アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RAM IT DOWN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「(お客の)満足度が期待値を超えれば、絶対値段を高いと思わない」

By 原田泳幸


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ラジコン世代のノスタルジー

 ワタクシが小坊の頃、幼心に「大人になったら絶対買うぞォォォォォヽ(`д´)ノ」と誓ったモンが一つあるのである。バギータイプのオフロードラジコンである。ワタクシ小坊の頃はコロコロコミック派であり、当時人気絶頂だった「ファミコンロッキー」と並んで好きだったマンガが「ラジコンボーイ」だったのである。ワイルドウィリス、マイティフロッグ、ホーネット、グラスホッパー、ホットショットetc。今でもハッキリと覚えてるのである(´-`)でも当時のワタクシは小遣いもロクに貰えない小坊で、ラジコンは諸々合わせて3〜4諭吉はした”高級品”であり、たとえ誕生日だとしてもおいそれと買ってもらえなかったモンだったのである(-_-;)


 その代わり買ってもらえたファミコンに夢中になり、何時からかコロコロを読まなくなり、ラジコンの事はスッカリ忘れてしまい、現在に至るってワケである。今だったらラジコン買う余裕も作る余裕も全然あるのだが、不思議と買いたいとは思わんのである(^_^;)まぁ今は1/1に夢中になっちゃったから、ソレどころじゃないってのが正直な話である。が、ココ最近、その幼心の残滓が燃え上がるようなクルマが登場したのである:

コレは【アリエル・ノマド】といって、イギリスの小さなメーカーが作ったクルマである。もう何ちゅーか、ラジコン好きクルマ好き世代のハートにド直球の一台である。一度で良いからコレ乗ってオフロードを思い切り走ってみたい。ラジコン?犬にでも食われろである(笑)WRC魔改造したハッチバックで走るよりも、コレで走った方が断然カッコ良いし絶対面白い。ワタクシはそう思う次第である。


*新スポーツカーX、再誕

 以前にも言ったと思うが、ワタクシはこの上なく「ニッポン製のスーパーカー」ってヤツを望んでいるのである。ちゅーのも、ワタクシが思うに、ソレこそがクルマとして最高のモンになるだろうからである。クルマってのは機械であり、機械であるからには機械としての美しさ(性能、信頼性、エンジニアリングの妙など)を完璧に持っていなけりゃならないってのがワタクシのジャスティスである。イタリアンスーパーカーは官能的だけど、機械としては今一つ。国産スポ車は機械としては最高だけど、官能性に乏しい。なら国産メーカーが官能的なスーパーカー作れば最高じゃねってワケである。だからこそデトロイトで行われてる北米国際自動車ショーにて公表されるアレに、ワタクシは大いに期待してるのである:



そう【新型NSXがやっとワールドプレミアされた】のである。先ず第一印象だけど、ワタクシのソレは「カコ(・∀・)イイ!!」である。元々ワタクシは過剰にハデなデザインは好きじゃないので、何ちゅーかこの「奥ゆかしいハデさ」は好みなのである。




こうしてみると、やっぱ初代の面影っちゅーか思想っちゅーか、そういうのが見え隠れするのである。低く幅広く全面投影面積を小さくしながらも、ドライバー目線からの使い易さ(前方後方側方視野、ドラポジ等)に最大限考慮する。正に初代のソレである。あとボディのあっちこっちに通気孔があるって事は、やっぱ発熱が凄いって事なのであろうと思うのである。因みにカタログスペック(及びその他)を簡単にまとめると:

  • 出力は550馬力+α(多分エンジン単体が550で、モーターが+α)
  • 全長4470mm、全幅:1940mm、全高1215mm、ホイールベース2630mm
  • タイヤは前245/35ZR19、後295/30ZR20
  • 値段は15万ワシントン(現在のレートで約1800諭吉)
  • 2〜3年後にオープンモデルやTypeRもあるかも

という事である。スペック云々は予想通りだけど、予想外なのが値段である。ワタクシは1200〜1300諭吉を予想してたのだが、何とも強気な値段設定である(^_^;)さてその他、ワタクシが気になった部分を紹介してくとしよう:


やっぱ外見で一番目に着くトコが、この”ジュエルアイ”って呼ばれる6連LEDヘッドライトと、ミッドシップスーパーカーの定番であるリアウィンドウからのエンジン見せである。今の代車がLEDヘッドライトで、その見易さはワタクシも実体験済みだから、コレも良いモンである事は容易に想像付くのである。あとエンジンであるが、ワタクシ的にはもっとハッキリ見せた方が良いと思うのである。何せクルマは機械であり、クルマという機会の核がエンジンなのだからである。


タイヤは【コンチネンタル・コンチスポーツコンタクト】で、ホイールは【BBS・RI-D】で、ブレーキキャリパーは【ブレンボのモノブロック6ポット】で、ローターは【ブレンボのカーボンセラミックディスク】であろう。一番の問題はローターであり、サーキット走行する際にカーボンだと色々とコスパが悪いのである(^_^;)ポルシェやフェラーリなんかのディーラーでも「サーキット走るんだったら断然鋳鉄ローター」って言ってるぐらいだから、オプションで用意してある事を願うばかりである。



インテリアであるが、コレも中々悪くないのである。が、やっぱ素モデルは街乗り中心って考えてるのか、シートはサーキットとかだと物足りないだろうし、何より4点ハーネスの肩部分を通すための穴が無い。サーキット行くんだったら、やっぱTypeR待ちであろう。


まぁ最新のクルマらしく、完全デジタルのグラスコクピットである。レブリミットは7500rpm。ターボだからショボイと思ってたが、思った以上に回るモンである。中央左下の「assist/charge」ってのは、恐らくハイブリッドシステムの状況を示してるモンであろうと思うのである。



センターコンソールのデザインも中々だし、スイッチ類も整理されてて使い易そうである。



機械好きをこの上なく萌え上がらせるのは、何と言ってもこの駆動系レイアウトであろう。コレ見ただけでもう「マジモンのスーパーカーキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!」って興奮してしまうのである(笑)たとえ剛性云々が言われたとしても、エンジン縦置きミッドシップは何時の時代もクルマ好きの永遠の憧れなのである。コレ見ると上記の「エンジン+3モーター」のレイアウト構造が良く分かるのである。真ん中にあるT字のソレは、ハイブリッド用のバッテリーと考えて問題無いであろう。


*ホンダの本気

 何ちゅーか、久々にホンダの本気を見た希ガスのである。このクラスのスポーツカーにハイブリッドを積む。実はコレ、国内外の何処のメーカーもやってない&やれなかった事なのである。コストの問題、発熱の問題、重量の問題、効率の問題等々。ソレをホンダが敢えてやろうって言うのだから、そりゃワクテカするなってのがムリな話である。日産にはR35(と今現在開発が噂されてるR36)があって、レクサスも間違いなく対抗馬を送り出してくる。時間はかかったが、コレで三者三様ニッポンの3大メーカーによるスーパーカーが勢ぞろいしたワケである。ココから競い合って互いがどう進化していくのか、ニッポン車好きスポ車好きのワタクシとして、コレ以上楽しみな事は無いのである。


 実際問題、ワタクシもこの新型NSX、所有できるのなら所有してみたいのである。上記にもあるように、やっぱ縦置きミッドシップはスポ車好きのロマンだからである。今度来るクルマも3〜5年経てば買い替えの時期も来るので、その時にコレに乗り換える事を考えても良いのだが、問題が無いワケではないのである:

  • 新しい事づくめなので、機械としての信頼性はどうなのか
  • ローターもカーボンだし、タイヤもデカいし、維持費はどうなのか
  • やっぱ素で1800諭吉という高価格。TypeRとなれば、ソコから更に高くなる事は間違いない

といったトコが現在のワタクシの懸念である。いくらなんでも、やっぱ1800諭吉は強気過ぎだとワタクシは思うのである(^_^;)だってソコまで高くなると、もう911ターボや911GT3、あるいは中古のフェラーリランボルギーニが視野に入ってくるからである。ワタクシだってこの価格だったら、高い確率で911ターボか911GT3を選ぶ。何故なら911は確かに古いかも知れないけど、実績とノウハウがシッカリしている上に、ブランドも確かだからである。まぁこういう事を実車に乗る前にアレコレ言ってもしゃーないので。年末を素直に待つ事にする今日この頃であった。