ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「あなたの専門分野の上位10%に入るために、あらゆる出費と犠牲を払う決意をしなさい。見返りは計り知れないでしょう」
By ブライアン・トレーシー
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*電気自動車のススメ
もう何度も言ってる事であるが、ワタクシは電気自動車(以後EV)賛成派である。エコ?コスパ?ズバリ「単純にEVのが速いから」である。内燃機関(以後ICE)の効率は現段階でも40%程度に過ぎないが、電気モーターはもう80%を超えているのである。つまり単純計算でサイズが同じであれば、EVはICEの倍のパワーが出せて、倍のパワーが出せるという事はソレ即ち速いという事である。クルマにとって速さとパワーは正義であり、スポーツカーなら尚更である。バッテリーと充電さえ何とかなれば、100年前にクルマが馬を駆逐したのと同じ事がEVとICEに起こるのである。
問題はそう、バッテリーと充電だけなのである。ソレが未だ何ともならんからEVのラインナップが限られてしまってるし、ワタクシも買おうと思っても手が出ないのである( ̄~ ̄)今んトコは富裕層のセカンドカー以降って使い方がメインで、実用性無視で思いっきり趣味に振ってるか、或いはシティコミューターとして実用性一辺倒かのどっちかしかないのである。ネット回線みたいに家やマンションの駐車場にデフォで充電インフラが置かれるようになるか、或いはスタンドで5分で満充電できるようになるかじゃないと、ラインナップも購入者も増えないであろう。
*日産スポーツカー\(^o^)/オワタ?
だから【日産がICEの新規開発を縮小】って聞いても、正直な感想は「ソレはソレで良いけど、どんなクルマを作るか次第やね」ってトコである。ワタクシは2002年以前の日産に思い入れは無いし、日産のEVやe-Powerの出来の良さは実体験してるので、特にガッカリはしてないのである。でもってこの件に関する反応と言えば:
といったトコであろう(笑)正直ワタクシも日産車と言えばスポーツカーしか気にしてないので、日産車のラインナップが今後どうなろうが知ったこっちゃないのである(爆)ただスポーツカー好きとして、GT-RとZの行く先は超絶気になるのである。
ココで要チェキなのが「日欧中向けにICEの新規開発をやめる」って点である。この言葉は「コレから先は新規開発はしないけど、今現在開発中のモンを止めるとは言ってない」「新規開発はしないけど、既存のモンを改良しないとは言ってない」とも受け取れるのである(笑)小耳に挟んだ話では次期GT-R(R36?)の開発は既に始まってるとの事だから、R36に関しては多少なりとハイブリッド(HV)要素は入るだろうけど、従来通りICE中心のスポーツカーになるんじゃないかとワタクシは予想してるのである。てゆーか時代的にも2035年まであと13年あるんで、ICEのR36かます余裕はまだあるのである。
ただZに関しては今度の新Z34は旧Z34と同じように10年ぐらいは継続販売する→EV時代が目前なんで、ピュアICEの日産スポーツカーは今度出る新Z34が最後になるとワタクシは予想する次第である。多分今後の日産車のICEはe-Power向けの充電に特化したタイプのモンだけになり、Z35があるとしたらEVかe-Powerのどっちかじゃないかと思うのである:
youtu.be
ただワタクシ的には、この日産の方針はホンダのソレと同じ匂いを嗅ぎ取ってしまえるのである。勝算があるからEV等に突入するポジティブな動機ではなく、もうソコにしか活路を見出せないからソコへ行くって感じのネガティブな動機である。ガチで自信があるのであれば、トヨタやポルシェみたいにどっちもやっちゃえば良いだけの話だからである。
*進むもブランド、戻るもブランド
まぁ一つ言える事は「今の時代、EV選ぶにしてもICE選ぶにしても、ブランド力がモノを言う」って事である。水野和敏氏曰く「ICEにはまだまだ発展の余地がある」とは言うが、問題は発展させるためのコストである。でもって今の時代、その発展は飽和点を迎えつつあるのである。たった1~2%のICE効率アップのため、新型車の価格が300~400諭吉アップするんじゃ、ソレ売れるのは一握りの高級ブランドだけである:
youtu.be
でもって日産にソレが出来るかと問われたら、答えは間違いなくノーであろう。今回の新Z34ですら「700諭吉?!高けーよq(`ε´)」って声が少なくなかったんだから、Z35がソコから200諭吉値上がりしたら暴動モンであろう(笑)言っちゃ悪いが、日産は未だ値段を躊躇われるブランドなのである。
だからより低いコストでより高い効率アップを狙えるEVに日産だけでなく色んなトコが参入するのであるが、コレはコレで問題があるのである。モーターってのは個性が極めて出し難く、その上効率を求めれば何処も同じ様な車体レイアウトになるから、余程個性の強いトコか、或いは没個性の中でも選ばれるブランド力が必要になってくるのである。そう、こっちでもブランド力は求められるのである:
youtu.be
何処も同じ様なクルマだったら、そりゃ信頼性の高いブランドか、或いはバッジでドヤれる高級ブランドが優先的に選ばれるに決まってるのである。でもって今までの日産の発表を見る限りでも、トヨタのEV大攻勢と差別化を図れるようなモンが全然見えてこないのである。ICEだろうがEVだろうが、個性を明確化させなけりゃ生き残れない。資本主義の厳しさを身にしみて感じる今日この頃であった。