アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RE-ANIMATED DEAD FLESH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「告白は、新しい生の一部でなくてはならない」
By ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*カミングアウト・その後
 まだ課題は少なからずあるものの、ブームを経て発達障害という概念はニッポンにも広まってきたのである。当ブログも当初はアスペルガー症候群の啓蒙目的で始めたのであるが、何時の間にかクルマの話を延々とするだけのブログに変貌してしまったのはココだけの話である(笑)でもって多くのロンマニアの方が思ってるだろう「今の時代にカムアウトするとどうなるの?」という疑問に対する答えであるが、ワタクシの場合は「怒られなくなったけど、褒められなくもなった」である( ̄~ ̄)ぶっちゃけた事を言えばカムアウトする前は色んな人に怒られてたけど、同時に励ましてくれる人もソレなりに居たのである。

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 まぁ何ちゅーか「発達障害者=異邦人」「健常者=同邦人」みたいな感じになるのである。異邦人だから「我々のやり方を押し付けてはいけない、我々の基準で怒ってはいけない」「実害を及ぼさない限り、やる事ちゃんとやってる限り、好きにやらせてあげよう」ってなるのである。確かにフツーに仕事はできるし、フツーにコミュニケーションも取れるんだけど、何ちゅーか「健常者コミュニティーとの間に”ガラスの壁”みたいなモンで隔たれる」って感じなのである。カムアウトする前の方がもっと人と本音でぶつかり合えて、嫌われる事も多かったけど好かれる事も偶にあった希ガスのである。

*熱BROS
 何故そうなったのかを考えてみたけど、やっぱ「互いに気を使い過ぎるようになったから」だと思うのである。相手側が色々考えてしまって言いたい事が言えなくなってしまうのもだけど、ワタクシの方でも「障害の特性で要らん事言っちゃうから黙っておこう」って考えるから、結果隔たりができてしまうのである。もっとオープンになれたら良いんだけど、その匙加減が実に難しいのである(^_^;)さて話は変わって、と:

ワタクシが重量級ハイパワー車を敬遠するようになったのはタイヤやブレーキの減りの早さもだけど、熱処理が大変だからである。R35で散々味わったけど、熱が上がり過ぎるとパッドやローターが使い切る前にダメになるし、油温や水温が上がり過ぎてクーリングラップが必要になるし、オイル類も温度が上がり過ぎると早めに交換しなきゃならなくなるのである。やっぱ軽さは正義なのである。

ぶっちゃけこの雑誌、もう読むトコ無いのである(笑)発売から今年で10年って事もあってNDのチューニングはもう熟成され切ってて、速さを追求する上で新たにやれる事はもう殆ど何も無いのである。となると自ずと外装弄りや内装弄りがメインになってくるのであるが、ワタクシはそっち方面は全然興味無いのである。あと噂のMSRロドスタであるが、流石に今号には新しい情報は何も載ってなかったのである。

*真の理解とは
 とまぁ放っておくとクルマ話になってしまうので、本題に戻すとしようジャマイカ(笑)コレはあくまでワタクシの個人的見解であるが、ワタクシは真の理解とは「発達障害をちゃんと知った上で『でもお前は仕事できないから(゚⊿゚)イラネ』って言うこと」だと考えているのである。ワタクシは「障害者だから優遇しろ」だとか「今までの穴埋めをしろ」とか言うつもりはないし、ましてや「健常者社会に復讐してやるッ!」って気持ちは更々無いのである。逆差別もまた差別であり、差別はまた別の差別を生み、ソレが延々と続くからである。

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 発達障害以外の差別云々もそうだけど、こういうのって過去を遡ったら何処まで行っても限が無いのである。だから納得は行かなくても互いに過去を全部チャラにして白紙にして、ソコから再度平等な関係からやり直すしかないのである。この手の問題って差別された側は「やり返したいッ!スッキリしたいッ!納得したいッ!」って願うんだけど、ソレをやったら遺恨が更に積み重なって、分断が益々加速するからである。だから50年先、100年先を見据えるならば、昔の諸々は記録には残しても、記憶からは消さなきゃいけないと思う今日この頃であった。.