ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「私は選手に安定を与えようとは思いません。”君にこのポジションは任せたよ”と保証するつもりもありません。過去の勝利は未来の勝利を約束しませんから」
Ｂｙ アルベルト・ザッケローニ
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
＊ドライビングポジションこそ全て
ワタクシがクルマに乗る時、一番重視するモンの一つがドライビングポジション（以後ドラポジ）である。実際に座ってみてドラポジが合わないクルマってのは、他の全てが良くても基本ダメなのである。ドラポジが合わないって事は、ソレ即ち座るために余計な力と余計なストレスがかかってるって事である。最初暫くの間は我慢できるが、コレが長距離、長時間となってくると、疲労とストレスがボディーブローの様に蓄積してきて、ソレが思わぬアクシデントを引き起こす事があるからである。そう、良いドラポジってのは単に運転し易いだけでなく、身体と安全を守る上でも重要なのである。でもってワタクシの経験上、ノーマルシートでダメなドラポジは、シートやステアリングを交換してもダメなのである。だからこそノーマルでのドラポジは重要なのである。
でもってワタクシの経験上、同じスポーツカー（及びスポーツタイプの車種）においても、外車の方がドラポジに関しては上だと思うのである。ポルシェ911みたいなピュアスポーツカーじゃなくても、シッカリしたドラポジの取れるクルマが少なくないのである。この前乗ったVABとゴルフGTIだけど、ドラポジは後者のが断然良かったのである。やっぱニッポン車にこういう深いモンを期待するのは難しい・・・と思っていた時期がワタクシにもあったのである（笑）その考えが変わったのも、コレに乗ってからである：
そう、遂に生まれて初めてレクサスに乗っちゃったのである（笑）この【レクサスLC500】以前から気になっていて、FSWで実物見て以来断然乗ってみたくなったのと、試乗車置いてあるレクサスディーラーにワタクシの良く知るロンマニアの方が中の人やってたので、VABとゴルフGTI乗ったついでにドサクサに紛れて行っちゃったワケである（爆）何はともあれ、ワタクシ如きを丁重に案内してくれたロンマニアのT氏にはこの場を借りて感謝させて頂く次第である<(_ _)>
蛇足であるが、ワタクシには”試乗しに行く際の裏技”なるモンがあるのである。コレがあれば国内外のメーカー問わず、大概のディーラーで試乗を断られないという裏技である。どうやるのかと言えば、実に簡単な事である：
コレでディーラーへ乗り付ければ良いのである（笑）コレで乗り付ければディーラーの中の人もノリノリで接客してくれるし、試乗だって予約してなくても一発おｋである（爆）今回行ったスバルでもVWでもレクサスでも試乗を断られる事は一切無かったし、ポルシェ行った時も「９１１？ケイマン？好きなだけ試乗してくださいッ！」だったのである。流石にフェラーリとかランボルギーニとかマクラーレンとかは分からんが、ソレでも殆どのディーラーで嫌な顔をされる事は無いのである。まぁスズキディーラーに試乗に行った時は、流石に場違い感が凄かったのであるが（核爆）
＊見せて貰おうか、日本発のプレミアムブランドの乗り味とやらを！
ワタクシがコレの何を一番気に入ったかって、上記にもあるようにドラポジである。以前「ゴルフGTIのドラポジが素晴らしい」と書いたのであるが、LC500は更にその上を行ってるのである。ぶっちゃけた話、R35やNDよりもずっと良いのである(*´д`*)多分ワタクシが今まで乗ったクルマの中でも一番良かったのではと思うのである。分かり易く言うと、レーシングカーそのもののドラポジである。もうこの時点で「このクルマがハズレな筈がないッ！」って確信してしまった次第である（笑）まぁ基本ラグジュアリークーペなんでサーキット等に持ち込むと「？」な部分が少なくないが、街乗りやワインディングに限定するなら最高なんじゃないかなと思うのである。
あと走り出してみて感じたのが、ビックリするほど乗り易いって事である。ロングノーズで座位置も低く、全長や車幅も決して小さくないのであるが、前後オーバーハングが短い＆タイヤの位置が感覚的に分かり易いから、乗ってて車体感覚云々で困る事は無いのである。あとドラポジだけでなく、インパネや各種インテリアも使い易いのである。液晶式インパネはモードによって見たい情報が見易く表示されるし、モード切り替えスイッチも扱い易い場所にあるし、HUDには速度とギアと回転数がちゃんと映し出させる。あとナビのリモートタッチってヤツが思った以上に使い易くてビックリしたのである。ゴルフGTIのジェスチャーコントロールも良かったが、コレも中々秀逸なのである。
あと今回乗ったのはHVの方ではなく、V8エンジン積んだ方のヤツである。ノーマルモードやコンフォートモードだと静かなエンジンが、スポーツモードやスポーツ＋になると性格がガラリと変わるのである。スポーツモードにすると踏むと猛々しいV8エキゾーストが響いてきて、ダウンシフトするとブリッピングの音がコレまたガツンと来るんで、何も無くともアクセル吹かしたくなる＆ダウンシフトしたくなるから困ったモンである（笑）そりゃ大排気量のマルチシリンダーが今尚ありがたられるのも納得いく話である：
こんな感じに心地良いエンジン音が響いてくるんだから、そりゃ楽しいに決まってるのである。足回りもサーキットに持ってくと「？」ではあるものの、街乗りとワインディングには必要十分である。アクセル抜いてステアリング切るとスッとノーズが入っていって、タイミング良くアクセル入れるとケツの方で曲がっていこうとする、FRならではの挙動も十分楽しめるし、ミッションもトルコンATとは思えないぐらいダイレクトだし速い。何ちゅーか、最後に良いモンが乗れたのである(^-^)
＊やっぱＦが欲しい
書きたい事はまだまだあるのだけど、もうコレぐらいにしておこうと思うのである。終始褒めっぱなしのLC500だけど、問題が無いワケではない。その中でも一番はやっぱり「重たい」という事であろう。１９６０ｋｇ、R35よりも２００ｋｇも重いのである。ワタクシがコレまで幾度も言ったように、街乗りとワインディングぐらいならコレでも良いのであるが、サーキットだと「？」なトコであり、そしてワタクシはサーキットを走る類のオーナーなのである。ポルシェなんかだとオーナーがサーキット走行するためのオプション装備（ソレ用のシートや４点固定ハーネスなど）も用意してあるのだが、生憎レクサスにはそういうモンはまだ無い。ココまでレーシングカーめいたクルマ作れるんだから、今後に期待である。
あとコレは出るかどうかも分からんのであるが、やっぱ「レクサス＋モタスポ＝Fシリーズ」であり、RC同様コレにもFが出るんじゃないかとワタクシは睨んでるのである。足回りやシート云々もあるけど、やっぱ４７７馬力じゃワタクシは満足できないからである（笑）まぁレクサスもバカじゃないから、そういうクレイジーなFRを好むファンが少数ながらも居る＆そういうヤツはクルマにカネを注ぎ込む事を惜しまない事は知ってる筈なので、是非とも期待したいトコである。確かにクルマはパワーと加速だけじゃないのであるが、でもやっぱパワーと加速はスポーツカーを語る上で欠かせない要素なのである。異性を語る時に、顔とスタイルが重要なのと同じである（爆）さて試乗シリーズは今回でもうお終いなので、次回からは平常運転に戻ろうと思う今日この頃であった。
