アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CHUNGA’S REVENGE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「賢いと燃ゆることが出来ないですね。燃ゆるためには愚かさが要る」

By 平沢興(元京都大学総長)


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ハッキリ言おう、後方視野は「最悪」の一言に尽きる、と(笑)F1マシンなんかが正にソレであるが、空力&重量の最適化を求めると嫌が応にもケツがデカくなる&ドライバーの視点が低くなるからであろう(^_^;)フツーに走る分には問題無いのであるが、問題は「駐車」である。ワタクシは窓越しに後ろを見てバックする方法は取らず(左後方が完全に死角となってしまうため)ミラーでバックする方法を取るのであるが、そん時にケツが思いっ切りジャマになるのである(爆)ぶっちゃけた話「神様、仏様、ンでもって【バックビューモニター】様」状態だったりする(核爆)


 が、このバックビューモニターにも「雨に弱い」という弱点があったりする(-_-;)簡単な話である、カメラに水滴がかかってしまったら見えるモンも見えない。かと言って【カウンタックのソレ】をやるのもカッコ悪い(笑)ナンテコッタイ/(^o^)\ワタクシ万事休す・・・じゃないんだよなぁ、コレが(爆)実はミラーだけでも駐車は出来たりする。GDB時代に散々バック駐車で痛い思いをしてきたのが今になって活かされたのか、果てはワタクシが邪鬼眼に目覚めたのかは不明であるが(核爆)とにかく出来ちゃうモンは出来ちゃうとしか言いようが無い(^_^;)


 で、よくよく考えてみたら「後方視野が悪い」「車幅がデカい」「超扁平タイヤ(255/40ZRF20インチ)でステアリングを取られやすい」とGDB時代より悪条件なのにも関わらず、運転の妨げには全然なっていないっちゅーのがワタクシの素直な感想だったりする。てゆーか、ぶっちゃけた話GDBよりも断然乗りやすい(笑)たかがクラッチペダルが無いだけで・・・・

            |
        \  __  /
        _ (m) _ピコーン
           |ミ|
        /  .`´  \
          ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
         (・∀・∩< そうか!元凶はクラッチペダルだったんだ!!
         (つ  丿 \___________________
         ⊂_ ノ
           (_)


ギャグみたいな話だが、ギャグじゃ無いのである( ̄_ ̄;)GDB→R35に変わって半年、分かった事の一つが「3年間乗り続けていたにも関わらず、如何にワタクシが3ペダルMTに集中力を奪われていたか」って事である。よーするに、今まで「自然にやってきた」つもりだったシフトチェンジ&クラッチ繋ぎって、実は全部「考えながら」やっていたっちゅーオチである。R35(GR6DCT)になってクラッチペダル&ソレに伴うエンストから開放された途端、今まで左手&左足に割いていたソレを純粋に運転に回す事ができた→結果、運転がより安全になったちゅー話である(;^_^A)


 一般公道でコレじゃ、サーキットじゃ持たなくて当然である。公道以上に素早く正確にやらなきゃいけない上、ソコに特殊なテクニック諸々が入ってくるから、より多くのメモリを裂かなきゃならない。しかも同時に「ラインを読む」とか「タイヤのグリップを見極める」とか「他者(車)と同調させる」といった行為が加わってくるワケである。GDBを失ってしまった事は確かに悲しいが、長い目で見てみれば「何時かは起こる事に対し、クルマを失っただけで済んだ」ってある意味一番良い終わり方だったかも知れないのである。万が一にも他人を巻き込んだら、ワタクシはもう二度とクルマに乗らないつもりだったからである。


 で、今後の方針としては「出来ないのなら、やらなきゃいい」だったりする(笑)とは言っても3ペダルMTを捨てたワケでは無い。逆に言えば「出来るようになったら、またやればいい」ちゅー話である。詳しくは【去年のブログ】にあるが、よーするにワタクシの場合、他の人達が感覚的に分かる事まで考えて走らにゃいかんのであるが、訓練すれば考える時間&必要メモリ量は減らせるっちゅー話である。で、他ならぬ「ミッション操作」が最もメモリを喰っているワケであるから、ソレを一旦止めてしまえば、その分を他のプロセスに集中&ワタクシ自身をバージョンアップさせて処理速度を高めるのである。


 ンで、ライン読みやブレーキングやコーナリングや他者との遣り取りに対する脳ミソの処理速度&メモリ負荷が改善されて、3ペダルMTを処理するだけの余裕が出来たなら、その時にまた3ペダルMTのクルマで走ればいい。前にも言ったと思うが、モータースポーツってヤツはリスクが大きい&他者を巻き込む可能性があるから、安易に精神論で何とかなるモンじゃない。某ハンマー投げの金メダリストではないが「苦しいと思った時点で、練習は成り立たなくなる」っちゅー話である。んで「感じられず考える事しか出来ないんだったら一体どうするのか?」と問われたら、ワタクシの答えは「考えられるように感覚を数値化すればいい」である。ソコで【マルチファンクションメーター】の出番である:

まずは1番パネルごと「走行中スペシャル」である(笑)自分で走る時に「どの位まで踏めているか」「どのぐらい離せばいいのか」を客観的に見るのが目的である。よーするにコーナリング時の「フルブレーキ→ブレーキを残してクリッピングポイントまで」ってトコで「あの〜(;´∀`)残すって具体的にどの位なんでしょうか?」が今まで"感じ"難かった部分であるが(爆)ソレを数値化してみようちゅーワケである


2番目パネルごと「走行前後スペシャル」である(笑)水温や油(エンジン&ミッション)温や油圧、ソレに加えガソリン量まで数値化できる。特にガソリン量のメーターは国際基準のソレ→国産車みたいにわざと曖昧にしているソレじゃなく、キッチリ正確に映るソレなので、上手く計算できれば燃料ギリギリの一番軽い状態で確実にアタックできるちゅー話である(爆)


3番目パネルごと「街乗りスペシャル」である(笑)コレは完全に街乗り用で、よーするに「如何にガソリンを使わないか」を燃費をリアルタイムで写す&燃料噴射量をチェックしつつ、地球とワタクシのサイフを労わるためのパネルである(爆)


4番目パネルごと「同乗走行スペシャル」である(笑)よーするに同乗走行でプロドライバーに乗ってもらった時に、プロのテクニックを数値化してしまおうちゅー作戦である。プロドライバーは限界ギリギリまで踏んでくる上、ムダな事はやらない。つまり、コレを使えば限界コントロール時の踏み方&限界時の最大G&ステアリングの最小舵角&ついでにアテーサE−TSの効き方を「感覚」ではなく「概念」として捉える事が出来る→ワタクシのソレと比較する事により、ワタクシの不足をも「感覚」としてでなく「概念」として残そうっちゅー作戦である。


 無論、数値が全てってワケではない。が、ワタクシのトチ狂った感覚よりかは遥かに正確であることは間違いない(笑)むしろ「数値⇔感覚」って相互フィードバックする事により、己の感覚を訓練するツールにもなりうる。F1なんかが正にソレであるが、シミュレーターやら空力の計算ソフトが如何に進化しても、最後の最後でモノを言うのは他ならぬ「走行中のドライバー自身の感覚」に他ならないからである。問題はワタクシが3ペダルMTに戻りたいと思った頃に、ソレに見合った車種があるかどうかだが(爆)ソレより何より「まず走ってナンボ。考えるのはソレから」な今日この頃であった。