アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RUCK ZUCK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「よく"何をしたいのか分からない"という悩みを聞くんだけど、僕はそう思ったことがないの。いろんな人に出会って、いろんなものを見て、泣いたり笑ったりしていたら、自然と生き方は決まってくると思うんだけどな」

By 及川光博


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 さて昨日の話の続きであるが、ワタクシが先日某ニート君相手に長々とメッセやってたのは実は理由があったりする。簡単に言えば「やる気を起こさせてみよう」という作戦である。相手はかなりのクルマ好きだから、羨ましがるようなライヴなクルマ話をタップリ聞かせてやって、上手く行けば「頭文字D」の武内ではないがAE86買うためにガソリンスタンドでバイトでも始めてくれれば成功だと思ったのだが(笑)結果は惨敗であった(爆)理由は簡単、彼は"夢見る夢男君"状態で、身も心もバーチャル世界の人間なのである。


 話す事の全てがタラレバで、全然現実性が無いのである。「AE86が欲しい」「22Bが欲しい」とは言うものの「じゃあそんなプレミア価格が付いた超レア物をどうやって手に入れるの?」って聞くと思いっきりスルーなのである。んでもってワタクシが180SXレガシィなどの現実的なオプションを提示してみたりすると「やっぱり自分の夢を貫いて自分の欲しいクルマを手に入れたい」などと言ってくる。勿論、それに向けての現実的な購入プランなどといった立派なモノは……無い(疲)もし今度クルマの話吹っかけてきたら、オイルやブレーキパッドなどのメンテナンス系の話で煙に巻くとしよう(笑)いくらバーチャルで知識を仕込んだとしても、メンテナンスといったライヴな事までは流石に分からないであろう。ウン、今度実験してみよう(爆)


 さて、この話は疲れるので、話題を変えるとしよう。つい最近買った面白い本:

カラシニコフ

カラシニコフ

カラシニコフII

カラシニコフII

 タイトルこそ「カラシニコフ」であるが、これはミリタリー系の本ではなくれっきとしたノンフィクション作品。一巻目ではまずタイトルにもなっているAK47についての紹介。この銃を開発したミハイル・カラシニコフの生い立ちから銃を開発するに至るまでの半生、その開発秘話、そして誕生を書いている。その後このAK47という銃が如何にして現在の不動たる地位を築き上げたかを歴史事例に伴って説明しているのである。


 続いて2巻目は確固たる地位を築いたAK47がどのようにして世界中に広まり、またどのように世界中で使用されているかを書き綴っているのである。この2冊を読んでいると、つくづくミハイル・カラシニコフという男は天才だったかが分かる。よく天才の定義の一つに「人々が創造もつかない様な未来までも思い描いて行動する人間」とあるが、ガバメントを発明したジョン・M・ブローニングもそうなのだが、よくもまぁ60年先の未来でも十分通用するような事を考えつくのだから正に脱帽モンである。んでもって、このカラシニコフという男は今だ健在で、90歳近い現在でもまだ銃の開発に携わっているというのだから凄いモンである。蛇足だが息子のヴィクター・カラシニコフも親父同様ガンスミスで、しかも親父さながらに先見性のある銃を作っていたりなんかしている。


 ついでにもう一冊:

ドリフトキング―土屋圭市風雲録

ドリフトキング―土屋圭市風雲録

 こっちは実を言うとまだ読んでいなかったりする(笑)平ったく言えばドリキンごと土屋圭市の半生を綴ったノンフィクションである。ワタクシ自身はドリフトに興味が無い(てゆーか、フルタイム4WDという"彼女"の特性上FRやMRのそれみたいには出来ない/笑)が、マイミクのT氏に教わったように「自分はドリフトをやる気もやりたくも無いけれど、ドリフトをする人/したがる人の気持ちを知る事は大事」と言う事で一番手軽で簡単なこの一冊をチョイス。今読みかけの一冊があるから、それが読み終わったら読もうと思う。


 とまぁ季節が違うが、最近読書が面白くなってきたのである。ワタクシは元々読書が好きだったのだが、ここ数年色々ありすぎて全然本をじっくり読むヒマとゆとりが無かったのであるが、最近ようやく出来てきたのである。本を読んでいると某元ベンチャー企業社長ではないが、世の中は所詮諸行無常なんだなぁとつくづく思う今日この頃であった。