アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

7800°FAHRENHEIT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人々は存在する物を見て"それがなぜ存在するのか"を語る。私は存在しないものを夢見て"それがなぜ存在しないのか"を語ろう」

By ジョン・F・ケネディアメリカ合衆国35代大統領)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 アメコミとアメ車は何をどーやっても好きになれないワタクシであるが(笑)このアメリカっちゅー国が持ってる「粋さ」と「カウンターステアの当て方」だけは完璧に脱帽モンである。ワタクシ流の持論として「アメリカはアンダーステア国家」ちゅーのがある(爆)よーするに、現在トップである&トップを守り続けたいがゆえ、他国から見れば信じられないようなアクセルの踏み方をする&ソレゆえにブレーキが遅れがちでアンダーステア出して、その立ち上がりでスピンしかける事もザラっちゅー話である。現ブッシュ政権のアフガン&イラク戦争も「あ〜あ(ノ∀`)ベトナム戦争の時と同じで、またアンダーステア出しちゃったよ。しかも、カウンター上手く当てれてない。こりゃ"ブッシュ\(^o^)/オワタ"な」って3年ぐらい前からそんな予感がしてたのである。


 が、アメリカの凄いトコは「カウンターステアの当て方」である。その周でヤバい事になりかけても、次の周じゃシッカリとゼロカウンターを決めて、何処の国よりも速くコーナーを抜けていく。先住民のソレといい、奴隷制度のソレといい、赤狩りのソレといい、ベトナム戦争のソレといい、アメリカには所謂「黒歴史」が山ほどあるが、ソレに対して(完璧とは言えないまでも)カウンターステア当てて来るから大したモンである。ルイス・ハミルトンが昨年「史上初の黒人F1ドライバー」としてデビュー&今年「黒人初のチャンピオン」になった事が話題になってるが、アメリカじゃ60年前から既にジャッキー・ロビンソンという「黒人初のメジャーリーガー」と「黒人初(無論ジャッキー自身によるソレ)の新人賞」が誕生しているっちゅー話である。


 話は変わって、アメリカの「粋」を語るエピソードが一つ。ロナルド・レーガン大統領(当時)の暗殺未遂事件の話である。事件後、病院に運ばれて緊オペを受ける事になったレーガンだが、何と執刀主治医はガチの民主党員だったのである(笑&実話)で、その外科医はレーガンに対してオペ前に「大統領閣下。私を含めスタッフ一同、今日一日だけは共和党員(言うまでも無いが、レーガン共和党党首)であります」ってメチャクチャ粋なセリフを決めてレーガンを安心させたっちゅう「ドクターカッコ良過ぎ( ;∀;)イイハナシダナー」ってエピソードがあるのである。アメリカ人の凄いトコは、普段は下らん事で延々と閑々諤々やってても「ココ一番!」って場面では"チーム・USA"として機能するトコである。普段は「和」だの「協調性」だの五月蝿いのに、いざという時は銘々テメェの保身しか考えていない某島国のお偉方とは大違いであるε-( ̄ヘ ̄)


 で、その「カウンターステア」と「粋」が見事なハーモニーを奏でたのが、他ならぬオバマが勝利した今年のアメリカ大統領選挙である。コレ見て思ったのが「やっぱ"踏む(オバマという若い黒人をトップに立てるという未知度)も八卦、踏まぬ(マケインというベタな高齢の白人だけど無難な選択)も八卦"って場面になると、危機(経済、環境、戦争の後片付け等)があってもアメリカ人は躊躇うことなく全開でアクセル踏むんだなぁ〜( ̄ロ ̄ )やっぱアメリカ人は粋だねぇ〜〜( ̄ー ̄)b」って点である。所謂「フロンティア精神」ちゅーか何ちゅーか、こーゆー「チャレンジ上等、リスク上等」って精神が残っている限りは、乱高下はあろうともアメリカの優位性は崩れないだろうとワタクシは予言する。


 で、小耳に挟んだ話、投票率は何と66%→選挙権持ってるアメリカ人の3人に2人は投票したっちゅーワケである。あの「伝説の一戦」とも言える1960年のリチャード・ニクソンvsジョン・F・ケネディのモロガチ同士の対決の投票率が61%だったのだから、もうネタは古いが「どんだけ〜」って話である(笑)蛇足であるが、投票率のワースト1は1984年のレーガンvsモンデールの「戦うまでもなく、モンデール\(^o^)/オワタ」対決の(実際525:13、勝ったのは50州中1州だけっちゅー「モンデール(´・ω・)テラカワイソス」な結果だった^_^;)49%と、ワースト2は1996年のクリントンvsドールの「どっち選んでも\(^o^)/オワテル」対決の51%である(爆)果たして、コレぐらいの政治に対する関心を某島国の人たちに植え付けるために、どれだけの量のアメリカ人の爪の垢が必要なのか、数えようとしたが天文学的な数値になる事請け合いナシなので止めておくとしよう(核爆)


 ちゅーワケで、件のルイス・ハミルトンに関する一連の報道について、ハミルトン自身&マクラーレン関係者が「だ・か・ら、肌の色についての話はもう振るなっちゅーの!!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆」ってキレたくなる気持ちも分からんでもない。アメリカのソレを見れば分かるように(ハミルトンがデビューした当時から、オバマ出馬云々の噂があった)各論云々以前に「総論そのものが時代錯誤だから」である。にも関わらず、アロンソ在籍時には「マクラーレンはイギリスのチームで、アロンソはスペイン人だから云々」ってスペインのメディアに書かれる始末である。コレは百歩譲って・・・・

            ヽ           ´     /   . . /:::| : : : : :l : : :            ミ川川川彡
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      /-/: :/: :l / |:| x―、レ::::: ィ:ヘ: ::/ : : :::::: :/l:|   ヽ: : :|  tz弋T又 、: ::|: : :三   ャ   は  三
     / ´ /: : : l 'フ|/  l |  ヽ_/,ヘ´ : : ::∨ : ::::::::::: { j i七ヽ ヽ: ::l  1::::::\:|冫: : ::|:: :三   グ      三
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               !||    ,l    \.     ´     l : ::::| ::|       j:::://  /: : : /: :三   !?    三
                ´_ ィ匕  -― // ̄ `ヽ.    | : : :|::/   __, イ /'  /:: : :/7 ヽ彡      ミ
             /  //      !.|   ...::l     | : : :レ ,イ:::/ー '   'フ : : /:/    彡川川川ミ 


・・・・としても、笑えん内容だっちゅー話である┐( -"-)┌こんなメンタリティーだから「EUの劣等生PIGS(ポルトガル、イタリア、ギリシャ、スペインの略)」っちゅー不名誉なレッテル貼られるに至るワケである・・・・・とまぁ、今回はガラにもなくマジ話してしまい、政治属性の無いロンマニアの方には大変退屈だったであろう(笑)が、イラストは今まで通りなので(爆)ネタ切れが故コレで勘弁して欲しい今日この頃であった。