アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ORDER SHALL PREVAIL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私は人生を忘れるためにお酒を飲んだことは一度もありません。逆に人生を加速させるためなのです」

By フランソワーズ・サガン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*酒vsメシ

 ワタクシは下戸なので、酒は全然飲めん次第である。実際、飲み会以外のプライベートで酒は1滴も口にしないし、その飲み会ですら「あ〜スンマセン、ワタクシ実はクルマで来てるんで(^▽^;)」って事でやはり飲まない。だから【最近の若い子は酒の席を断る】って話を聞いても「別に良いんじゃね」が正直な感想なのである。ちゅーのも今と昔じゃ、会社と社員の関係に対する認識は違うからである。会社を家、会社員を家族と考えて、飲み会を「家族同士の絆を深めるための機会」と捉える昔ながらのニッポンの会社観。会社を雇い主、社員を戦友、自らを傭兵として、物事をシンプルかつドライに考える現在主流の欧米式の会社観。違いはココにあるのである。


 そう、先輩は典型的な前者であり、後者は典型的な後者なのである。つまり「どっちが正しいか」ではなく「どっちも正しい」のである。敢えて正解を出すとしたら、ソレは「先輩と価値観の合う人だけ飲みに行けばいい」といったトコであろう。ワタクシが思うに、今は戦後からバブルにかけて栄華を築いできた”古いニッポン”と、バブル崩壊から失われたン十年を経てグローバリズム社会に対応すべくして生まれた”新しいニッポン”の、丁度その過渡期なのである。だからこそ、こういう風に今までならば問題にならなかった事も問題視されるようになってきたのである。多分今後も、この手の新旧価値観の衝突ってのは頻繁に起こるだろうと思う次第である。


*これから夢喰いパンプキン

 その新旧価値観の衝突の一つが、ワタクシが度々話題にしている「紙書籍vs電子書籍」である。因みにワタクシは既に電子書籍へと殆ど移行していて、電子書籍で買えるモンは電子書籍で買う事にしている。その方が早いし、手間もかからないからである。例えば「あ、そういえば発売日だったやん( ̄0 ̄;)」って思い出したその瞬間に、iPad取り出して買えちゃうワケである:

Pumpkin Scissors(20) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(20) (KCデラックス)

ワタクシが思うに「紙本で十分」っていうヤツの相場は決まってるのである。置き場に困るほど本を買った事が無いか、本を溜める事にステータスを感じてるヤツである。そうでないなら、何冊所有しようともタブレットの大きさに全て収まる電子書籍は、本読みにとってこの上なく便利なツールと化す・・・って内容の話を全然してないなウン(笑)


少し前までは未だに紙本の影響力が強く、電子版があるのは大手のメジャー作品だけだったのだが、最近は認知が進んだせいもあるんだろうけど、マイナーな出版社のソレも手に入るようになったりしたのはデカいのである。今じゃ読むモンを制限しないと、いくら時間とカネがあっても足らない・・って内容の話を全然してないなウン(笑)


これからコンバット 6 (芳文社コミックス)

これからコンバット 6 (芳文社コミックス)

ただ未だ電子化が進んでない書籍も結構あるので、そういった場合は残念ながら紙本である。ただ目的の本を見つけるために書店を何軒もハシゴしていた時代とは違い、今はタイトルさえ分かってしまえばアマゾン経由で翌日には届くから、時間の無い社会人にとっては実にありがたい・・・って内容の話を全然してないなウン(笑)


*誰が為に小売業界は存在するか

 アマゾンは紙本じゃなくて電子本も扱ってるから、本好きにとっては便利極まりない存在である(^-^)もしも明日、アマゾンがニッポンから消えて無くなったら、ワタクシはショックで半年ぐらい寝込める自信はある(笑)だから【なぜAmazonは低賃金にあえぐ小売業界を潰すのか?】とか言われても、ワタクシは「(´・ω・`)知らんがな」と答えさせてもらう次第である(爆)ワタクシは小売業界の中の人じゃないし、ワタクシの家族親戚にも小売業界の中の人はいない。つまり小売業界が潰れたって、ワタクシは痛くも痒くも無いのである( ̄σ- ̄)ワタクシはただの顧客であり、顧客は早くて安くて便利なモンを選ぶ。後にも先にも、ただソレだけの話である。


 欲しいモンがある。小売店行く。棚という棚を探しても置いてない。店員に聞いてみたら、店員も同じように棚という棚を探して二度手間。ンでもって無かったら「お取り寄せになりますから、1週間後にまた来てください」と言われる。そんなんアマゾン使うに決まってるって話である┐( ̄ヘ ̄)┌そんなサービスで「アマゾン許すまじ、小売業界を守れ」って言われても、ワタクシは「(  ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ」と言い返す次第である。何故テメェ等が生き延びるために、ワタクシ等が不便を被らなけりゃならねーんだって話である。テレビとラジオとホント雑誌しかなかった時代なら兎も角、今はネット時代である。規制されたらネットに行く。後にも先にもソレだけの話である。


 でもまぁ、世間がソレに流される理由も分からんでもないのである。何故かと言えば、流されるヤツは変化を恐れているからである。アマゾンがやってきた事で、既存の小売業界や出版業界が大ダメージを受けている。そうなると関係ない人でも「ひょっとしたら俺の業界も、こんな風に海外の連中に破壊されるかも(;´Д`)、そうしたら俺の仕事や老後も(;゚Д゚)」って思っちゃうからこそ、無意識に既存の”古いニッポン”に味方してしまうのである。ワタクシ?ワタクシは「退屈な既存の”古いニッポン”なんかブッ壊せ」が座右の銘なんで、アマゾン大歓迎である(笑)さて明日も仕事なんで、さっさとフロ入って寝るに限る今日この頃であった。