アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SHADOW ZONE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「貴方の正直さと誠実さが貴方を傷つけるでしょう。気にする事無く正直で誠実であり続けなさい」

By マザー・テレサ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 思いっきり古い話でスマンのだが、女の子が好きなマンガ雑誌は「週刊少年ジャンプ」だそうである。実はワタクシ、コレには殆ど驚いていなかったりする。ワタクシが小坊の頃はジャンプ読んでいる女の子はそれこそゴロゴロいたし、ワタクシの実妹に至っては少女時代と「週刊少年ジャンプ」がほぼ完全リンクしていたと言っても良いほどである(笑)かく言うワタクシもジャンプ全盛期の頃に少年時代を過ごしていたのであるから、影響受けまくりである。未だに南斗神拳6人を名前と星と流派をスラスラ言えるし、「キン肉マン」の超人を50人スラスラ言えるほどである(爆)今では流石に280万部(全盛期が600万部)まで落ちているが、それでもワタクシ的に言わせてもらえば「今の時代で280万部売れていれば十分上等だし、何らかんら言ってやっぱりジャンプのマンガは良く出来ている」という事である。


 良くある批判で全盛期の600万部と現在の280万部を比較して「全盛期の半分以下」とあるが、ワタクシ的に反論させて頂くと「時代が違うだろ」である。ワタクシが思うに、売り上げが落ちたのは「ジャンプの質が落ちた」のも一部あると思うのだが、何よりも「周りの質が上がった」という要素が大きいと思う。全盛期(80年代後半)と現在では、1ヶ月に発行されるマンガ雑誌の数が比べ物にならないぐらい増えている。昔はマンガ雑誌も少なく、メジャー3誌(ジャンプ、マガジン、サンデー)ぐらいしか大物になる手段が無かったから、優秀な人材はほぼ必然的にその3誌に集まっていたが、今の時代はあの新潮社すらマンガ雑誌を発行するぐらいである。その上バーチャル世界が充実してきた事もあって、良い作品を描けば口コミだけでなくバーチャルを伝わって評判が広まるから、マイナー所から出版しても余裕でミリオンセラーになれる。分かりやすく言えば「鋼の錬金術師」や「ローゼンメイデン」がその典型的な例である。優秀な人材がわざわざジャンプ(集英社)の社風に合わせなくとも、自分のやり方に合わせてくれる出版社を探して描いて、バーチャル経由で名前を売れる。人材の分散は必然とも言えるであろう。


 あともう1つ、ジャンプの何が良く出来ているかというと「旧皮質的要素(性描写、暴力的表現、あと"萌え"/笑)にあまり頼らず(最近は結構導入しているが^_^;)基本的に新皮質的な要素(夢、愛、正義など)で勝負している」という点であろう。アメコミなんかもそうだが、人間の刺激に訴える旧皮質的要素っていうシロモノは民族レベルで全然違うモンであり、更に言うと同じ民族でも個人差が大きい。ワタクシが知る限り、旧皮質的要素に頼り切った作品で長続きした例を見た事が無い。が、「愛」とか「正義」とか「夢」という人間の本質に訴えかける新皮質的要素は世界中どこでも確実に通用する概念である。海外でも大ヒットしている作品の殆どがジャンプ作品なのも、ジャンプ作品でウケるツボが万国共通だからであろうと思うのである。


 で、話は変わって今日は雨。サバゲーもカートも行けず、かといって家でゴロゴロしててもカロリー貯まるだけなので(笑)テキトーにドライブしてくる事に。暫く走っていると「あ、あんなトコに大型書店の支店が出来たんだ。書物の内容次第では、カーナビに場所を記憶させておこう」と思って店内へ。まぁ、場所が場所だけに横浜とか新宿とかのレベルは期待できなかったが、それでも目に付いた本が数冊あったので購入:

DVD付き限定版 アニメ『灼眼のシャナ』ノ全テ

DVD付き限定版 アニメ『灼眼のシャナ』ノ全テ

灼眼のシャナノ全テ

灼眼のシャナノ全テ

いとうのいぢ画集 紅蓮

いとうのいぢ画集 紅蓮

・・・さっきから新皮質的要素がどーのこーのと、散々偉そうなウンチク垂れていたのであるが、やっぱりワタクシはこーゆーヤツなのである(笑)だって、面白いモンは面白いんだから仕方が無いのである(爆)2006年F1のアロンソシューマッハではないが、ワタクシ的ラノベランキングでは「灼眼のシャナ」と「涼宮ハルヒの憂鬱」が現在ブッチ切りの1位&2位で、3位以下を大きく引き離している状態で・・・はい( ・◇・)?「そないなどーでもええ事、誰が説明せぇ言うた」でしょうか?全く持って余談であります(核爆)


 話を再びジャンプに戻して、確かにワタクシもジャンプ(集英社)の古い体質(外から作家を入れない、アンケートに左右されすぎ、発行部数にこだわり過ぎ等)は某プロ野球の盟主みたいで何か時代錯誤だと思うのだが、ソコを少しでも改善して且つジャンプの一番面白い所(新皮質的王道路線)を貫けば、一気に全盛期の頃までは戻らないにしても徐々に人気が戻ってくると思うし、何よりも目先の事や自分の事しか考えないヤツが多過ぎる今の世の中、せめてスポーツやマンガぐらいは愛や正義や夢を持っていて欲しいと思うのである。とは言っても、たかがマンガ雑誌1冊に要らんウンチクを垂れる事に愛や正義や夢があるのかどうかは、甚だ疑問を感じる今日この頃であった。