アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

STIFF UPPER LIP

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「スターというのはみんなの期待に応える存在。でもスーパースターの条件はその期待を超えること」

By 長嶋茂雄


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 なんつーか、自分の凝り性にはトコトン愛想が尽きるモンである。何をやるにしても「これをこうすれば、更に良くなるんじゃないか」って考えてしまう。それでもってその通りにしてみると「よし満足だ、このままで良い」なんて事は一度たりとも思った事がない。満足感を覚えるのはほんの一時で、次の瞬間には「良し、次はここをこうすれば、更に良く・・・・」の繰り返しである。「世の辞書に不可能の文字は無い」はナポレオン、「ワタクシの辞書に満足の文字は無い」が不肖・過眠症医師ロン(永)


 そんな性質なモンであるから、インプ関係の本(SUBARUism、インプレッサマガジン、SIXSTAR)は全部買うし、銃の専門誌は必ず3誌とも(月刊GUN、コンバットマガジン、アームズマガジン)全て買ってしまう、内容がダブっているのは承知の上なのだが、それでも買わずにいられないのである。エニアグラムタイプ5(研究者)の悲しい性である。


 んでもって、昨日は銃の専門3誌の発売日だったので全冊購入。ハッキリ言ってこのテの雑誌のエアガンのインプレは全くと言って良いほどアテになりません、ハイ。広告を載せているということもあって、そこにはいわゆる"大人の事情"ってやつがありますんで、ハイ。


 その良い例がウェスタンアームズ(以後WA)のマグナテックである。新型ホップシステムが組まれているとあって前回のゲームで撃たせて貰ったのだが、自他共に「やっぱりWAの銃だな、ウン」と納得してしまった。廉価版だけあってリコイルも作りも本家SCWと比べて安っぽい上に、ホップがダメでゲームには全く使えない。同じ当たらない銃だったら、倍の値段でも質感とリコイルのある本家SCWの方がまだマシである。


 で、3誌のうち1誌を読んでみると、恥ずかしげもなく"実射性能も一級品"なんて書いてあったりする。因みにその雑誌はWA社長のインタビューを度々掲載していて、裏面の広告は必ずと言って良いほどWAの新製品であったりする。勿論、この雑誌がWA社を語る上で、エアガン愛好家なら知らない人はいない【この話】は言うまでもなく完全スルーである。"大人の事情"ここに極まり、である。


 それじゃぁ「WAの銃はそんなに悪いのか」と問われれば、ワタクシの答えは「ノー」である。ワタクシはゲーマーであるから当たらないWAの銃は評価できないのと、【この話】があるからWA社が好きになれないだけである。これを「弾の出るモデルガン」として捉えれば性能は一級品である。"師匠"も絶賛したブローバックと実銃そのものの質感は他社の追随を許さないレベルにある。


 でも、今年度限定モデルは何と3万8000円。安いショップなら東京マルイ電動ガンが2丁買える値段である。ワタクシならそれを買うぐらいなら、迷う事無くそのカネを"彼女"に貢ぐ(笑)このバカ高い「弾の出るモデルガン」に一体どれだけの人が"お布施"を・・・・・する人がいるのである、コレが。話によるとエアガン愛好家の中で、ワタクシのようなゲーマーは実は2〜3割ほどで、残り大多数はいわゆるコレクターだったりする。確かにコレクターにとっては命中精度は問題にならないな、ウン。


 で、ワタクシが何のために雑誌を買っているかというと、一つ目はショップや各種メーカーの新製品広告チェック、二つ目は現役の方々の装備とテクニックのチェック、三つめは最新マジチャカのチェック、この3つである。エアガン記事に関しては「長きはマルイ、短きもマルイ」を座右の銘としているワタクシにとっては東京マルイのそれだけをチェックすればお終い。


 そう、実は2年前から東京マルイ製の銃以外は買っていない。勿論、気になる銃や「お座敷用で良いから撃ってみたい」という銃は幾つかあったのだが、結局は買っていない。"彼女"が来てからは、そっちの方にもカネを使うようになって、益々他社の銃がどーでも良くなってきたモンである。それでワタクシが最後に買った他社の銃が何とWA社の銃なのであるから、運命の皮肉を感じずにはいられない今日この頃であった。