ,,ハ
                         ( ゚ω゚ )
                        /     `ヽ.
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                     / ヽ,,⌒)___(,,ノ\

                          ハ,,ハ
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                      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  トン
                    _(,,) お断りします (,,)
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               .。冫▽ <   ゝ、    ,ノ      乙  ≧   ▽
              。 ┃   Σ   (⌒ゞ ,l, 、'’   │   て く
                ┠─ム┼   ゝ,ノ ノゝ. 、,,’.┼ ァ Ζ ┨ ミo'’`
             。、゚`。、   i/   レ' o。了 、'’ ×  个o
            ○  ┃   `、,~´+√ ▽   ',!ヽ.◇    o┃
                ┗〆━┷ Z,.' /┷━''o ヾo┷+\━┛,゛;


・・・とまぁ、コレがワタクシの素直な感想である(笑)何ちゅーか、実際乗れるか乗れないか、買えるか買えないかは別として「面白そうだッ!乗ってみたいッ!!」って気持ちが全然湧かないのである(-_-)コレが【アリエル・アトム3.5】とか【KTM・クロスボウ】だったら「うおぉぉぉぉぉ乗りてぇぇぇぇぇぇッ!サーキットでブン回してみてぇぇぇぇぇヽ(`д´)ノ」ってなるのだが、コレをサーキットでブン回してみたいとはミジンコたりともワタクシは思わんのである。百歩譲って「タダで存分に乗せてやる」って言われても、サーキットへ行く手間暇でワタクシはエロゲーするであろう(爆)


 何故ワタクシがそのように思うのか。答えは「86はソコまでやるほどのクルマじゃないから」である。ポルシェのGT3RSとかフェラーリのチャレンジみたいなサーキットを意識しまくったorサーキット専用車が何故ウケるかって、公道仕様の素じゃ素性の全てを出し切れないから、サーキット仕様にする必要があるのである。が、86はソコまでやらないと素性を出し切れないのかと問われたら、ワタクシは「ノー」と答える次第である。2リッター200馬力程度なんだから、あそこまでガチガチにする必要なんか全く無い。寧ろ過剰なぐらいである。多分簡単に底が見えて、すぐ飽きるんじゃないかと思うのである。上記のポルシェとかフェラーリだったら、パワーがあるから簡単に底なんか見えない→その分楽しめるからである。


 あともう一つは「ハコは何処まで行ってもハコ」だからである。どんなにハコの剛性を上げたり軽量化したりしたとしても、結局はフォーミュラや純レースカーには遠く及ばないからである。以前FSWで【ラディカルSR4】乗ってる人に話を聞いたのだが、その人曰く「今までフェラーリやポルシェのカップカーに乗ってきたけど、結局コレ(ラディカル)には敵わなかった」んだそうである。コレと同様の事を、以前Sオーナーが言っていた事も付け足すとしよう。そうポルシェやフェラーリカップカーですらフォーミュラやラディカルに及ばないのだから、86でソレやるなんて以ての外だって話である。Sオーナー曰く「ハコは街乗りの快適性を捨てちゃいけない」だそうであるが、その通りだとワタクシも思うのである。


*コンプリートカーの存在意義

 だから上記のTypeRもそうであるが、86も「街乗りワインディング中心で、1本30分〜40分のサーキット走行もおk」的な仕様にすべきだったと思うのである。素から必要な分だけ簡単に補強して、各種快適装備はそのままにして、その上でサーキット走行にも使えるセミバケットシートやサーキット向けの小径ステアリングを装着したり、パワーアップしなくても良いから職人の手でバランス取って手組みしたエンジンを搭載する。ワタクシが乗った印象では、86のメインステージは峠とかのワインディングロードや、最長でも2000m程度のミニサーキットなのである。だったら「素86+α(スポーツ走行向けの各種装備)」が一番適してるのである。


 言っちゃなんだが、サーキット走ってるヤツなんざ実は少数派なのである。ニッポンでスポーツカーを所有してる人の中で、サーキット走行を好むオーナーって1%前後しかいないのではないであろうか。だから上記のコンプリートカーの何がダメかって、99%の人を選択肢から除外させてるトコにあるのである。でもって残りの1%に訴えられる魅力があるかと問われたら、ワタクシの答えは「ノー」である。だったら99%の人でも楽しめるように公道も意識した仕様にして、ソレ以上を望むならディーラーオプションとかチューニングショップへどうぞってワケである。さて、サーキット走行の話をすると悲しくなるので(笑)さっさと撤収しようと思う今日この頃であった。