アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SOUND OF WHITE NOISE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「忘れることですね」

By 羽生善治 〜 「どうやって自己のコントロールをしているか」と問われて


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 さてロンマニアの皆様、皆様方は"神"を信じますか・・・・・といっても、ワタクシが変な宗教に入ったワケではないので御安心あれ(笑)因みにワタクシ実はプロテスタント教徒なのだが、"神"を殆ど信じていなかったりする(爆)教会なんてトコはもう彼此10年以上も行っていないし、第一日曜日の礼拝時間なんてモンは爆睡するためにあるのである(核爆)とはいえ、完全に無神論者だというワケでもない。世の中理屈のつかん事が多過ぎるので、あくまで可能性としては否定出来ないという事である。それにワタクシは「熱心なキリスト教徒=模範的な善人」なんてこれっぽっちも思ってはいない。その事を知るために宗教学や歴史学の博士号は要らない、「十字軍遠征」と「ジョージ・W・ブッシュ」のキーワードでググってみれば十分に分かる事である。


 別に宗教に限らず、人間というナマモノは常に"ネ申"を求めるモンである。んで、"ネ申"を見つけたヤツに限って選民意識丸出しな上、異様に被害者意識が強かったりする。簡単な事である、ソイツは自分の"ネ申"を否定されると自身のアイデンティティーを失ってしまうからである。つまりは「"ネ申"を守るために闘う」とか言っているヤツは、結局のところ"ネ申"のためではなく自分のために闘っているのである。そんでもって、それが行き着く所まで行くと「他の"ネ申"を全てやっつければ、自分の"ネ申"こそが唯一無二の存在だ」っていう事になるのである。兄弟ゲンカから世界大戦まで、とどのつまりは「他の"ネ申"をやっつけろ!」なのである。


 「何故、人間は争う事を止めないのだろう?」という疑問は何百年も前からあるのだが、ワタクシの答えとしては「人間が唯一"ネ申"を求めるから」である。「自分は"ネ申"に心身共に捧げている」と言っているにも関わらず、ホントの所は自信が無い。だから他の"ネ申"に対して恐怖や嫉妬や憎悪などのネガティヴな感情を抱く。で、勘の鋭いロンマニアの皆様はお気づきかと思うのだが、モノホンの神とは違って"ネ申"ってヤツは人間が作り出すモンである。負けても負けても新しい"ネ申"が誕生する、だから人間が唯一"ネ申"を求める限り争いは永遠に続く、そーゆー事である。


 ワタクシは常々こう思うのである、争いを無くすには「お互いの自由や尊厳を傷つけない限りにおいては、俺はお前の"ネ申"を肯定出来なくても否定はしない」と宣言すれば良いのでは、と。かの哲学者ニーチェは「神は死んだ」と言って当時の哲学界に1大センセーションを巻き起こて、今でもメディアなんかでは無神論のススメみたいな言い方をされているのだが、実はコレ全然解釈が違うのである。ニーチェの本を読んだ事のあるロンマニアの方なら解ると思うのであるが、ニーチェは著書の中で一度もキリストやマホメットブッダを否定した事はない。ワタクシが思うに、ニーチェが言いたかったのは「"ネ申"は死んだ」なのであり、"ネ申"を超越したアイデンティティーが"超人"思想なのでは、と。


 これ以上ニーチェの話をするとウィンドウ閉じられてしまうので話をガラリと変えよう(笑)来年夏に出るといわれている【次期インプ】(GE型?)であるが、興味深い情報が入ったのである:

  1. 電動パワステ→油圧経路が要らなくなるのでコンパクト化及びフロントの設計自由度が高まり、この変更でかなりボンネットは切り詰められていてフロントオーバーハングも短くなるとの事。
  2. 横置きマフラー→ホールベースが伸びリアのオーバーハングが短くなったので、マフラーは横置きになるとの事。
  3. エンジン→従来のEJ20説と現行G型に搭載されているストロークを伸ばした新型EL20説があり、どちらかはまだ不明。環境対策と300馬力を両立させるためターボにはリフト機構が搭載されるとの事。
  4. SIドライブ→現行レガシィに搭載してある【コレ】。因みにコレは通常STiバージョンのみの設定で、ハナッからサーキット上等の設計であるスペックCには付かないとの事。
  5. マルチリンク式サス→次期レガシィ用のシャシーを先行して流用するため「フロントサス=従来通りのストラット式、リアサス=マルチリンク式」になるとの事。

何処までホントかは定かでないが、もしそうだとしたら如何にもWRC一筋&技術上等のスバルらしいやり方である。近代ラリーに必要な要素が全て詰まっていて、尚且つ横置きFFレイアウトでフロントヘビーな他車とは違い、左右対称の低重心水平対抗エンジンが積まれる事になる。確かにWRCでの活躍が期待できそうだが、それでもやっぱりワタクシにはダメである。ハッチバックもダメなのであるが、顔はもっとダメである(笑)


 ワタクシが思うに、スバルにトヨタやホンダの真似はムリである。トヨタの傘下に入ったこの際であるから、大衆迎合路線はトヨタに、軽自動車やコンパクトカーはダイハツに任せちゃって、スバルは本来の持ち味であるハードコア路線をひたすら進むべきだと思うのである。それこそポルシェやランボルギーニみたいにハードコアな人しか買わないけどハードコアな人からは絶大な支持を受けるメーカー、いわば「ハードコアのハードコアによるハードコアのための自動車メーカー」になるべきだと思うのであるが、どーも2代目"トリックマスター"はスバル車にならない気がする今日この頃であった。