アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE CLANS WILL RISE AGAIN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「知識を得たいならば、現実を変革する実践に参加しなければならない。梨のうまい味を知りたいなら、自分でそれを食べて、梨を変革しなければならない」
By 毛沢東

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


マイバッハロールスロイス、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い
 上記サブタイに対する水野和敏氏の答えは「マイバッハはクルマを作ったから」だそうである。ロールスロイスが他のメーカーと決定的に違うトコは何処かって、ロールスロイスはオーナーが運転しない事が大半だという事である。だからロールスロイスのオーナーが何よりも重視するのが「後部座席における快適性及び安全性」である、極端な話ハンドリングがクソであろうがブレーキタッチがゴミであろうが、ソレはショーファー(運転手)が何とかする事なのである。そしてロールスロイスはソコに特化してクルマ作りをするのであり、ニュル北でのテストも走りの質云々タイム云々ではなく快適性を評価するために行ってるのである。

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 でもってマイバッハってのは基本的にベンツSクラスの延長線にあるクルマなので、そのまんまクルマとして磨き上げてしまったという事である。でもってこのクラスのクルマを求めるVIPはロールスロイスのような「移動する居間」を求めているのであり「超豪華なクルマ」ではなかったのである。コレが水野和敏氏の言ってた「マイバッハはクルマを作ったからロールスロイスに負けた」という意味である。マイバッハの出来が悪いからではなく、顧客のニーズを的確に満たさなかったのが敗因だという事である。この手のVIPは運転を楽しむクルマが欲しけりゃ、他に幾らでも他所のを買えちゃうのである。

スマホの延長線にあるクルマ
 そんなロールスロイスマイバッハ(てゆーかベンツ)も、2030年以降はEVオンリーに転向するんだそうである。そうそう、EVと言えば【ソニーがEVに参戦する】らしいのである。恐らく殆どのクルマ属性のあるロンマニアの方々は「ソニーってマトモなクルマ作れんの(´д`)」って思ってる事であろう。ハンドリングの良し悪し、ドラポジの快適さ、タイヤと足回りのセッティング、各シチュエーションにおける安全性と信頼性、雑音や振動の抑え方、加速減速旋回のフィーリング等々。そういう既存のメーカーが何十年にも渡って研究し続けてる事が、実績ゼロのソニーに作れるものなのか、と。

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 だが一旦落ち着いて考えてみて欲しいのである。もしかしたらソニーは「ハイテクなEV」を作りたいのではなく「人と荷物を載せて走れる家電」を作りたいんじゃないかと考えられないであろうか(笑)メチャクチャぶっちゃけた話をすると、今時クルマの走りに拘るヤツなんてのは、ワタクシみたいなクルマバカの珍獣だけである(爆)多くの人は走行性能なんか必要十分あれば良いのであり、必要十分の上でもっと安くだとか、もっと便利にだとか、もっと快適にだとか、そういうトコのが重要だったりするのである。だから大した実績の無いメーカーのEVであっても、安くて便利で快適でハイテクならば躊躇わず買えちゃうのである。

 だからワタクシはこう予言するのである。将来EV時代になったら、大多数の一般的なEVユーザーは利便性やコスパに特化した電化製品的なEVに移行していくのではないか、と。ちゅーのもEVって基本構造は何処も同じ様な感じになる→そうなるとサービスや価格勝負になるんで、ICE時代の今以上にクルマのコモディティー化は加速していくと思うのである:
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でもってワタクシのようなクルマバカの珍獣共は、走りを売りにする高級メーカーに”隔離”されてしまう事になるんじゃないかと予想されるのである(笑)とは言っても前々から言ってるように、ソレはバッテリー問題が解決したという前提があってである。今の状況のままだと、EVとHV(及びPHEV)との併用になっていくんじゃないかとワタクシは思うのである。

ソニータイマーなんか怖くない
 でもってソニーがEV作るってニュースが出た直後、恐らく最も多く出てきた単語が「ソニータイマー」なのではないであろうか(笑)上記にも書いたように、クルマにおいて耐久性や信頼性は命に関わるだけあって非常に重要である。既存の自動車メーカーは世界中の様々な極限状態での各種テストを気の遠くなるような時間をかけて行った上で信頼を得てるのに、ソレが全く無いソニーに信頼できるクルマが作れるのか。コレがソニー製のEVに乗る上で、どうしても避けて通れない案件であろう。どんなに安くても、命に関わるんだったら話は別である。

 じゃあもしもワタクシがソニーEV会社の中の人なら、ソコんトコをどう解決するのか。ソレを少しばかり考えた結果「スマホみたいにソニータイマー発動前に定期的に買い替えるようにすれば良いんだ ☆:.ヾ(`・∀´・+)ノ.:☆.:゚+」という超名案に辿り着いたのである(笑)具体的に言うとこんな感じである:

もう1~2年で買い換えるのを大前提にして、耐久性もソコまで持てばいいと割り切っちゃう

タイヤもローターもパッドも1~2年+αで使い切る事を前提に最小限で作って、無交換で運用してく

そうする事で製造コストを大幅に抑え、1~2年での買い替えをし易くする

ローンの組み方や保険の掛け方が特殊なモンになる為、ソニー銀行ソニー損保で専用のソレを作っておく

(゚д゚)ウマー

よーするにスマホを買い換える感覚で、ソニーEVも定期的に買い替えるようにしようって話である(笑)1~2年保証するだけだったら既存自走車メーカーがやってるような徹底した耐久性テストはしなくても良いし、中古車買い取りやリサイクルを上手く活用すれば地球にも優しくなるかもなのである。まぁ何はともあれ、実際に試乗してみない事には詳しい事は言えない。コレだけは確実な今日この頃であった。

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