PUNK JUNKIES

　家に帰ってみたら、スバルのディーラーさんから新型レガシーのパンフが送られてきた。御丁寧なことに、ワタクシの担当の方からである。勿論、その担当の方はワタクシが車買って今カネが無い事を知っているはずである。正直な話、ワタクシにもう一台どうよ？って薦められているのであろうか？はてはまた他人に薦めるよう促しているんだろうか？

　2ちゃんねる筋（といっても、こういう情報が一番アテにならないのだが^_^;）の情報によると、やっぱクリフォードを付けて正解だったみたいである。クリフォード以外のセキュリティーで良い噂を耳にした事が無いし、本屋で売っているムック本なんかでも、圧倒的にクリフォードを薦めている店が多い：

盗難・車上狙い撃退マニュアル―カーセキュリティ最前線 (2005) (Cartop mook)

カー・セキュリティー完全マニュアル (’05) (危機管理シリーズ)

　にしても、どこもやたらとクリフォードの上位機種を薦めているのが気になる。クリフォードの上位機種についている機能などは、どー考えても余計な機能が多いような気がする。ワタクシがインストールした店などは親切な事にそこまで指摘してくれて、中級クラスの機種＋オプションを薦めてくれたのでそれを選ぶ事にした。まぁ、店側としては高いものを薦めた方が金儲けになるからそれを薦めているのであろうが(^_^;)

　が、やっぱり気になるのは、本に紹介されている「私はセキュリティーのおかげで枕を高くして寝ることが出来る様になりました」みたいな車ｎ’搭載セキュリティーの紹介のコーナーで「その車で、そのレベルのクリフォードはやり過ぎだろ(゜Д゜)ゴルァ！」みたいなものが少なくない。ポルシェやベンツやBMWみたいな世界中で価値のある高級車。ランドクルーザーやクラウンやセルシオといった盗難被害ベスト５の常連車などにクリフォードの上位機種を乗せるのは理解できるが、中には軽自動車にそれを搭載しているものがある。

　まぁ今の時代何が盗まれるか分らない時代だし、たかが軽自動車といえどその人にはワタクシにとっての"トリックマスター"と同等かそれ以上の価値があるのかもしれないが、どうもボッタクリも少なからずあるような気がしないでもない。まぁセキュリティー屋にしてみれば、お客様も安心が得られて満足、自分達も儲けられて満足、でお終いなのだろうが(^_^;)

　でも今の日本、どうも不安を煽られすぎのような気がする。ワタクシの病院に来る患者さんの中にも「大丈夫だとは思うのですが、テレビや新聞などでみて、それで心配になって」とか「この病院に任せておけば大丈夫だと信じていたのに」とか「それが貴方達の仕事でしょう、何とかして下さいよ」という人が少なくない。

　どうも最近の日本人（特に若い世代）はテメェのケツはテメェで拭くものだという事を忘れている人が多いような気がする。みんな他力本願で、一つの事を決めるにも自分の力で情報を集めて、自分の頭でそれを纏めて取捨選択して、その決定に対して自分で責任を取る、といった極々当たり前の事をしない。何か起きるとすぐマスコミが大騒ぎして「悪いのは○×だ」とかスケープゴート探しに躍起になる。とまぁ、こんな事思っても患者様はお客様、お客様は神様なので、「テメェのケツはテメェで拭けゴルァ！(゜Д゜)」とは口が裂けても言えない今日この頃であった