アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE WARRIOR’S CODE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「男の第3の価値は"言葉"であり、第2の価値は"行動"であり、第1の価値は何より"生きる姿勢"である」

By 里中満智子


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 さて、"友人"【DEVILOCK君】サーキットデビューまであと1ヶ月と少し。早くも周りからは不安の声が噴出である(笑)とはいえ、"【DEVILOCK君】が不安視される≒不安視させる要素がある"という事でもあるのだから、その事だけは"悪友"であるワタクシも含め厳粛に受け止めればならない。まぁ初めての走行会なのである、最初は雰囲気に慣れてナンボである。自慢ではないが、ワタクシも"彼"も似た者同士でビックリするぐらい要領が悪い。初っ端からタイムを狙うつもりなんか毛頭無い。


 そこで、その1ヶ月と少しの間に出来る事をまとめてみる。総論を並べてみるとこんな感じであろうか:

  1. ブレーキング(及びヒール&トゥ)の練習
  2. 走行会に必要な道具一式
  3. サーキット走行での注意点
  4. その後の計画

さて、ここから各論に移るとしよう。


 まずは(1)のブレーキング。オフ会での走り慣れた皆さん曰く「アクセルはアホでも踏めるけど、ブレーキは賢いヤツにしか踏めない」との事である、素人とプロの決定的な差はこのブレーキングにあると言っても過言では無いそうである。正しいスポーツブレーキングの方法はこれまた典型的で、ロックする寸前までガツンと蹴り入れ、荷重を戻さないように軽く残した状態で抜く。で、コーナリングだとこの間にヒール&トゥを入れてシフトダウンするワケである。で、ガツンと蹴り入れるためには爪先の中心でブレーキペダルの中心を踏む必要がある→従来のトゥ&トゥでは不可能なため、従来の古典的ヒール&トゥに戻す必要が出て来るワケである。


 とは言っても、全てを同時に行うのはまず持って不可能である。数学で言えば+−×÷算が出来なきゃ微分積分もへったくれもないのと一緒である。これはもう習うより慣れろである。走行中はブレーキング1本に絞って、交差点でヒール&トゥをやろうというスケベ心は抑えて素直に普通にシフトダウンする(笑)でもってヒール&トゥの練習は停車時に反復練習して、一定のアクセル量を確実且つ自然に踵で煽れるように身体を慣らしておく。でもって、2つが自然に出来るようになってからそれらを1つに組み合わせよう、というのが【DEVILOCK君】の意見らしいのだが、果たして上手く行くかどうか(;^_^A)


 次に(2)の必要な道具である。長袖長ズボンは季節的に問題無いし、手袋もヘルメットもガムテープも簡単に見つかる。で、ここで教えてもらったのが旋回チャンバー付きフューエルポンプと予備ガソリン携帯用のタンク、それに折り畳み椅子と簡易テントとブルーシートが加わっているのである。旋回チャンバー付きフューエルポンプはガソリンが1/3以下になってくると燃料の偏りが発生してくるので、それを防ぐために付けるのであり、予備ガソリンはその時補充するためにあるのである。あと椅子とテントは、サーキットによっては休憩所のようなスペースが無い所もあるため休憩用に必要になる、簡易テントは夏場で日差しを防ぐためのもので、ブルーシートは雨天時に大事なモノを雨から防ぐために必要なのだと言う。更に突き詰めれば靴底の薄いシューズ(レーシングシューズなど)や、1周でも多く走れるように空冷オイルラジエターの装着、空気圧測定器やシガーソケット電源で動く空気入れなどそれこそ追求していったらマジで限がないのである。


 サバゲーと一緒で「汚れても良い服とゴーグルと電動ガン一式があれば出来る」といっても、実際にはそれだけじゃ出来ないのと一緒である:


ただの古着だと目立つ

身を隠すためのBDUが必要になる

携行弾数が足りなくなり予備マグが必要になってくる

マグポーチとそれを固定するためのハーネスやタクティカルギア必要になる

電動ガンが壊れた時のバックアップのハンドガンもその内必要になる

ハンドガンを携行するためのホルスターと予備マグ用ポーチも必要になる

その内、初心者用の安物では使い勝手が悪いことに気付く

現職の方々が使っている実銃用を求めるようになる

( ゚Д゚)マズー


とまぁ、これがワタクシも"師匠"も辿って来たハマり道である(笑)サーキット走行もハマってくるとこんな感じで道具が増えていくのであろう(爆)


 あと(3)についてだが、速い人は何もしないでも自然に追い抜いてくれるので、この場合「何もしない」のが正解だとの事である。速い人=サーキット慣れしている人は色んな意味でサーキット走行のAtoZに合わせて行動するため、初心者にありがちな予測不能な行動に出られると逆に危ないとの事である。同じ事は自分が速くなった時にも当てはまる事で、そこんトコ注意が必要との事である。で、上手くなるコツとしては速い人を見つけてその人に色々話をしたり走行時に後ろにピッタリつくのが良いそうである。注意時点としては、その人がシャレにならないぐらい速い場合こっちが逆に置いてけぼりにされるか、無理に付こうとしてふっ飛んでしまう事だそうである。


 最後に(4)についてであるが、これはやはり走ってみないと判らないのである。あの時の皆さんが心配していた"トリックマスター"の脚についても「走ってみなきゃ何がどう問題なのかが判らない」のである。とある方曰く、ビルシュタインのダンパーもアイバッハのスプリングも間違った選択ではないのであるが、実戦使用に関してはやはりF7k:R3.5kのスプリングレートに疑問符がつくという事である。そのバネレートでコーナリングをする時にロールがどう制御されるか、ダンパーの底突きが起こらないか、タイヤが滑り出さないか等である。因みに、ビルシュタインエナペタル)で皆さんが推奨する設定の脚をオーダーメイドすると50万円近く逝くそうである(笑)いくら何でもサスに50万は出さないと思うが、サーキットにハマるとマジで出しそうな予感がする今日この頃であった。