ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「良い馬は、鞭を当てられる前に気配で走る。馬鹿な馬は、鞭を当てられて痛いので走る。もっとしょうもない馬は、それでも走らない」
By 幸田露伴
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*馬を水辺に連れて行く事はできても、水を飲ませる事はできない
ワタクシが好んで使うこの諺であるが、コレが【トランスジェンダー役を、そうでない俳優が演じてはダメな理由】と【白人声優の降板歓迎するアメリカの特殊事情】に関するワタクシの見解でもあるのである。確かにリアリティーを出すためには、同じ属性の人間を当てた方が良いのは間違いないのである。もしもニッポンのアニメの外国語版吹き替えで、関西弁のキャラを流暢な標準英語で吹き替えられたとしたら、原作ファンは間違いなく猛烈な違和感を感じる事であろう(笑)が、ソレの良し悪しを決めるのはファンであり、キャスティングがそうなるのも自然に任せるべきであり、決して強要してはいけないのである。
Hollywood's Trans Community Reacts to Scarlett Johansson's Departure From 'Rub & Tug' | THR
そう、たとえソレがどんなに正しくても、ソレを強制された時点で正しさの価値は無くなってしまうのである。ちゅーのも人間というナマモノは理論よりも感情で強く動くモンであり、この場合は平等の思想の素晴らしさが「やり方を強要されたッ!」っていう不快感に掻き消されてしまうのである。でもってファンが離れれば映画を作る側もソレに追随せざるを得なくなるから、自ずとマイノリティーが映画等に登場する機会は減るであろう。そう、こういうのを強引に推し進めるという事は映画界だけでなく、マイノリティー俳優声優が自らの首を絞めてるに等しいのである。今は昔と違って娯楽は星の数ほどあるんだから、映画に拘る必要なんて殆ど無いのである。
*電動車Gen4
そう、BLMをキッカケに盛り上がってるこの類の運動の何がダメって、押し付ける側の選民思想をバリバリに感じるからである。何ちゅーか「お前等は何も分かってないんだから、我々のやり方について行けばいいッ!確かにルール違反なトコは多少あるけど、ソレが正しかった事は後の歴史で証明されるッ!」って態度で臨むから、この運動は真の賛同を得られないのである。そしてどんなバカであろうとも、どんな気持ちを以って投票しようとも、一票は一票なのである。さて話は変わって、と:
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*ルサンチマンのパンデミック
今世界中で起こってる事って、サブタイに示すように「ルサンチマンのパンデミック」だと思うのである。ワタクシは前にも言ったと思うが、競争が公平に行われれば行われるほど、技術や科学が進歩すれば進歩するほど、更に少数の人間に富が集まるモンなのである。グローバル化と技術革新で少数の優秀な人間にだけ富が集中し、しかもソレは正当で合法的な努力や才能の結果なんだから文句が言えない。そんな状況で勝ち組連中に対する武器となったのがポリコレであり、LGBTであり、BLMなのである。よーするに昔は社会共産主義が担ってた負け組の反乱の旗印を、今はソレ等の主張が担ってるってワケである。
でもって今はネット社会で、何処も彼処も新コロのせいで仕事が無くなった上に家に閉じ込められて、更にはANTIFAみたいな極左連中が暗躍したんだから、タイミング的に色々悪い事が重なってしまったのである(^_^;)ただコレが共産主義の時みたいな大きな運動になるとはワタクシは考えていない次第である。つーのもポリコレもLGBTもBLMも、共産主義のソレみたいに壮大な夢と目標が無いからである、いずれの運動も精々「出来るだけ自分等が良い思いをしたいッ!」ってだけで、部外者に殉ずるに値するだけのモンを与えられないからである。人間は理論よりも感情で動くけど、でも何だかんだ大きな理想は必要。改めてそう思う今日この頃であった。