アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE PARALLAX: HYPERSLEEP DIALOGUES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ」
By パブロ・ピカソ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

*栄光を知らない子供たち
 ワタクシはホンダやホンダ車を扱き下ろす事はしょっちゅうあるのであるが、時にはそのせいで熱狂的なホンダファンと思われる方から怒られる事も間々あるのである(笑)その気持ちは分からんでもないのであるが、でもワタクシがクルマに目覚めたのは2000年代半ばであり、その頃にはもうホンダの輝かしい時代は終わってたのである。ワタクシがクルマを強く意識した時から見たホンダというメーカーは「F1への参戦と撤退を繰り返す、昔は凄かったらしいミニバンとフィットが主力商品の、スポーツカーがインプ&ランエボより遅いメーカー」なのである(笑)

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 だから昔の栄光に脳を焼かれたファンに「ホンダをバカにするとは何事だッ!」って言われても、ワタクシは「(´・ω・`)知らんがな」としか答えようが無いのである(笑)だってあの時代の空気を吸ってないんだから、あの時どんだけ熱狂してたかなんて感じようが無いのである。ワタクシは「あの時代のホンダがヤバかった」って事を「純粋に知識としては知ってる」が「実体感して脳を焼かれた記憶は無い」のである。だからホンダの現状を見ても悔しさも期待も何も起こらないし、ホンダジェット見てもASIMO見ても「あっそう( ´_ゝ`)フーン」で終わりなのである(爆)

*昭和末期のブレインバーナー
 何故そうなるかって「その熱狂的な時代、ワタクシはニッポンに住んでなかったから」である。当時のワタクシはジャカルタ在住のインドネシア国籍のファミコンに夢中なクソガキだったんで、マクラーレン・ホンダが大活躍してる事は新聞や雑誌の記事で知ってても「ホンダが活躍してるんだ (´・∀・`)ヘー」ぐらいにしか思ってなかったのである(笑)インドネシアトヨタが大正義過ぎてホンダのシェアが大した事無かったり、サッカーとバドミントンが大正義過ぎてモタスポの扱いが小さかったりするのもあって、熱狂のネの字も無かったのである。

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 多分この頃にF1を観てたニッポン人達は、F1最強のエンジンをホンダが作ってたって事と、その最強のホンダエンジンを積んだマシンをアイルトン・セナというF1史上最高級のドライバーが操り勝ちまくってく様に超絶興奮した事であろう。そりゃF1ブームが巻き起こる筈だし、地上波のスポーツニュースや少年ジャンプですらF1を扱うし、その時代のガキんちょ共は「さすがホンダ!他メーカーにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」って脳を焼かれて「大人になったら絶対にホンダのスポーツカーを買うんだッ!」って心に強く誓った事であろう。

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 ホンダが町工場からF1の頂点まで上り詰めたエピソードとか、伝説となったセナとの絆とか、浪花節に弱いニッポン人の心情にブッ刺さる要素だらけなのである。まぁ確かにこの頃に脳を焼かれたガキんちょ達からしてみれば、今のホンダが何度F1参戦&撤退を繰り返そうとも、主力商品が「ミニバン→フィット→NBOX」と格が下がってこうが「ソレでもホンダなら・・・ホンダならきっと何とかしてくれる・・・!!」って期待してしまうのであろう。でも上記にあるようにワタクシはホンダに脳を焼かれてはいないので、クルマがショボいなら容赦なく「ホンダ\(^o^)/オワタ」と言ってしまう次第である(笑)

*出でよスーパースター
 でもってホンダが撤退して、セナが死去して、その後F1ブームは一気に終息していったのである(´・ω・`)終息した一番の理由はその「ホンダもセナも居なくなったから」だと思うけど、同じぐらい問題だったのが「ニッポン人のスーパースターが居なかったから」だと思うのである。セナみたいな外国人をも惹きつけるカリスマ性があるなら話は別だが、そうでない”フツー”の外国人F1ドライバーに陶酔するのは難しいのである( ̄~ ̄)かといって当時のニッポン人ドライバーは総合優勝どころか1回の優勝すら出来ず、ソレは今尚変わっていないのである。

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 だからニッポンにおけるF1人気を定着させるために必要なのは何だったかって、ズバリ「F1の大谷翔平」なのである。ブーム時に大谷翔平級のバケモンドライバーが誕生し圧倒的な成績でF1を席捲すれば、ニッポン人達は脳どころか全身が炭化してしまっていたであろう(笑)でもってスーパースターってのは、次のスーパースターを呼び寄せるのである。F1の大谷翔平が引退しても「F1の鈴木誠也」や「F1の山本由伸」などが次々と現れて、何時かまたF1大谷以上のスーパースターが生まれて、その繰り返しである。時に「F1の藤浪晋太郎」や「F1の佐々木朗希」が騒動を起こすかもだけど(爆)ソレも一興だと思う今日この頃であった。