アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HAMMERED

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私は常に学んでいる。墓石が私の卒業証書だ」

By アーサー・キット


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 実はワタクシ、今年に入ってから水曜日は"研究日"なる日であったりする。で、何をするのかと言われたら、文字通り"研究"なのであるが、実はこの"研究"ってヤツは何も実験室に閉じこもってフラスコ振るだけではないのである。学位を取るための論文書くことにも使えるし、専門医の資格を取るための勉強時間にも使えるし、セミナーや勉強会に行くのもOKであるし、何だったら貯まった仕事を片付けるためにも使える。で、勘の良いロンマニアの方なら既にお気付きだと思うのであるが、それなりの事をやったことを示せれば(例:学位取る、資格取る、講義修了書を得るetc)時間の使い方は個人で自由に組めるのである。


 で、ココに他の水曜日に詰め込めるだけノルマを詰め込んで、丁度上手い具合に水曜日を半ドンで終わるように工面して、午後にサーキットへ走りに行った不良医師とその"友人"(笑)実は31日に丁度FISCOでスポーツ走行日が設けられていたの&2月だと丁度良い日が無かったため、ノルマを他の水曜日と一部土日に詰め込んでムリヤリ作ったと言うわけである(爆)14日初走行時の消化不良部分を解決したかったのと、新たに装着したパーツの効果を試すためと、今やフツーの街乗りじゃ満足出来なくなってしまったためである(核爆)


 というワケで、午前で仕事切り上げて、そのまま東名を下りFISCOまで。おさらいであるが、コースレイアウトはこういう感じである:

ワタクシ"達"が着いたのが午後からであったから、コースはA1→B3→C2と一番ややこしいレイアウトになっている。やはり平日という事もあって、サーキットはガラガラである。以前、日曜に行った時は結構人が多くて大変だったが、今回は1枠で走っているのは3台〜4台ほどしかない。つまり、互いに距離を取り合えばクリアラップも十分狙えるワケである。思いっきり蛇足ではあるが、今まで3回FISCOへ行って、面白い事に3回ともS2000を見ている(笑)勿論、言うまでも無く車高はベタベタに低かった(爆)


 まず先行はワタクシから。以前の教訓から「ストレートを3速だけで抜けられたら、ギアチェンジはA1脱出時の3速→2速だけで良いんじゃね?」と思ったらムリだった。3速でC2クリッピングポイントから全開で踏むと、A1のブレーキングポイントに着くまでにレブリミッターが先に当たる。ターボの美味しい所が得られない上エンジンにも優しくないので、何をどーやっても4速に上げざるを得ない。つまり「ストレートで4速まで上げる→フルブレーキで第1コーナー突入し4速から3速へヒール&トゥで落とし第2コーナーへ突入→逆バンクの第2コーナーを抜けた後3速から2速へヒール&トゥで落とす→2速でブラインドコーナーを抜けて3速に上げる」という最大の難関は変わらないのである。


 ここで大いに役に立ったのがBCS(ブレーキマスターシリンダーストッパー)である。元々マスターバッグなるモノがついていないカートで練習してきたせいもあってか、どうもブレーキングのタイミングはダイレクトである方が良いのである。今まではガツンとフルブレーキかますとすぐABSがかかってしまう上そのABSがかかるタイミングも微妙にズレがあったのであるが、コレを付けてからそのズレがほぼ無くなったのである。フルブレーキ→ABSが「コツン」と来たら軽く抜いて荷重を適度に抜く、といった事がやりやすくなってきたので大助かりである。あと2つ目はサーキットアタックカウンターであり、コレがあるお陰でリアルタイムでトライアル&エラーが出来るようになったのである。


 ベストラップは37.97秒、まずますの出来である。あとは我が"友人"【DEVILOCK君】に更なるタイム更新を任せたかった・・・のであるが、やっぱり難しいようである。未だにブレーキングポイントが一定していないのとヒール&トゥが上手く出来ていないため、やはりA1でかなりの時間をロスしているのである。タイムは39.29秒、安定性重視でDCCDをロック側に1段上げたのも響いてるのかも知れないが、ワタクシ的にはどー見ても【DEVILOCK君】が"トリックマスター"を乗りこなしていないだけにしか見えないのである。いや、正確に言えば「"トリックマスター"に乗せられている」であろう(笑)


 冗談抜きで、最近のハイテク4WD(と言ってもインプとランエボぐらいしかないが^_^;)の効率的な乗り方は「とりあえず踏んどけ」なのである。コーナリングスピードが速すぎてフルブレーキからABSをガンガンに利かせた状態でも、クルマの方が勝手に挙動を制御して安定してコーナーを曲がれる。荷重移動が早すぎても遅すぎても、荷重が掛かっている方に効率良く駆動が乗るからノープロブレム。ケツが流れてもアタマで引っ張ってムリヤリ立て直せるし、アタマが傾いてもケツが勝手に引いてくれる。「いいかロン、お前はドラテクを磨くのに一番向いていないなクルマを選んだんだぞ」という"師匠"の言葉がアタマの中でリフレインする今日この頃であった。