アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

...AND JUSTICE FOR ALL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「孤独で寂しいのが当たり前なのです。自分はこんなに寂しいんだから、あの人もきっと人恋しいんだろうと思いやった時に、相手に対して同情と共感が生れ、理解が成り立ち、愛が生れるのです。愛とは思いやる心です」

By 瀬戸内寂聴


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 よくオリンピックとかワールドカップとかの開催地のメインスタジアムなんかで「開幕まであと○○○○日と△△時間□□分☆☆秒」って電光板がある。もはや説明は不用だと思うが、ワタクシのソレからも遂に「○○○○日」がきえたのであ〜〜る━━━━d(゚∀゚)b━━━━!!そう、あと24時間以内に「"二代目・トリックマスター"襲名の儀」が執り行われるワケであるo(`・д・´)o「いやぁ、私もドキドキしていますよ」とは担当さんの一言。御心配無用、ワタクシはドキドキを飛び越えて、アドレナリンが既に枯渇している(笑)思えば"初代"との別れから始まり、つい数時間前まで数え切れないほどのロックンロールなイベントに巻き込まれてばっかりだから、たとえゴジラ東京湾に上陸したって今更驚かないであろう(爆)


 ココまで来ると何ちゅーか「葉隠」に書かれていた「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」の意味が何となく分かってきた気がする。アレは「( ´∀`)Ь逝って……( ´∀`)pヨシ!」って意味じゃないと思うのである(笑)実際、同書には「我人、生くる事が好きなり(私も人である。生きる事が好きである)」って書いてあったりする。歴史の本なんかを見ると、あの時代(16世紀)に毎日フロに入る習慣があった&毎日下着を変える習慣があったのは日本の武士階級の人達ぐらいだったそうである。同時代のフランスのソレなんかと比べると、フランスじゃ貴族階級でもフロに入らなかったらしく(国王レベルでも、一生に3回しか入らなかったらしい-_-;)そもそも香水ってシロモノは、フロに入っていない体臭を誤魔化すための道具なのである。


 で、何で毎日フロ入っていた&下着を変えていたかというと「いつ死んでも良いように」っていう覚悟の表れだそうである。別に戦争があろうが無かろうが、縫合技術も抗生物質もレントゲンも無かったあの時代、死亡率が現代のソレを遥かに上回っていたのは想像に難くない。つまりあの言葉は「我々武士はフツーの人よりも更に死亡率が高い&何時自分の番が回って来るかは誰にも分らない。だからいつ死んでも悔いが残らないように、やりたい事&やれる事は済ませられるだけ済ませておけ。そうすれば、いつか命を投げ出さなきゃならない局面に遭遇しても、躊躇い無く行動に移せるし、その方が逆に死なない」って意味だとワタクシは解釈していたりする。分りやすく言えば、モータースポーツ等の「死ぬ気で踏め」と同じで、ヘタにブレーキを踏むとトラクションが抜ける→グリップを失って余計にクラッシュし易くなるから、むしろ勇気入れてアクセル踏んでトラクションを確保した方が良いのと一緒である。


 んで、ワタクシは今の自分に完全に満足して、今死んでも・・・いや、ホントに雑誌やメディアに書かれている通りなのか確かめるため、実際に【ポルシェ911・GT2】と乗り比べてからにしよう(笑)・・・・ダメだ( ̄_ ̄;)ポルシェ911・GT2や【C6コルベット・ZR1】と乗り比べるどころか、たとえマジで【ブガッティ・ヴェイロン16.4】や【SSC・アルティメットエアロTT】に乗ったとしても「いや違う(´・д・`)一度基本に立ち返って、GDB−E型インプにもう一度乗って・・・(以後無限ループ/爆)」ってな感じで、一生どころか百回記憶と経験を持ち越して生まれ変わったとしても、永遠に満足に出来そうない(核爆)


 話を強引に変えて(笑)ワタクシは基本的にハッピーで明るい音楽が好きなのであるが、ダークで暗い音楽も同じくらい好きなのは、中級以上のロンマニアの方なら説明不要である(爆)で、数ある「人生\(^o^)/オワタ」系ソング(核爆)の中で一番のお気に入りを挙げろと問われたら、ワタクシは「メタリカの"Fade to Black"」と答えよう。この曲の【歌詞】とリードギターがひじょ〜〜〜〜に「(´;ω;`)ブワッ!」と来るのである:

因みにこの映像は、今年ニュルブルクリンクで行われたロックフェスティバルのソレである。英語の歌詞しか貼っていないのでアレであるが、歌詞は終始「人生\(^o^)/オワタ」であり(笑)歌に入る前&入った後の2回のリードギターも「オイラ、もうだめぽ…orz」って言わんばかりの悲しくどよよ〜んとしたソレである(爆)


 が、後半から大ドンデン返しの始まり。ヴォーカルが「自分を救えるのは自分だけ。だが、もはや既に手遅れだ…(中略)…死が俺を暖かく包み込む。俺が今言えることは唯一つ、グッバイ・・・・グッバイ!・・・・・グッバ〜〜〜イ!!」って叫んだあとのギターソロ(5分50秒頃)からが凄まじい。コレまで「オイラ、もうだめぽ…orz」的な悲しいギターソロから、一変してテンションが上がり、曲が終わりに近付けば近づくほど、ドンドン音がデカくアグレッシヴになって行くのである。コレを「歌詞=建前」「リードギター=本音」って考えると、一気に「最後はそー来るのか(´;ω;`)ブワッ!!」となるワケである。ワタクシをアニソン専門と侮っていたロンマニアの方々、ご感想は如何程に(笑)


 で、メタリカの事を知りたかったら、アルバムを聴くのは勿論の事、面白いモンが1つある:

メタリカ 真実の瞬間 [DVD]

メタリカ 真実の瞬間 [DVD]

  • ジェームス・ヘットフィールド
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内容はというと:

前ベーシストであるジェイソン・ニューステッドが脱退

コレがキッカケで、メンバー間のソレまで溜まっていたモンが爆発

バンド解散の危機

(゚д゚)マズー

メンバーやセラピストやプロデューサー等が協力し合って解決方法を探る

実は、今に始まった事じゃなく、バンド結成よりあった複雑なモンが絡み合っていた

徐々に解きほぐす

新ベーシストのロバート・トゥルジーロ加入

新アルバム完成

(゚д゚)ウマー

・・っていうマジメな話なのであるが、捻くれモンであるワタクシの感想は「ワロタw」だったりする(笑)スラッシュメタル・セレブっちゅーか何ちゅーか(^_^;)メンバー全員の金銭感覚がブッ飛びすぎなのである。


 家に1枚ン億円の絵が何枚もあって、ソレを「芸術性が変わった」っちゅー理由で、まるで古いCDでも売るような感覚でオークションにかけちゃうドラマーのラーズ・ウーリッヒ。親父の誕生日に、まるで万年筆でも送るかのようにバカでかい土地をポンとプレゼントするリードギターのカーク・ハメット。ンでもって、どー見てもセレブ御用達のバレエスクールに"タンクトップ&両腕に刺青ビッシリ"っちゅーカッコでフツーに娘を迎えに行き、ソレに対し周囲が全く違和感無くやっていっているヴォーカル&ギターのジェームズ・ヘットフィールド。もうブレイクしたアーティストにありがちな「余り余るカネの使い方に悩む」ってレベルをとっくに越えて、天晴れなまでの開き直り方なのである(笑)


 特に腹を抱えて大笑いしたのが、上記の「新ベーシストのロバート・トゥルジーロ加入」のシーンだったりする。オーディションを勝ち抜いて、正式にメンバーとして迎え入れられ、契約書にサインした後のソレである。アルバム発売&予定諸々が詰っていたため急ぎだったのか、こんな遣り取りがあったりする:

「急ぎの契約で、満額払えなくてスマソ。とりあえず手取り出しとくわ」
「ちょっと少ないけど、とりあえず1%弱の100万ドル(約10756諭吉)ね」
「少な過ぎると思うけど、残りの99%強の満額シッカリ払うから」
「ん"(・_・o)?どうしたロバート??」

もう容易に想像付くと思うが、フツーの人なら当然そーなるように、ロバート・トゥルジーロは完全に腰抜かして、放心状態でソファーにへたり込んでしまったのである(笑)ンでもって契約の翌日、早速「MTVロックンロール・アイコン」の授賞式に紹介も兼ねて連れて行かれたワケである。場慣れしているジェームズ、カーク、ラーズとは対照的に、ロバートの目は完全に泳いじゃっているのである(爆)そりゃ、シンデレラも裸足で逃げ出すようなサクセスストーリーの主人公になっちゃったら、誰でもそーなるはずである(^_^;)


 で、当のロバートも今じゃすっかり慣れたのか、上記映像でも見られるようにプレッシャーに押し潰されずに、あの大舞台でシッカリと仕事をこなしているのだから大したモンである。ワタクシが言うまでも無いと思うが、メタリカのメンバーにとっちゃフェラーリとかランボルギーニなんて、ソレこそホントにチョロQを買うような感覚で買えちゃうのであろう(笑)DVDの冒頭でもジェームズがヘンテコなオープン2シーターに乗っていたのも、もはや某ギタリストの「俺はフェラーリ以外のクルマに乗らない!(爆)」のレベルすら超えてしまった→ありとあらゆる既存のソレでも、ジェームズの要求を満たせない故だと思うのである(^_^;)こーゆーのを意識してしまうと、ワタクシの余りの小ささに逆に緊張感が解けてしまい(核爆)益々持って死ねなくなってしまった今日この頃であった。