アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

PHANTASMAGORIA

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人間が"わたし"という言葉で話し始めたその日から、エゴイズムは前進して止まるところを知らない」

                                By イマヌエル・カント


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 米国産牛肉が輸入再開である。ワタクシがガキの頃は「USビーフ」と聞くと高級感を感じたものだが、この一連の騒ぎで実は米国産牛肉というのは大した事が無かった事をつくづく感じたものである。何はともあれ、これでワタクシが長年愛した吉野家の牛丼が復活するのである。豚丼はどうも臭くて口に合わない。それを分かっているのか、何処の牛丼チェーンも豚丼のリニューアルを繰り返しているが、ワタクシは未だに豚肉臭さの抜けていない豚丼を食べた事が無い。BSEが取り沙汰されているが、ワタクシの脳ミソはもう既にスポンジ状態なので恐れるものは何も無い(笑)


 自分でクルマを運転するようになって以来である、他人のクルマに興味を持つ用になったのは。他人のクルマに乗せてもらうと、つい話そっちのけでクルマの走りに注目してしまう様になってしまった。が、これが意外に楽しい。インテリア、シートの乗り心地、エンジン音、加速の立ち上がり、乗り心地、シートからの視界等々、数え上げれば限が無い。色々乗ってみて一つ分かったのが、国産車は性能的には欧米のそれには追いついているが、奥の深さはまだ欧米(特にドイツ車)には追いついていないという事である。


 この前、親戚のBMWに乗ったのだが、まずエンジン音からして違う。エンジンをかけると、心地の良い3.0L直6エンジン音が響いてくる。伊達に「バイエルン地方のエンジン工場(Bayerische Motoren Werke、略してBMW)」と名乗っている訳では無いのである。そのエンジンが低トルクから気持ち良いぐらいにクルマを加速させ、そのまま高速域まで気持ち良くクルマを加速させてゆく。直線でもコーナーでも、低速でも高速でもサスペンションがきつく跳ねる事が無く、それでいてシートを通してリアホイールの感覚がキッチリ伝わってくる。恐らくハンドルを握ればフロントホイールの感覚も伝わってくるのであろう。


 良く考えてみたら、メルセデス・ベンツのクルマも同じような感じだったのを思い出す。当然、ドイツ車だからアウトバーンを走ることも考えて200キロで走ってもしっかりと運転できるようなクルマである事は予想に堅くない。流石日本がまだ人力車と馬車しか無かった頃からクルマを作ってきた国だけある。レクサスはまだ乗っていないので分からないが、果たしてこの奥深さを何処まで出せるのか・・・・・と語っているワタクシ自身はBMWもベンツもレクサスもアウト・オブ・眼中で、スポーツモデル以外は全くと言って良いほど興味の無い今日この頃であった。