アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

IN BATTLE THERE IS NO LAW

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「満足な仕事が出来ないと思った時は、素直に自分のレベルに合った仕事を探しなさい。たとえそれが石割りであったとしてもである」

By ジェームス・ギャンブル(P&G創設者)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 つい先日の事である、以前の日記に記載していた"みんカラ仲間とのとある懸案についての話題"を"師匠"に振ってみたところ、ワタクシの予想も付かなかった返事が返ってきたのである。一部脚色を加えているが(てゆーか、かなり加えている/笑)平ったく言うとこんな感じである。「成る程ねぇ・・・(-。-)y-゜゜゜で、お前は自分さえシッカリしていれば安全だと考えているのかい。公道でもサーキットでもその"渦中の人"みたいな車の止め方、曲げ方を知らない奴がすっ飛んでくるわけでしょ。レベルの高いヤツ同士じゃないとテレビに出てくるようなサイド・バイ・サイドの走り合いなんてムリなわけよ。人の事色々言う前に、まずお前の技術を上げろ。そうだな、とりあえず周りを良く観察する事とミラーの使い方を練習しとけ」と、思いっきりカウンターパンチを頂いてしまったのである。


 で、最近走っていない事とリアデフオイルの交換に、仕事上がりに行き付けの【Super☆AUTOBACS TOKYO BAY東雲】まで、行きは東名経由で、帰りは湾岸経由で走る事120km。ミラーを使えと言われたのだが、これが中々上手く行かないモンである。ミラーを見ると前が疎かになり、かと言って前ばかり見てしまうとミラーを見逃しがち。「俺が何十年も無事故無違反、もちろんレーダーもナビもなしでやってきている事を単純に“運”だと思うかい?」とは"師匠"の言葉である。ワタクシの答えは勿論「ノー」である。"師匠"がレーダーもナビも使わず何十年も無事故無違反なのは、"師匠"がその何十年の間に量的・質的に積み重ねた"必然"である。走りにおいて、自分、他人、及び周囲を瞬時かつ的確に判断できれば、自分から事故を起こす事も、相手から巻き込まれる事も限りなくゼロに近くなる。「走りを極めれば安全になる」である。


 あと"師匠"が【みんカラ】をご覧になられた時にもお言葉を頂いたのであるが、驚いた事に自分や他人のブログや、それに対するコメントやレスを見ただけで、誰が走りを解っていて誰がそうでないかも見極められておられたのである。この度、ワタクシに教えて下さったのはほんの1部の方だけであるが、ワタクシのカキコも読まれて、その一行一節を随時チェックされていると考えただけでも((((;゜Д゜)))ガクガクブルブルである(笑)こりゃ、迂闊に知ったかぶった事を書けないモンである・・・・って、今まで散々書いてきたが(爆)


 で、誠に残念な事に、ウチの"師匠"は物事を手取り足取り丁寧に教えて下さる事など無い。ましてや骨を拾ってくれる事を期待する事など夢また夢の、そのまた夢幻の彼方である。そう、言っちゃぁ何だが"師匠"は優しくないのである(爆)下さるとしても精々ヒントぐらいで、あとは自分でやるしかないのである「俺はお前がどうするかなんて事には興味は無いし、転ばぬ先の杖なんかも渡さない。ただ、お前が何を成し遂げるかには興味はある」と言うのが"師匠"の持論である。"師匠"は孤高のお方で、群れるのを好まないし、群れられるのも好まない。勿論、"弟子(自称)"であるワタクシにも同様の要求をしてくる。ついて行く方としては大変である(笑)


 それでもワタクシは「"師匠"の教えは正しい」と確信している。"師匠"は御自分の事を卑下なさるが、ワタクシはそうは思わない。今考えても4年前に"師匠"とお会いする事が無かったら、と考えるとゾッとするモンがある。きっと今の今まで何も分からずに、ワタクシ自身や周りの人を傷つけながら迷走を続けていただろうと思うのである。もう昔の事だが、一時"師匠"とワタクシ達との仲が悪くなり「俺と○○、どっちを選ぶ」と究極の二択を迫られて、その時"師匠"を選んで正解だったと思っている。その結果、当時所属していたサバゲーチームは崩壊してしまい、現在に至っては殆どピンゲーマーに近い状態にあるのだが、その代わりに得たものの方が遥かに大きかったからである。


 「"師匠"は正しい」という事を証明する事、これがワタクシの夢の1つでもあるのである。残念な事に、世界ってヤツは結果を出さないと正しさを証明できない仕組みになっている。"師匠"自らそれを世界に向けて証明するのが最高の形なのだが、そうでなくてもその「教え」の灯を絶やさないようにするのが、僭越ながらワタクシの役目だと考えている。幸いにもワタクシには"師匠"には持っていない武器がある。「文章」である。文章を書くのが苦手な"師匠"に代わって、ワタクシが"師匠"のペン(キーボード?)になろうと思う。ワタクシが"師匠"の教えを可能な限り正確に記録として残し、"師匠"の存在をこの世界に刻み込む。誠に勝手な事とは思うが、それがワタクシの夢の1つなのである。


 "師匠"が証明出来なくても、ワタクシがそれを引き継いでそれを証明しようと思う。たとえワタクシが証明出来なくても、ワタクシの"弟子"が(出来ればの話だが^_^;)引き継ぐであろう。それでもダメなら、ここ(ブログ)に記した"師匠"の教えを目にしたロンマニアの方の内の誰かがそれを引き継いで、その教えが正しい事を証明出来れば良いなと思っている。イエス・キリストから聖ペテロへ、そしてその後264人の法王がキリストの教えを2000年に渡って引き継いだように、"師匠"の教えもこうして後世まで引き継げたら・・・・・とカッコつけたのは良いのだが、それ以前にワタクシがミラーの使い方をマスターするのが先であると何とも情け無い今日この頃であった。