アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GARAGE INC.

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人間は永遠の不正に対して闘うため正義を肯定すべきであり、世界の不幸に対して抗議するため幸福を創造すべきである」

By アルベール・カミュ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ハッキリ言おう。運命の神様が何をどうやってワタクシを結婚させた&家庭を持たせたたとしても「子供の教育費」なるモンに注ぎ込むカネなんぞ1銭も無い(笑)アホみたいに机の前で脳ミソに詰め込んだ知識の数々は、卒業式の時に咲いた桜が散るのに比例して忘れ去っていくからである(爆)現にワタクシは微分積分も忘れたし、化学式の計算法も忘れた。医師免許取られてしまったら、冗談抜きで中卒レベルだったりする(核爆)学校が役に立つ時といったら、大学出て、ライヴ生活初めて、ピンチに直面&咄嗟の判断で切り抜けた時に「ふぅ〜(*´-д-)ー3マジやばかった。高坊の頃○○の授業で××先生が言ってたように・・・」って場面ぐらいである。が、コレこそが「学校教育の真骨頂」ではないかとワタクシは思うのである。


 が、そう思うのは周りでは精々ワタクシぐらいだったりする。ワタクシが体験したライヴの世界では、話のネタは専ら他人の悪口&ソレでオブラートした自分自慢ばかりで、ソコの矛盾を指摘すると逆ギレするヤツが多いこと多いこと(-_-;)で、何で「指摘すると逆ギレする」って事を知ってるかというと、ワタクシが実際やったからに他ならない(笑)言うまでも無いと思うが、ソコで更に「ハァ?(゚Д゚)プロのくせに、何仕事に私情持ち込んでんだよ。アンタ、ソレでも大人か?プライドってヤツを何処に置いて来たんだ(`Д´)ゴルァ!!」って言うと、更にシャレにならなくなる(爆)どーでもいい話であるが、ワタクシはソレを言った&シャレにならなくなった経験がある(核爆)まぁ、ワタクシもアレなモンであるから、何とも言えん話ではあるが(^_^;)何ちゅーか「大人になる≠不条理を受け入れる」だと思うのである。


 松井秀ニューヨーク・ヤンキースに入団して2年目の事だったと思うが、ワールドシリーズ出場をかけたボストン・レッドソックスとの一戦で、もう後がない試合で同点のホームを踏んだ瞬間、感極まって飛び上がって雄たけびを上げたシーンを、まだ覚えてらっしゃる方はいるであろうか。ワタクシが思うに、メジャーに行きたがる日本人選手は「あぁ〜( ̄△ ̄ )皆コレがやりたいからメジャー行くんだなぁ」って思ってしまうのである。舞台裏はとりあえず置いといて、名声云々、挑戦云々以前に、ガキの頃に純粋に楽しんでいた「野球バカの野球バカによる、野球バカの同士のガチンコ勝負をやりに行った」んではないか、と。趣味もそうだが、仕事もガチンコでやらんとやった気がしない。やった気がしないから、酒飲んでクダ巻くなり、パチンコ打つなりして発散させる。日本にソレがないのが幸いだが、アメリカみたいにドラッグ文化があったら、マジで今頃「日本\(^o^)/オワタ」んじゃないかとワタクシは思ったりする(笑)


 ワタクシがR35型GT−Rに乗り換えて、一番何が楽しかったのかが、3日かかってようやく分ったのである(笑)そう「ガキの頃の純粋な楽しさ」である。例えるなら、初めてディズニーランドに行った時みたいなモンである。肝心のネズミやアヒルやお姫様なんぞアウト・オブ・眼中で(笑)ひたすら「カリブの海賊」やら「スペース・マウンテン」やら「スプラッシュ・マウンテン」やら「スター・ツアーズ」やらに時間が許す限り1日パスポートを使って乗りまくったあの頃である。何ちゅーか「あ〜あ( ´△`)何が悲しゅうて、ライヴの下らねぇモン諸々を趣味に持ち込んでたんだろうなぁ(_ _;)そりゃ楽しくないって」って思ってしまったワケである。あの歪な自己顕示欲や、他人に対する嫉妬の表現方法の数々。あと、ソレをオブラートするための胸糞悪い綺麗事と作り笑顔の数々を、である。


 で、まるでピークォード号の様な形をしたソレを、天晴れなまでに吹き飛ばしてくれたモービィー・ディックには、ある意味感謝だったりする(笑)その上、最高にゴキゲンな音楽プレーヤーまで付いてきたのであるから最高である(^-^)というワケで、休日のドライブ用に、ソレに引っ掛けた「ガキの頃、何も考えずに楽しんでいた音楽」を中心にアルバムを幾つか購入:

グレイテスト・ヒッツ1986-1996

グレイテスト・ヒッツ1986-1996

  • アーティスト:ポイズン
  • EMIミュージック・ジャパン
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中坊の頃、ワタクシのカセットコンポのヘビーローテーション&高坊以来何故だかめっきり聴かなくなった(笑)ポイズンの初期ベスト盤である。特徴は何と言っても「分かり易過ぎるぐらいに分かり易い」であり、マジで見たまんま&聴いたまんま&歌詞のまんまである(爆&実話)分かり易い例で、1stアルバム収録の"Talk Dirty to Me"

歌のサビからして「ドライブインで/親父のフォードの中で/草叢の陰で/叫び声を上げるほど愛し合う…(中略)…ベイビー、汚い言葉をかけておくれ」である。ホントに「見たまんま」なのがお解かりであろうと思う(笑)ついでにもう1曲、2ndアルバムから"Fallen Angel"

ポイズンはこの後、3rd、4thアルバム出す毎に技術や音楽も段々深くなっていっているのであるが、何せデビュー時のインパクトがアレなだけに、ちょっと(てゆーか相当^_^;)損してる気がせんでもないのである。ある意味「ウケ狙いは良いけど、程々に」って教訓にもなりそうである(笑)


 ライヴのワタクシを知っているロンマニアの方なら、余りにも逆方向のベクトルに唖然とする事請け合いナシであるが(笑)どーやらワタクシのルーツは所謂「LAメタル」にあるみたいである(^_^;)良く考えてみりゃ、ロックンロールに目覚めたのが中坊時代→時代は80年代後半→丁度LAメタルが全盛期だったのだから、ある意味必然っちゃ必然である:

曲は勿論「ガンズといったらコレでしょ!」の"Welcome to the Jungle"

どーでもいい話だが、ガンズ・アンド・ローゼズの新アルバムってホントに今年中に出るのであろうか(笑)さてはて、ガンズの新作"Chinese Democrasy"と、未だに発売延期状態の「涼宮ハルヒの驚愕」のどっちが先に出るか。ワタクシは後者に1億ジンバブエドルといこう(爆)

ドクター・フィールグッド(紙ジャケット仕様)

ドクター・フィールグッド(紙ジャケット仕様)

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例えば「モトリー・クルーのアルバムで1枚選べ」と言われたら、ワタクシはコレを選ぶ。一応ベスト盤は持っているのであるが、結局一番良く聴く曲の大半がこのアルバム収録だからである。ホントは"Without You"が良かったのであるが、ドライブ向けの&ワタクシ絡みで(笑)敢えて"Dr.Feelgood"

コレを【BOSEサウンドシステム】で再生するとシャレにならない事ならない事(^_^;)冒頭のドラムとベースの音が「ガツン!ガツン!ガツン!」と脳ミソに直に響いてくるのである。ただ重低音がガツンと来るだけなら、フツーのオーディオでも低音を思いっきりブーストすれば良いだけだが、違いはソレだけじゃないのである。何ちゅーか、乾いた木が振動する感じ、金属と木材が衝突する音、アンプの歪み具合何かまで、ワタクシには理論的に理解できんものの、何となく"感じられる"のである。成程、そりゃ演る側/聴く側も、共に楽器の材質/再生機器の材質にこだわるワケがよ〜〜〜く分るのである。

レイン・イン・ブラッド

レイン・イン・ブラッド

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・・・・・この2枚はドライブのお供にはヤバ過ぎるので、当分自粛しておこう(笑)ソレ以前に、今回のネタである「LAメタル」と関連性無いし(爆)以前"師匠"から「コルベットにはBOSEのサウンドシステムが付いてる」と仰っていたのを思い出したが、成程頷ける話である。コルベットだけじゃなく、ポルシェやフェラーリマセラティといった海外高級車メーカー&国産じゃレクサス等が、BOSEやマーク・レビンソンやマッキントッシュ(因みにアップルのソレではなく"McIntosh"の方である、コレだから日本語はややこしい/核爆)を採用する理由が分かった気がするのである。


 アレは伊達や酔狂なんかじゃなくて、ちゃんと意味があるのである。音楽にリラックス効果やストレス軽減効果があるのは既出であるが、そもそも「このテのクルマに乗る≒長距離移動が前提だから」である。ンでもって、欧米各国じゃ音楽は日常の一部→音楽文化の根が深い上に、向こうじゃ「根回し」だの「"飲み"ニケーション」などといった文化は無い→純粋にシラフでの会話技術がモノを言う→ソレ相当のカネを得られる地位にあるヤツは、ソレ也の文化の造詣の深さを持っているから、安物オーディオなんかじゃ話にならんのである。そーなると、33才で未だアニソンやLAメタル聴いてる真性超絶ド変態医師(笑)がこのテのクルマに乗れる日本という国に、何らかんら言いながら感謝せざるを得ない今日この頃であった。