アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SYMBOLIC

 急に忙しくなった。そりゃそうだ、一日に20人以上も所見を読んでいればそりゃ忙しくなる。久しぶりに"仕事をやってる"って気分になる。医師の仕事に限らず、山ほど仕事を与えられている=それだけ信頼されているという意味である、必死でやらねば。

 あまりデカい声では言えないが、自分の遊び仲間にもニートNEET:Not in Education,Employment,or Trainingの略、よーするに穀潰し)がいる、しかも2人も。2人とも20歳で、おまけにどっちも中卒だというから開いた口がふさがらない。んでもって、中学卒業してから何やってきたかといったら、何もやっていない。ただ親の脛齧って、食って寝て遊ぶ。金がなくなったらバイト、といっても遊ぶ金を稼ぐため。衣食住は全部親持ち、これならフリーターの方がまだマシ。

 遊び仲間だから遊びの話しかしないが、もし一度聞く機会があれば聞きたいものだ「お前ら、10年後、20年後の自分について考えたことがあるのか?」と・・・・いや、聞いてもムダだろう、考えていないからこそ中卒で20歳になってまで無職な自分を恥じないのだろう。まぁ、彼ら及び同じ穴のムジナ達がどうなろうと正直な話ワタクシには知ったこっちゃないし、たとえ頼まれても貸す金など一銭も無い、自業自得だからだ。とは言っても彼らを食わせるための生活保護金はワタクシ達の納める税金から出る。困ったものである。

 「慣れ」というものは恐ろしいものである。一度ぬるま湯につかってしまうと、それ以上熱いものにつかれなくなってしまう。だが逆に考えれば、最初から煮えたぎる熱湯につかっていれば、もう怖いものは何もなくなってしまう。「鉄は熱いうちに打て」「苦労は買ってでもしろ」、古人はただの根性主義でこんな事言っているんではないんだなぁ、と考えさせられる今日この頃であった