アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HEAD FIRST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「あらゆる罪のうちで最も悪いものは、人を分断する罪である。嫉妬であり、恐怖であり、非難であり、敵対心であり、怒りである。要するに、人への悪意である。人の魂が神や他者と愛で結ばれるのを阻む罪とは、こうしたことを言うのである」
By レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*2023年最初のブログ
 ロンマニアの皆様、あけおめことよろであるm(_ _)mもうパッと見で分かるように、気分転換にブログのレイアウトを一新した次第である。最近はもう目が覚めたら枕元にあるiPad開いてSNS等をチェックする事から始まるのであるが、正月の朝だというのに自民党がどうのこうの、Colaboがどうのこうの、ワクチンがどうのこうの等々┐('~`;)┌そんな事よりも遥かに大事な事がワタクシにはあるのである:

こんな超快晴ニッポン晴れの元旦の朝に、911GT3でエンジンを上までブン回して飛ばす。もうソレだけで脳が蕩けるほどの快感がワタクシの全身を駆け巡るのである(笑)コレを一度体感すれば、政治だの社会だの健康問題だの、そんな事は極めてクソ些細なんだって事が瞬時に理解できる筈である(爆)

 マジレスすると、テメェの力でどうにもならない事に怒りをぶちまけたって何も良くならないだけでなく、テメェの怒りで自家中毒に陥ってしまうのである。コレは科学者も言ってた事であるが、SNSでの過激なカキコでストレス発散させる癖が付くと、その手軽さにハマって色々とトチ狂っちゃうんだそうである。こんな時は外に出て、太陽の光をガンガン浴びてセロトニンを作りまくるに限るのである:

正月の朝で、しかもガッツリ晴れてるせいか、今日はスーパーカーが多く見られたのである。あとスーパーカーだけでなく、クラシックカーも結構走ってたのである。多分大黒PAなんかはその手のクルマでごった返してるんだろうけど、大黒はワタクシん家から遠い&コミュ障ぼっちのアスペルガー野郎のワタクシにゃ行っても何も出来ないだろうから、大人しくソロ走行に徹するのみである(笑)

*分断の始まり
 でもって2023年はどんな年になるかって、まず多くの人が考える台湾有事であるが、ワタクシはその可能性は非常に低いと考えてるのである。台湾取られて半導体やられたらアメリカ経済が終わる&台湾見捨てたらアメリカが信頼を大きく失い覇権が終わる→台湾有事になったらアメリカは台湾を守る以外の選択肢が無いのもだけど、戦争に備えた空気が無いからである。戦争になるならロシア&ウクライナがそうしたように互いの大使を追放して大使館を潰すのであるが、そんな気配は見当たらんのである。あとロシアがそうなったように、台湾有事が始まったら全西側国家から経済制裁をガッツリ喰らうダメージもデカ過ぎるからである。

youtu.be

 コレ以上の戦争は起こらないとしても、世界の分断は不可避だと思うのである。グローバリズムは終わって、世界が「自由民主主義グループ」と「独裁専制国家グループ」のブロックに政治も経済も社会も分かれるのと同時に、個人レベルでも人々の分断は不可避だと思うのである。ちゅーのも先進国でも近年、従来の法治主義や個人の自由や科学に基く議論といった、そういうモンに反対する人等が増えてきてるからである。反ワク然り、親露然り、BLM然り、ポリコレ然り。そういった連中の根底にあるのが「ポストモダン思想」ってヤツなのである。

youtu.be

 従来の社会ってのは、法やルールや風潮を理解し使いこなせるヤツが得をして、そしてある程度以上の危機管理能力のあるヤツが損をしない社会なのである。ソレが時代が経つにつれて技術や科学が進歩して、ソレに伴い学ばなきゃならない事が日に日に増えていって、その結果上手く行くヤツと上手く行かないヤツの格差が更に広がって、その階層はやがて固定化されてしまうって事である。よーするに格差社会ってのは偶然ではなく、人間社会の進化に伴う必然だったのである。じゃあついてけなかった負け組はどうなるかって、新しい社会規範を元に社会を作り替えようとするのである。100年前は共産主義で、今はポストモダン思想である。

*直感直感アンド直感
 ワタクシも実際その手の連中と何度か言葉を交わした事があるが、連中に共通してるのは「テメェの直感を絶対的に信用してる」という事である。正式な学問であろうとも、ネットのクソ情報であろうとも、テメェの純粋な心が「こっちのが正しい」って判断したらソレは絶対的に正しく、如何に矛盾点を指摘しても「信用できない」でお終いである┐( -"-)┌だからもう「好きにしやがれ」以外の言葉が出てこんのである:
youtu.be
こういうヤツ等の根底にあるのが「現状の社会や人々や世の中等に対する不満や不安」であり、よーするにテメェが社会で上手く行かない、受け入れてもらえないのは世の中が悪いからと考えてるのである。だから「真に正しいモン」を求めてしまうのである。つまり「客観性や再現性があるから正しい」のではなく「自分が正しいと信じたから正しい」のである。

 でもって今の時代、リアルじゃ周囲にソイツ一人だけでも、SNSで繋がれば相当数見つかるモンであり、ソレが「皆もそう思ってるから、やはり私の直感は正しかったんだッ!」ってなるのである。でもってマジで皆が皆全く同じ結論に辿り着いたのかと言われればそうではなく、実は集団主義者の特性として、テメェの直感ってヤツを無意識的に集団に合わせてしまってるのである:
youtu.be
ワタクシがこの”直感”とかやらで物事を決める事を危険視してる理由がコレである。直観って思った以上に簡単に変わるけど、本人は不変で普遍だと思い込んでるからである。そしてソレが時として悲惨な実力行使に及ぶ事は、ワタクシが言うまでもなく歴史が証明してる事である。自由国家と専制国家、個人主義集団主義、国や人々はこの2つにパックリ分かれていく。2023年はその過渡期になるんじゃないかなと思ってしまう今日この頃であった。