ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「鬱病者とそうでない人とでは体験が違うのではなく、体験に対する解釈が違うのだ」
By アーロン・ベック
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*諸刃の剣、使うべからず
先日ネタにした大坂なおみ云々であるが、実にアッサリと騒動が終息に向かってしまったのである。まぁコレに関してはワタクシも「病気ならばお大事に」としか言い様が無いのである。が、契約反故やルール無視やマナー違反に関しては「ソレとコレは別の話」であり、だからと言って容認は出来ない次第である。擁護するヤツは「形はどうであれ問題提議した事に価値がある」「フツーに会見しても聞いて貰えないならこうするしかない」とか言うけど、言っちゃ悪いがソレはテロリストの言い分と全く同じであり、決して容認は出来ないのである。
ただワタクシの経験上、この手の”弱者カード”は諸刃の剣でもあるのである。コレ使うとバッシングや批判の声を一方的にシャットダウンできるが、その代わり自分自身は腫れ物になってしまうのである。腫れ物になるとどうなるかって、本心で本気で接してもらえなくなってしまうのである。何せ少しでも言葉を間違うと”弱者カード”で殴りつけてくるんだから、当たり障りの無い対応しか他人はしなくなってしまうのである。近付いてきてチヤホヤするのは同じ弱者界隈のヤツ等だけになり、フツーの人等は距離を置くようになり、分断と孤立が更に進んでしまうのである。
*カスタムガン生涯現役宣言
まぁ「自分の視野範囲内に居る人等に好かれさえすれば、視野外のヤツ等にはどんなに嫌われても構わないッ!」って考え方は昔からあったけど、SNSが登場して以来そういう考え方は更にエスカレートしていってるのである。何せ簡単にグループが作れて都合の悪いヤツも簡単にブロックできるんだから、いとも簡単にエコーチャンバーしてしまうってモンである。さて話は分かって、と:
*やっぱリアルがナンバーワン
ワタクシはSNSやるようになってもう結構経つのであるが、長年SNSやってて思う事は「やっぱコミュニケーションはリアルじゃないと上手くならない」って事である。SNSはイヤな意見をブロックできて楽なのであるが、その代わりイヤな意見の中に混じってる「テメェに都合の悪い真実」というシロモノも同時にブロックしてしまってるのである。そしてこの「テメェに都合の悪い真実」こそが、真に自分を成長させてくれるのである。だからスポーツ選手がイヤな事を聞かれると分かってても記者会見に出るべきなのは、つまりそういう事である。
諺で「良薬は口に苦し」って言うのは、つまりそういう事だと思うのである。ワタクシのショボい人生経験においてだって、ヘタな褒め言葉なんかよりも、こういった「テメェに都合の悪い真実」の方がずっと有益だったと言えるのである。でもSNSはそういった機会を奪って、人間的に成長できるチャンスを奪って、小さい自己満足の世界の中でしか生きられないようになってしまうのである。そんなヤツが歴史に名を残す大物になれる筈なんか、当然無いのである。SNSを使いたいのならリアルでちゃんと揉まれて、経験と強さを身に付けてから。そうじゃないとSNSに使われてしまうと思う今日この頃であった。