アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

JOE’S GARAGE ACT II&III

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「全ての人は世界を変えたいと思っているが、自分を変えようとは思っていない」

By レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 四大ファミコン雑誌。こう言われた時点でその4誌の名がスラスラ出てきたら、貴方は疑いのない真性のロンマニアである(笑)で、今の若いロンマニアの方は知らない(てゆーか、年配のロンマニアの方でもスラスラ言えるかどうか^_^;)であろうが、80年代後半から90年代前半のファミコンスーパーファミコン全盛期の頃に、互いにしのぎを削り合っていたファミリーコンピューターMagazine(以後ファミマガ)、ファミコン必勝本(以後必本)、ファミコン通信(以後ファミ通)、マル勝ファミコン(以後マル勝)の四誌の事である。ネタ探しにネットサーフィンしていたら、あまりの懐かしさに思わず書いてしまったっちゅー話である(爆)


 今でこそ任天堂Wiiが1500万台、Xbox360が1100万台、PS3が500万台と三つ巴で、互いに決定打を持たないカオスなゲーム業界であるが、あの時代は「ファミコン」がテレビゲームの固有名詞になるぐらいの圧倒的シェアを誇っていたのである。当然、カネのなる木に飛びつかないメディアは無いワケであり、ソレこそ有象無象のファミコン専門誌が増刊され、生き残ったのがこの四誌だったっちゅー話である。今考えると、あの時代のファミコン雑誌は冗談抜きで凄かったと思うのである。多分、分かる人にしか分からんだろうと思うが「四誌がソレとハッキリ分かるほどの個性を持っていた」ちゅー点である。そりゃアレだけの弱肉強食の世界を生き残ってきたのだから、内容も個性もハンパじゃないのは容易に想像が付く。


 当時は何でもアリだったというか、今のソレが気概が無いっちゅーか、上記四誌とも「自分のスタンスを明確に示していた」ちゅートコがキモなのである。スポンサー云々が絡んでいるのか知らんのだが、今じゃどの雑誌読んでも内容は似たり寄ったりで、ワタクシなんかはもう乗ってるイラストで決めていたりするのであるが(笑)あの時代は「任天堂公認&攻略記事を売りにしていたファミマガ」「知る人のみぞ知る"ウィザードリィ"シリーズを徹底的にプッシュし日本に定着化させた必本」「情報の速さとクロスレビューが自慢のファミ通」「田島昭宇を生み出したマル勝」ってな具合に、四誌とも「コレだけは誰にも負けない!」って得意分野があり、お陰でワタクシの青春の大半はこの四誌全てを読む事に費やされるハメになったほどである(爆)


 が、ソニープレイステーション(以後PS)がキャスティングボードを握るようになると、まるで運命共同体の如くファミ通を残して全滅したワケである。でもって、インターネットやケータイサイトが普及する→益々持って紙媒体の重要性が低下しているのであるから、そりゃ時代の流れだとしか言いようが無い。てゆーか、内容は何であれ、ファミコン全盛期→PS全盛期→現在のカオス時代の三時代と、インターネット全盛期の今になっても尚生き残り続けているファミ通が凄いと言うか何ちゅーか(^_^;)でも、何時の間にかワタクシも今じゃ面白そうな記事がある場合のみその雑誌を購入する程度であり、何時の間にか毎週のように読んでいたファミ通読まなくなっていたりする(笑)


 が、ココで「昔は良かった、今は・・・」って言ってたんじゃ、ホントにただのオッサンになってしまうワケであり、流石にソレだけは「永遠の17歳」たるワタクシの本能がソレを許さなかったりする(笑)ワタクシはあの時代のゲームバランスもへったくれも無い地雷的ソフト満載の80年代後半のゲームでも、現在のフルボイス萌え系ギャルゲーであろうとも、その作品&その時代の良さを見つけて楽しむ自信がある(爆)まぁこんなのはワタクシぐらいだろうと思うが、要するに「過去は過去、未来は未来。性能が良くて、コストパフォーマンスに優れていて、面白ければ何でもアリ」って割り切れちゃうのである。例えばコレ、以前ネタにした電動スポーツカーの【テスラ・ロードスター】である:

恐らく多くのクルマ好きが「つまらん!!」って言って一蹴してしまいそうなソレである(笑)モーターの回転音とロードノイズしか聞こえない感動の薄い車内、ハイとローとバックしかない退屈なトランスミッション、乗りこなす楽しみが無い電動モーター(モーターは性質上電気が入った瞬間から最大トルクになるため)のソレなど、ツッコミ所満載であるであろう(爆)


 が、ワタクシとしては「R35の次のR36がハイブリッドスーパーカーで、更にはR37が電動スーパーカーだったとしても、全然余裕で楽しめる」と言っておこう(笑)アスペ故かは不明であるが、何ちゅーか「感動」までも客観視するクセが付いてしまっているのである(-_-;)つまり「ハイブリッドや電動の方が優れていて、コストパフォーマンスが良いのであれば、ガソリンエンジン固執する事無くソレを選ぶ。知りたい事は無限にあっても、時間も脳ミソも肉体も有限だから、知れるだけ知りたい」ってな感じである。昔は「手段としての知識」が、今じゃ「目的としての知識」と化してしまっていることに、我ながら首を傾げざるを得ない今日この頃であった。