ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「食べ物を選ぶように、言葉も選べ」
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*アメリカ製品の魅力?
あの就任演説から既に二日経ったが、未だ世界中で興奮が収まらないようである。まぁ資本主義の飽和点というか、グローバリズムの限界というか、民主主義の盲点というか、そういうモンを世界中の人々に対しまとめて突き付けられたからであろう。因みに前々から述べているように、ワタクシは選挙の結果そのものは尊重しているが、トランプという男は全く評価していない次第である。正直な話、口の悪さやマナーの悪さは大した事じゃないのである。一番の問題は、ソコにはセンスもなけりゃ知性も感じられないって事である。ホントに知性とセンスのある政治家ってのは、暴言や悪口の中にもウィットやユーモアのセンスが感じられるのであるが、トランプの今までの発言の中からはソレを全く感じない→ダメな可能性大って事である。
その事をより一層思ったのが、この就任演説である。ココでトランプは「アメリカ人を雇用して、アメリカでモノを作る」と言ってるが、ソレに対しワタクシは「アメリカ人が作ったアメリカ製品を誰が買うんだ?」と問い返したいのである。なぜ今、アメリカ製品が他国の製品に取り変わられているかって、理由は明らかである。アメリカ製品に魅力が無いからである:
アメリカに工場を建てて、アメリカでアメリカ人が作って売る
↓
アメリカ人だから、当然中国人とかその辺りよりも賃金は高くなる
↓
当然、人件費は価格に上乗せされ、アメリカ製品の値は上がる
↓
アメリカ製品のブランド力が価格に追いつかない
↓
売れない
↓
/(^o^)\
・・・ってなる事が容易に想像付くからである。例えばコレがポルシェとか、ベンツやBMWの上位モデルなら「熟練したドイツ人職人が、インフラの整ったドイツ本国の工場で作る」って事に価値が生じるから、人件費が上乗せされて高くなったって売れるのである。フェラーリやアストン・マーティンも然りである。で、アメリカの製品で、アメリカ人がアメリカ本国で作る事に高値が付く商品がどんだけあるんだって話である。ワタクシの知る限り、フェンダーとかギブソンとかのエレキギターぐらいなモンである。
*水野和敏物語
だから工場をアメリカ国内に呼び戻す事で雇用を回復させられたとしても、ソコで作ったモンが売れなきゃ意味が無いのである。この事は水野和敏氏も講演で言ってたけど、アメリカ人はモノ作りに関して効率と売上しか見なくなってしまってるのである。職人の質を上げて高くても売れるモンを作るよりも、質は低くても薄利多売した方が儲かるからそうする。その成れの果てが今のアメリカの現状なのである。その事に一切触れないで「アメリカ人を雇用して、アメリカでモノを作る」だけしか言わんから、トランプはダメだとワタクシは言ってるのである┐(´-`)┌そうそう、水野氏といえば、こんなモンを本屋で見つけてきたのである:
ベストカー水野和敏SPECIAL (ベストカー情報版ムック)
- 作者: 水野和敏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/01/23
- メディア: ムック
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水野氏のムックの新しいヤツが発売されたのである。中身はベストカー誌に掲載されてたモンのまとめだが、ムックのためだけに新型NSXのレビュー記事が載ってるのである。まぁ予想通りと言えばソコまでだが、やっぱ水野氏も新NSXをボロクソ言ってたのである(^_^;)詳しくは省略するが、やっぱ1つの車種を何十年にも渡って作り続け改良し続ける事は、特にスポーツカーという細かいトコまでもを徹底追及される車種においては重要なのである。ロドスタの貴島氏も「スポーツカー作りで一番やっちゃいけないのは、会社の都合で生産中止にすること」と言っていたが、ホントその通りだと思うのである。
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/01/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (5件) を見る
このシリーズも漸くコレで終わりだー\(^o^)/・・・と思っていたのだが、どうやらまた次が出るみたいなのである(^_^;)コレまではずっと「最初に買った一冊目が紙書籍だったから」って理由で物理書籍で揃えていたのであるが、もう次からは電子でいい気がしてきたのである(笑)その内こち亀やグイン・サーガみたいになったとしても、ワタクシはもう驚かないだろうと思うのである。
*反対者の反対は(間接的な)賛成なのだ!
が、そんなトランプも真っ当な選挙で選ばれているのであり、選挙の結果に対しては自分の意見とは相容れなくても結果を受け止め尊重し、反対意見があるのなら国会にて(議員が間接的に)反対意見を述べるか、あるいは次の選挙に備えて準備するべし。ワタクシはそう考えてる次第である。ココで「この選挙は民意を反映していないッ!あの男を大統領とは認めないッ!」っていうのは簡単だし、その権利も自由もある事は確かにそうなのだが、だからと言って勝った人を支えた民意を蔑ろにして良いとは思えないのである:
言っちゃなんだが、こんな事しても逆効果だと思うのである。選挙前に散々反対デモやっておいて、ソレでも尚トランプが勝って、勝った後も同じようにデモを繰り広げる。つまり負けを認めることができず、ソコから何も反省していないって事である。コレじゃ何回やっても勝てないに決まってるのである。その中でもやっちゃいけないのが【マドンナのソレ】みたく汚く罵る事である。
絶対に反撃してこない相手に対し、有らん限り汚い言葉で罵る。コレを「表現の自由ガー」と言われたらソコまでだが、ソレをどう評価するかも受け取る側の自由ののであり、ソレを見たワタクシが「こんな卑怯なヤツ等が支持するような候補者や政党はロクなモンじゃない」とこの場で述べるのもまた表現の自由である。ワタクシは前々から言っているのであるが、目的や大義は決して手段を正当化しないのである。ニッポンの連中もそうだけど、サヨクってのは真っ当な方法で勝てなくなると、真っ当じゃない方法を目的や大義で正当化して戦おうとする。そしてソレを繰り返せば繰り返すほど、真っ当な人々の関心や支持を失っていくのである。目的や大義は決して手段を正当化しない。重要な事なので二度言う今日この頃であった。