アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

EXHIBIT B:THE HUMAN CONDITION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「男の本質は劣等感なり」

By 美輪明宏


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 以前話した【BMW・M3クーペ】を買った猛者殿であるが、実はその後慣らし運転も終わらないまま手放していた事が判明したのである|||(_ _。)|||同じクルマ好きとしては悲しい事だが、事情が事情だけに仕方が無いし、ソコに割って入ってどうこう言えるほどワタクシは人間が出来ちゃいない。話をする機会が短い時間ながらも幾度かあったので、タイミングを計らってM3の事を聞いてみたら「クルマが無くなったことについては、さほど悲しんでいない」だそうである。で、何が一番きつかったのかを間接的に聞いてみたら「生活のグレードを落とさなきゃいけない事」だそうである。曰く「今まであのファーストカーで短時間ながらもブイブイ言わせていたのが、今じゃセカンドカーのファミリーカーしか乗れなくなって、そんな自分に負い目を感じていた」だそうである。


 客観的に見てみると、その猛者殿は結構良い職についており(因みにワタクシと同業者ではない)セカンドカーといっても【アウディA3クアトロ】である。何も考えずに冷蔵庫みたいなクルマ乗ってるヤツよりかはずっと良い。コレが例えば中古の軽だったら、ワタクシも一緒に涙が枯れ果てるまで飲み明かすのもアリだったが(笑)A3だったら「まぁ、若い内はバカやってナンボだから(因みに猛者殿はワタクシよりも僅かに年下^_^;)今は耐えて、今度はもっと粋なヤツ乗ればいいさ。周りに誰もいなくても、ワタクシは待ってるからさ (-_−*)\( ̄∇ ̄) 」でお終い(爆)何ちゅーか、どうやらフツーの人は周囲の"心の眼線"を気にするあまり、周囲のソレ以上に自らの"心の眼"が自らを醜く見せるのであろう。


 つい先日タイーホされた某プロデューサーとか、2年前に破産した某プロゴルファーとか、同じく2年前にタイーホされた某ベンチャー企業社長もソレだったんだろうなぁ〜、とワタクシは思うのである。何ちゅーか「敵前逃亡」と「一時退却」の区別がつかなかったのだと思うのである:

敵前逃亡は言うまでも無く言語道断であるが、一時退却は立派な戦略の一環

んで、戦中の日本のソレ宜しく、一発目のがあまりにも上手く決まり過ぎた&周りに煽られて舞い上がる

気が付いたら、何時の間にか自分を見失なって、トップギアレブリミット寸前

が、上記にあるように「ケツまくる≒人生\(^o^)/オワタ」と思い込んでしまっている

ソレ以上に、自尊心が堕ちた自分を認めたくない故に、更にアクセルを踏む

当然の成り行きとして、オーバーレブした挙句エンジンブロー

自尊心やキャリアどころか、再起の目処まで失ってしまい、余計に( ゚Д゚)マズー

ちゅー感じである。何ちゅーか、ワタクシには理解困難な話だったりする(^_^;)ちゅーのも、ワタクシはアスペだから、そもそも"心の眼"ってヤツが見えないからである。分かりやすく言えば、生まれつき目が不自由な人がブランド物のファッションを理解できない&自分のファッションが他人からどう見られているのかを理解する術がないのと同じである。肌触りや匂いから洗濯してある事やアイロンをかけてある事が分かっても、上下の組み合わせの良し悪しや、場に馴染んだ色合いなのかは分からない。


 当初は「上っ面なんてど〜でも良い。人間、中身が大事!」って気合入れていた(てゆーか"意地張っていた"かな^_^;)ゆえに「何汚いカッコしてんだコノヤロー(゚Д゚#)」って中身を見てもらう前に外見でアウト喰らう事も多かったが(笑)最近じゃ「とりあえず清潔で糊の入ったモン着て、上下靴を同じ色で揃えればとりあえずはOK」とか「ワタクシの事情を分かっていて"心の眼"が見える人に"ワタクシの着合わせどうかな?"って聞く」って裏技を覚え(爆)何となく「ファッション(外面的&内面的な意味合いで)とは何ぞや?」ってのが何となく分かってきて、ココぞとばかりに洒落込んできてはいるものの(核爆)やっぱ直接的に認識するのは困難だったりする(^_^;)


 で、その際たるモンが、上記3名がこよなく愛していたフェラーリだったりする(笑)ぶっちゃけた話「フェラーリが欲しいか?」と問われたら、0.001秒で「フェラーリ( ゚△゚)イラネ」と返答する(爆)確かにモータースポーツ好きなら1度は乗ってみたいクルマではあるし、こー言うとブーイング喰らいそうでアレだが(^_^;)仮に「そんな事言って、お前はフェラーリを買えるのか?」と聞かれたら、ワタクシは「時間は相当かかるが、デジュール上は"イエス"だ」と答えた上で「ただし、実際買えても面倒くさいから、デファクト上は"ノー"だ」と付け加えよう(核爆)


 維持費が月100諭吉もする上に、エンジンは3万キロで要オーバーホール。直線じゃフルチューンのスープラやGT−Rに敵わない上、コーナリングでもインプやランエボに余裕で負ける。オマケにムダに値段が高い→よーするに「コストパフォーマンスが悪過ぎる」っちゅー話である。ワタクシがR35を選んだ理由も「現段階において最もコストパフォーマンスの高いスポーツカーだから」という理由だったりする。万が一にもワタクシがフェラーリを買うことがあったとすれば、ソレはフェラーリトヨタの子会社化して、フェラーリの魅力はそのままにトヨタ的コストパフォーマンスが注ぎ込まれた時だけである(笑)が、現実的には、その悪過ぎるコストパフォーマンスを差し置いてでも「フェラーリ( ゚д゚)ホスィ」って人が大多数ゆえ、やはり変なのはワタクシの感覚なのであろう(爆)


 以前【チューニングショップADENAU】に遊びに行った時、ショールームに【フェラーリF430スパイダー】の実物が展示されていたのである。確かに観察対象としては興味深いモンがあった。が、かつてR35に乗った時の様な「ワタクシはコレに乗りたいっ☆O(> <)o☆いや、絶対乗る!!(#`・ω・´#)神でも拳王でも世紀末救世主でも、何でもかかって来いやぁ〜〜〜☆。゚+.щ(゚Д゚щ).+゚。☆」って感じないのである(笑)色んな人の話聞いて、文献などで歴史を調べて、プラモ組んで国産車と比較したりして(爆)間接的に「フェラーリすげぇΣ(・д・;)」ってのは分かるのだが、直接目の辺りにすると「う〜〜〜ん( ̄_ ̄;)やっぱ"見"えん」だったりする(核爆)とは言え"見えない"なら"見えない"なりに面白いネタはあるのであるが、年末とあってスポーツ走行の封印に伴い来年に持ち越し必至な今日この頃であった。