アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

A SILHOUETTE IN SPLINTERS

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「サイズやコスト目標は可能性で決めるな。必要性、必然性で決めろ」
By 大曽根幸三

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


国家元首と腕時計
 何だか岸田総理大臣(以後キッシー)の付けてる腕時計がどうのこうのでSNSが盛り上がってるっぽいのである。何せ国産高級時計で33諭吉もする云々、33諭吉もあれば給付金を3人に配れる云々。ソレに対するワタクシの見解は「ニッポンの国家元首に相応しい時計じゃん(^▽^)」といったトコである。てゆーか国家元首だからこそ、国産のイケてる高級時計を身に付けて「コレが我が国の誇る最高の腕時計です」ってさり気なくアピールする必要があるのであり、ニッポンにもそういう国際舞台において他に見劣りしないブランドの時計メーカーがある事は誇らしい事なのである。

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 でもって選んだのがセイコーアストロンってトコが実に(・∀・)イイ!!のである。上記動画にあるように、アストロンは腕時計業界に一大革命を巻き起こしたクォーツショックの発端となった腕時計ブランドである。ソレをニッポンの国家元首や要人が身に付けるって事は、自身の国の誇りを身に付けるに等しいのである。そういう象徴的な意味以外にもソーラーGPS内臓の時計ならば世界中何処行っても正確な時間が分かるので、実用品としても申し分ないのである。だから様々な角度から見ても、キッシーがアストロンを身に付けるのは非常に理に適っているのである。

*すごく・・・大きいです・・・
 という具合に、モノってのはただ単に売れて稼げれば良いのではなく、イノベーションや革命を起こす、何らかの伝説を生み出す、そういった付加価値があって初めてより利益を生み出すブランドへと変わるのである。中国製品が何時まで経っても評価されないのは、つまりそういう事である。でもって時計ではセイコーがやってきたような事を、クルマではホンダが様々な伝説やイノベーションを生み出してきてたのである。そんなホンダが新型スポーツカーとして【新型シビックTypeRを来年出す】と公式で発表して、早速プロトタイプが現れたのである。

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 もうサブタイにあるが、感想は「ムダにでけーよ('A`)」に尽きるのである。何だかSNSじゃ「カッコ良い」とか「欲しい」とかいう声が多いが、ワタクシにゃ全く理解できんのである( ̄~ ̄)ココまでデカくて、デカいという事は当然重く、しかもFFである。一説では4WDとも言われてるが、4WDだとGRヤリスや次期WRX-STIと被るため、ワタクシはFFと予想する次第である。そうなると散々ボロクソ言ってきた先代(FK8)同様、期待できる事なんて何も無いという事である。前々から言ってる事であるが、FFという駆動系式は走行性能を極めるには向いてないのである。

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 FFのメリットって何を取っても実用車としてのソレであり、速く走る上でのメリットは皆無に等しいのである。昔のホンダは「ウチのFF車は他社のFR車よりも速い」っていう技術誇示の目的でEK9シビックやDC2インテグラにTypeRを設けていたが、もうFF技術が広く普及してホンダの専売特許じゃなくなった今、FFでの速さに拘る必要なんて無いのである。コレも前々から言ってる事であるが、デカ過ぎ重た過ぎなFFを速くしようと思ったらパワー上げてタイヤ太くするしかなく、そうなるとアンダーステアやらトルクステアやらを抑え込む為に電子制御が増え、維持費もバカにならなくなる。良い事は何も無いのである。

*前輪駆動は軽く小さくてナンボ
 ワタクシがFFスポーツの最速争い見てて「こらアカンは('A`)」という思いを決定的にしたのが、ルノーのメガーヌRSトロフィーRを見た時にである。ボンネットどころかブレーキローターもホイールもカーボンで、軽量化の為に色んなモンを取っ払ってて、セッティングも熟練したドライバーじゃないと上手く操れないシロモノになってて、車体価格も900諭吉とムダに高く、カーボンローターだから維持費諸々が安い筈もない。でもってケタ外れに速いかと言われたらそうでなく、似たような価格帯のFR車やMR車や4WD車の方が速いのである。

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 飛び抜けて速くもなく、実用性は殆ど犠牲にされていて、でもって所有する満足感があるのかと問われたら「ルノー車だぞ」でお終いである(笑)ぶっちゃけR35かM2かケイマン買った方が全然速いし、実用性もあるし、所有する満足感も全然あるのである。車重は1250kgまで、パワーは250馬力まで、コレがFF車を楽しく乗れる最低条件だとワタクシは考えてる次第である。ソレ以上になるとデメリットの方がデカくなり、ソレを補うための電子制御諸々が強くなり、ナチュラルな楽しさが薄れてしまう。餅は餅屋、スポーツカーはFF以外だと改めて思う今日この頃であった。

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