アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DRAGON

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「俺は今日、ステージに立つべき人間としての行動をちゃんと取れたのか、まっとうできたのであろうか。あそこで一瞬でも気を抜いた時点で、俺たちはもうロックの女神さまに追放されるんじゃねぇか、というぐらいまで意識を高めないとステージに上がれないんで」

By 綾小路翔 〜 某ドキュメンタリー番組にて


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 今日は【うつ病・統合失調症患者の心のケアを行う晴和病院 精神科・心療内科】の日である。仕事を午前で切り上げて、愛車を駆けて新宿まで。しかしまぁ、何で首都高速というものはこうも使い勝手が悪いものであろうか。イライラを通り越してまったりしてきた雰囲気の中、ふと1台の赤くてやたら車高の低いクルマに目が留まる。跳ね馬マーク・・・・フェラーリである。が、ただのフェラーリでは無い、F355やF430ならしょっちゅう見るから珍しくも何とも無いが、今回ばかりはちょっと違った。渋滞の中、隣レーンからじわりじわりと近付いてくるその姿は・・・・・


エンツォ・フェラーリがキタ━━(゜∀゜)━━ッ!!


 エンツォである、モノホンのエンツォである。ワタクシはフェラーリ位ではビビらないが、エンツォだけは別である。399台の限定生産車で、日本には30台しかない超レア物のスーパーカー、その内の1台がワタクシの目の前にあるのである。言い換えれば、湯飲みの中で茶柱が10本ぐらい立ったような気分である(笑)


 横を通り過ぎる際にオーナーを見てみたら、これまた以外や以外。年は60代後半か70台前半と思われるカジュアルな服装をした老人であった。これはあくまでワタクシの想像(妄想、とも言う)だが、恐らくどっかの大手企業グループの会長だった人で、後継に地位を譲って自分は第二の人生をエンツォ・フェラーリと共に悠々と過ごしている最中、と言った所であろうか。


 羨ましいものである、ワタクシも働けなくなったらこうしたカーライフを送ってみたいものである。インプやランエボGT-RNSXみたいな若気全開カリカリのレーシングマシンじゃなくて、フェラーリランボルギーニみたいな少しアダルトな雰囲気を醸し出しているクルマで悠々日本に限らず世界中を走ってみたいものである。日本の南アルプスじゃなくて、ヨーロッパのモノホンのアルプスの峠を攻められたら最高だなと思っていたりする(笑)


 エンツォと分かれた後【うつ病・統合失調症患者の心のケアを行う晴和病院 精神科・心療内科】にて本多先生とのいつもの外来
「秋田のあの病院に行くんだって?」
「はい、S教授に会って、全てを話して当たって砕けろです」
「その必要ないよ、僕がS教授と直接話して、君の事全部話したから」
「へ?!」
流石は睡眠医学の権威である。普通やるように医局長経由じゃなくて、トップと直接ホットラインで連絡と来たモンだ。おちおち【うつ病・統合失調症患者の心のケアを行う晴和病院 精神科・心療内科】に足を向けて寝れないものである。


 さて、今度はワタクシが直接S教授と話す番である。言う事は色々あるが、自分の思っている事をストレートにぶつけるのみ、当たって砕けろ、である。どっち道ワタクシにはゴマすったり持ち上げたりと器用に生きる事など無理なのだから、不器用でも胸を張って突貫あるのみである。でもその前に、秋田へ向かう高速道路のフェンスか分離帯に突貫して、違う意味で当たって砕けないかが心配な今日この頃であった。