アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DALET

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「我々の造るものは何であれ、我々が造り方を知っている最上の物でなければならない」

By 盛田昭夫ソニー創業者)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 HKSと並んで日本を代表する大手総合チューニングメーカー【TRUST】が倒産してしまったりする(-_-;)クルマ系以外のロンマニアの方はピンと来ないかも知れんから、例えを変えてみると(笑)コンピューターで言えばアップル社が、コーラで言えばペプシ社が、ギターで言えばギブソン社が、カメラで言うとニコンが・・・(中略)・・・倒産したようなモンだと言えば何となく分かって頂けると思う(爆)当然、今までパーツを【TRUST】と提携して商売していたチューニングショップもタダじゃ済まない。以前から「チューニング業界\(^o^)/オワタ」とは細々と言われてきたモンが、本格的に軋み音を立ててきたっちゅー話かも知れんワケである(^_^;)


 が、ほんの少しだけ遠めで観てみると「う〜む( ̄〜 ̄;)確かに若者のクルマ離れやエコ云々もあるかも知れんが、肝心の【TRUST】のやり方はどうよ?」ってな疑問も生じてくるのも事実である。今の時代、昔みたいにバカでかいデパート店舗が出てこなくなった&代わりにテナント制のショッピングモールが増えてきたのが正にソレである。諺で言うトコの「餅は餅屋」ってヤツである。数十年前とは違い、モノが多種多様に無数にある今の世の中、どんな大企業であろうとも1つの会社だけで全てを賄うのは不可能である。逆に言えば、たとえたった1つの事しか出来なくても、ソレが2番手を大きく引き離すソレであれば確実にヒットする上、会社の規模も小さくて済むから改革や再編も容易である。


 物凄い分かりやすい例として、シバかれる事を覚悟の上で(AA略/笑)敢えてR35で例えてみよう。実際の話、R35で日産自動車が直々に手をつけている重要パーツはエンジンとシャシー、ソレに設計やソフトウェア的な部分ぐらいなモンである。後は・・・

  1. サスペンション:ビルシュタイン社製
  2. ホイール:RAYS社製
  3. タイヤ:ブリヂストンダンロップ社製
  4. ブレーキキャリパー:ブレンボ社製
  5. ブレーキパッド:ユーリッド社製
  6. ドア、バルクヘッド、ストラットハウジング:アルコア社製
  7. タービン:IHI社製
  8. シート:タチエス社製
  9. トランスミッション:アイシン社製
  10. クラッチ&アクシュエーター:ボルグ・ワーナー社製
  11. サブフレーム:ヨロズ社製
  12. 燃料タンク:ユニプレス社製
  13. ヘッドライト:コイト社製
  14. フロントモジュール:カルソニックカンセイ社製
  15. ファンクションメーター:ポリフォニーデジタル社製
  16. サウンドシステム:BOSE社製

その他、細かいトコまで挙げると限が無いので切り上げるが(笑)正に「餅は餅屋」である。スポーツカーのキモとも言える部分は、ほぼ全部その業界でガチのソレを純正採用している。しかもコレはR35に限らず、インプ、ランエボフェアレディZロードスターS2000など、ほぼ現行車種の全てに言える事だったりする。以前、GRBに乗った時も言ったのであるが、GDB純正の泣き所がGRBになったら殆ど全て(ワタクシは以前から「次期GRB純正サスはビルシュタインにしろ〜ヽ(`Д´)ノ」とスバルに散々言ってきたのであるが、どうやらコレは今後もシカトされるらしい/爆)解決済みだったりする→よーするに、ノーマルで十中八九出来上がっちゃってるのである(^_^;)


 ソレに加え「若者のクルマ離れ」である。確かに「離れている」のも大きな原因であるが、ソレ以上に「若者の絶対数」と「クルマの数と値段」である。現行車種はどれも乗り出し250諭吉オーバー。中古市場は現在の車種が少ない上に、年月も立つと流石の人気車種も玉数が減って値段急騰→中古市場も先細り必至だからである。ンでもって、規制は段々厳しくなっていく一方。コレだけ要因が揃っていれば、自ずと「チューニングだけじゃメシが食えない」って結論になるワケである。余計なお世話だが「ワタクシ行き付けの湘南のショップは、一般車両のメンテやケアもやっているから大丈夫そうだけど、チューニング専門店はどうかなぁ〜(^_^;)特に"○○車専門"ってトコは・・・(;^_^A)」だったりする(笑)


 まぁ、今のクルマが【アクティブセキュリティー】と【フールプルーフ】ぐらいしかネタが無いぐらいノーマル状態で既にオーバークオリティー&基本的に他人のクルマに関してはノウハウ以外ど〜でもいいので(笑)ネタを変えるとしよう。何らかんら言って「タミヤはガチ」がワタクシの結論だったりする(爆)ソレをどーやって確かめたのかというと:

[rakuten:digitamin:10016044:detail]

違うメーカーの同一車種を2つ作った上、実車と比較したからである(笑)メーカーが模型会社に詳細を書いた設計図なんぞ渡すはずが無い→模型会社は写真だけで実物を模写しなきゃならんワケであるが、タミヤのソレがビックリするほど実車に限りなく近いのである。しかも、内装のスイッチ類の再現度を比較するため、その2つを持って実車内で比較したのだが(爆)ほぼ間違いなくタミヤの圧勝である。ソレを再度検証するために:

[rakuten:araitoy:10000158:detail]

コレを作ってみたのである(笑)もう過去3年間が走馬灯の如くフラッシュバックするぐらい(爆)細かいディーテルが再現されているのである。某F1チームが「タミヤなら撮影おk」って特例を出したとか出さなかったとかいう伝説があるが、強ちウソに聞こえない。ソレぐらいタミヤの芸は細かいのである。


 要は「金型」だそうである。同じ模型関係で東京マルイもそうであるが「ガチな玩具製造会社=自社で極めて優れた金型が作れる」っちゅー法則である。他社のプラモも何個か作ったが、タミヤ製のバリの少なさはダントツ→少ない注入口からでも精密に細部を再現できるぐらい精度の高い金型で作ってあるっちゅー意味である:

タミヤ 1/12 オートバイシリーズ No.111 カワサキ ZZR1400 プラモデル 14111

タミヤ 1/12 オートバイシリーズ No.111 カワサキ ZZR1400 プラモデル 14111

最近完成したヤツであるが、コレがガチで凄いのである。エンジン等の精密な再現や、エンジン→シャシー→エンジン組み込み→足回り→ボディーという実車さながらの作り方は既出だが、何とブレーキラインやクラッチラインといったメチャクチャ細かい部分まで上手く再現してあり、内外から【カワサキZZR1400】ってバイクの魅力を再現しているのである。コレ以上深入りするとバイクの世界に足を突っ込みかねないので(笑)程々にして明日に備えようと思う今日この頃であった。