アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

XECUTIONER’S RETURN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「年寄りは"若い時に貯金をしろ"と言うが、それは間違っている。最後の一銭まで貯めようなどと考えたらいけない。自分に投資しなさい。私は40歳になるまで、1ドルたりとも貯金したことがない」

By ヘンリー・フォード


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 う〜む( ̄〜 ̄;)ある意味「晴耕雨読」がミドルネームと言っても良いほどのマジメで勤勉なお国柄故というか、島国&鎖国政策の副産物というか、日本でクラブマン(英語で「趣味人」という意味)やるのはひじょ〜〜に困難だと思うのである。英語じゃ「クラブマン」「ギーク」「ナード」と特定の趣味に没頭する人を示す言葉が複数あるのに対して、日本語は「オタク」の一言でお終いである。で、この「オタク」って言葉も造語だったりする。ワタクシなんかもたまに(正確に言えば「しょっちゅう」だが/笑)「趣味に使うカネがそれだけあるなら、仕事の道具を買うなり、貯金するなり、結婚相手を探すなりしたら?」と言われたりするのである(爆)


 で、ワタクシ的な反論としては「趣味というモンは尊いモンです。地球から何をどーやっても月の裏側は見えないように(月の自転周期≒公転周期なため)仕事場や家庭から離れないと見えんモンが山ほどあるんです。それに、何をやるにしろ、何かを極めるという事はプラスになります。どんな下らない事であろうとも、世の中にムダなモンなんか存在しません。むしろ何もしない事こそがムダなんです」と彼此十数年も力説してきたのであるが、未だ嘗て誰かを説得できた例が無い(笑)ワタクシにその能力が無い、ワタクシ故に言葉に重みが無いといっちゃソコまでだが、まぁ結果を出すなり何なりするっきゃない(^_^;)


 というのも、職場のクルマ好きの悩みを聞いてしまうと、常々そう思ってしまうからである。やっぱ理想と現実のギャップにハマって、家族や周りとの乖離に自問自答して、最悪のパターンじゃ身体的所見まで出てしまったりする(-_-;)ワタクシなんかは、もう生まれながらのKYであり、今年初めにはアスペルガーをカムアウトした事もあって(笑)・・・・

          曰
          | |   ∧_∧     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         ノ__丶(〃´Д`)_ < うるせぇ、世間体なんぞ気にしてスポーツカー乗れるか!!
          ||日||/    .| ¢、 \________________________
       _ ||本||| |  .    ̄丶.)
       \ ||酒||L二⊃ . ̄ ̄\
       ||\`~~´  (<二:彡) \
       ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄
        .  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||


・・・の一言でお終いなのだが(笑)やっぱフツーの人々にとっては「和の中の調和」とか「マイナー趣味に対する偏見への恐怖」や、ソレ以上に「正常でありたい自分」との戦いだったりする。田中むねよしの【Bolt and Nuts!】というマンガの中でも、憧れだったロータス・エランとの出会いと共に、奥さんが突きつけてくる「現実社会のデファクトスタンダード」との乖離に悩む主人公(=作者)の姿が書かれていたりするのである。


 が、ワタクシはソコんトコ全然悩んだ事なかったりする(笑)一つは、田中むねよしは自分を「クルマ好きなだけで、後は至ってフツーのインサイダー」と捕らえている&奥さんを代表とする世間との折り合いに葛藤しているているのに対して、ワタクシは「完璧なクルマバカである、デジュール的&デファクト的にも脳ミソのイカれたアウトサイダー」って開き直っている&世間様に対して中指おっ立てている点であろう(爆)もっと分かり易い違いは、奥さんがいる田中むねよしと違って、彼女いない歴と年齢が一致する生来独りモンのワタクシには、そもそも家庭もへったくれも無いっちゅー話である(核爆)


 まぁ、日本でデファクト上「立派な大人の趣味」って認知されているのは、精々ゴルフぐらいなモンで、ドライバー一本に十ン万使うのは「お、良いモノ買ったじゃん(^▽^)来週のラウンド楽しみにしてるよ」に対して、マフラーに十ン万使うと「オイオイヾ(=д= ;)いい歳なんだから、ボチボチ卒業しようや」である(笑&殆ど苦笑)よーするに「クルマ趣味の人間≒アウトサイダー」ってのが悲しい現実であり、サバゲーよりも理解者が多いのが救いだが(爆)でも絶対数は少ないワケであるε-( ̄ヘ ̄)ワタクシ的な具体的な対策としては:

  1. そのアウトサイダー的趣味を「スポーツカー(・∀・)カコイイ!!」と思わせるぐらいに自らを高める
  2. 趣味の話を出すべきタイミングを計らって、分かる人にだけ分かってもらう感じで、地味にクラブマンする
  3. 総スカン覚悟でカムアウト(笑)
  4. 誰にも迷惑かけないように自分だけでひっそり楽しみ、運良く仲間が出来れば儲け
  5. クルマ系SNSで、あの手この手を使って「俺を見てくれ、俺を崇めてくれ。そして、俺を愛してくれェェェェ!!!」と叫ぶ(爆)


理想的なのは何と言っても(1)であるが、いかんぜんハードルがメチャメチャ高い。白黒ハッキリしたいのなら(3)だが、ワタクシの知る限り"黒"の場合が多い(^_^;)最近多いのが(5)であり、回りも似たモン同士だからやりやすいが、足を踏み外して自爆したヤツも少なからず。結局(2)か(4)が一番無難ちゃ無難なのだが、やっぱ希望的観念としては:

  • 2〜3年後に本格的に来るだろう(と思われる)所謂「スポーツカーの春」に期待する


であろう。GT−R復活、NSX復活、レクサスLF−A登場。その他フェアレディZの後継車やランエボX・MRやGRBインプスペックCの今年中の登場。その他、次期スープラ、次期RX−7、次期GTOと目白押しで、若者向けにはスバル&トヨタのFRスポーツ、日産のHV小型スポーツ、ホンダの次期CR−Xなど、何とも楽しい春になりそうである(^-^)こーなると、俄然肉体のオッサン化を何としてでも食い止めたい気分マンマンな今日この頃であった。